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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

勝山のなごやに唐揚げを食べに行く

先日、鯖江の「なごや」さんで味噌カツなる

「名古屋めし」を満喫させていただき、

それはそれで満足していたのだが、

妙に気になるメニューが

他の方が食していた「唐揚げ定食」だった。

 

何だかボリューム満点で、

やたらめったら美味そうなのである。

 

その時知ったのは、

この「なごや」というお店は、

どうやら勝山に本店があるということだ。

 

ああ、あそこか、

とピンときたのは、

以前に自転車で福井市内から勝山、大野と回ったことがあり、

勝山のバイパス沿いで「きしめん」の看板を見かけていたことで、

「へえ、福井にもきしめんがあるんだ」

そんな思いで立ち寄ってみたのだが、

その時は準備中だったもので、

その後伺うことはなかった。

 

理由は簡単で勝山や大野に行くことは多々あれど、

それぞれ別の道を通るもので、

そのお店の前を通る機会が皆無だったからだ。

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ところが先日、岐阜の長滝白山神社を訪ねた帰り道、

いつもなら大野側から福井を目指せば158号線を下るもので、

勝山を通ることはないのだけど、

たまたまその時は平泉寺白山神社に寄ったこともあり、

「ああ、ここであったか」

と「なごや」さんを見かけて思ったのだ。

 

その時は車だったもので、

「ああ、勝山城博物館のすぐ近くなんだな」

と思い、

「ああ、勝山大仏ってすぐそこなんだよな」

などと考えてしまったのが、

すべての間違いの始まりだったのだが、

まあ、何せ、その時からずっと勝山の「なごや」で唐揚げを食べよう、

と考えていたのだった。

 

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福井市内は春を思わせる陽気から一転、

まさに「冬」って感じの一週間であったが、

この日の福井市内はとりあえず晴れていた。

 

えちぜん鉄道福井駅の窓口で一日フリーきっぷを買い求め、

11時25分発勝山行きの電車に乗り込む。

1両編成の電車がやたらめったら混んでいたのは、

たぶん大阪を9時12分に出るサンダーバード11号のお客さんを受けているからと思われ、

いつも以上に関西弁の割合が高いような気がした。

 

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別に盗み聞きをするつもりはないけれど、

中津だの十三だの淡路だの、

そんな地名が聞こえてくれば妙に気になってしまう。

 

電車が出発すると、

僕の向かいに座っていた女性が

「何か四国の電車みたいやなあ」と言った。

うーむ、琴電かな、伊予鉄かな、

そんなことを考えているうちに電車は淡々と進む。

 

僕の隣に座っていた女性が車内の広告を見て

「レンタサイクル50円って何よ」

と素っ頓狂な声を出した。

ふふふ、安いでしょ、と言いそうになったが

変人と思われても弱るので余計なことは言わぬ。

何せ僕はそのレンタサイクルを使うつもりでいた。

 

ところが、永平寺口駅を過ぎたあたりから、

天気こそいいものの、

周辺は本格的な雪景色に変わり始めた。

 

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ちょうど12時すぎだったか、

何だか車内に磯の香りが漂い始めた。

僕の周辺にいた関西弁の奥様方が、

一斉におにぎりを食べ始めたのだ。

 

ぐーと腹が鳴る。

 

小舟渡駅を過ぎ、

アテンダントさんが「日本の鉄道車窓100選に〜」と案内しはじめると、

皆が一斉に進行方向左手の車窓に目が向く。

 

僕も何回通っても見飽きない景色が続くのだが、

関西弁の奥様方は

「恐竜博物館って遠いんやなあ」との一言を残し、

おにぎりを食べ続けながら会話に夢中である。

 

電車は勝山駅に着いた。

 

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最初は自転車を借りるつもりであったが、

想像以上に雪が多い。

僕は人生の半分以上は雪国で暮らしているが、

雪道を自転車に乗る勇気はない。

 

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電車に乗ってきたほとんどのお客さんが

恐竜博物館へ向かうバスに乗り込むのを見送って、

僕は勝山の市街地へと向かって歩き始めた。

そして、すぐに後悔した。

 

勝山の市街地を、

九頭竜川を挟んだ対岸から眺めると、

幾つか目立つ建物がある。

左手の奥の方に恐竜博物館、勝山総合病院、

右手奥の方に越前大仏の大仏殿と五重塔

勝山城博物館、そしてJAのカントリーエレベーターだ。

 

先日は車で通ったもので、

あんまり深く考えていなかったが、

大仏殿と勝山城が想像以上に離れている。

「。。。」

 

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九頭竜川を渡って右折。

ただひたすら歩く。

歩くこと45分でようやく勝山城博物館。

城の前がパチンコ屋ってのもある意味シュールな光景であるような。

 

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僕はカントリーエレベーターと勝山城博物館の間に

目指すお店があると思っていたが、

実際にはカントリーエレベーターの先だった。

こんな所を歩く方もいないようで、

歩道はもはや歩道ではない。

 

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ヘロヘロになりつつ「なごや」さんに到着。

 

店の前には車は少なけれど、

店内は予想外に、なんて言えば失礼だけど、

それなりに賑わっていた。

 

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めちゃくちゃ愛想のいいおばちゃんに「唐揚げ定食」を注文して、

しばし店内を眺めていたら、

ほとんどのお客さんが僕が入ってきた

バイパスに面した正面からではなく、

駐車場側にある勝手口みたいなドアから出入りしている。

 

ほどなくして「唐揚げ定食」登場。

 

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福井の唐揚げは「大きめ、且つカリカリ」なのが多いのだが、

「なごや」さんの唐揚げは

「小粒且つしっとり」てな感じ、

で、下味濃いめ。

 

あ、どことなく懐かしいような、

 

うめーッ!!!

 

白飯がわさわさ進む。

ああ、シアワセ。

1時間近く歩いた価値があったわい。

 

この店のおばちゃんたちがまた非常に感じ良く、

今度は「名古屋めし」を頂きにこよう、と思う。

ごちそうさまでした。

 

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バイパスの歩道が恐ろしく歩き辛かったもので、

帰路は集落の道を歩いたが、

行きは唐揚げのことばかり考えていたからそんな遠いと感じなかったものの、

改めて眺めると勝山駅はとんでもなく遠い。

 

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バス停があったが本数は少なく30分後。

さらにヘロヘロになりつつ歩いたら、

勝山駅の手前でそのバスが追い抜いていった。

「・・・」

 

さんざん歩いたし、

風呂に入りたくなるのは当然のことだった。

電車を乗り継いで僕は三国まで行った。

 

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三国温泉ゆあぽーとはお気に入りの温泉で、

たびだびお邪魔してるが、

今回は初めて海に向かって左側の湯だった。

 

右側の湯は海に向かって

シャワーが並んでいるんだけど、

左側の湯は浴槽が海に面しており、

何だか新鮮な感じがする。

 

きゅいっとビールを飲む。

最近の「三国温泉ゆあぽーと」は、

確実にツマミのレベルがアップしてきてるのが嬉しい。

 

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三国温泉ゆあぽーとを出たら、

同じタイミングで出た若者たちが

「あー、すげー!」と声を上げた。

 

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僕らが当たり前に見ている光景が、

よそから来た方には「感動」にかわる。

 

是非、福井で観光業に携わている方には気づいて欲しい。

福井って、「何もない」じゃなく、

とてつもなく魅力にあふれてるってことを。

 

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