昼食を終えてかずら橋へ向かう。
かずら橋と言えば四国の山中にある
「祖谷のかずら橋」を思い出すが
ここ池田町にもあるらしい。
駐車場から少し歩くと 「かずら橋」が姿を見せる。
料金は300円。
小屋のおじさんが
「なんべん渡ってもらってもいいですからね」と 言ってくれる。
ちなみに夫は 「祖谷のかずら橋」にも行ったことがあるらしく、
「向こうは一方通行で一回きりだったのに太っ腹だ」と 妙な感心をしている。
全長44メートル、高さは12メートル。
足を踏み出す。
踏み板のスキマが予想以上にあって、 意外とというか 本当に怖い。
意外といえば夫は 淡々と渡って行き、
悪ガキのように橋をゆらしたりする。
帰り道、須波阿須疑神社に立ち寄った。
ここにある稲荷の大杉はパワースポットであるらしいが、
予想外の(といっても数分ほど)山道を歩く。
パワースポットに興味のない夫は
「何のパワースポットだよ」 とぶつぶつ言い始める
高さ40メートル、周囲10メートル。
ぶつぶつ文句を言っていた夫も何かを感じたのか、
大杉を見上げ、目を閉じている。
わたしも目を閉じる。
深い森の中を、 通り過ぎる風の音が聴こえる。
帰宅するなり夫はパチンコに出かけた。
久々に勝ったらしく、 夜は焼き肉をごちそうしてくれた。