北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

福鉄電車でお花見へ

DSC02365.jpg

週末の天気予報はずっと「雨」だったのに、

目覚めたら曇り空だった土曜の朝。

テレビをつけたら福井も桜が咲き出した、

なんて言っている。

 

我が家が寒いからか、

フトコロが寒いからか

さっぱり気づかずにいたが、

ちゃんと春は来ていたようだ。

 

布団の中でツムツムやってた相方に、

「なあ、花見でも行かね?」

と声を掛ければ

「うん行く」と反応が良い。

 

駅までの道中も桜は咲いていた。

いったいいつの間に、

そんな気がする。

 

DSC02359.jpg 

 

ただ、桜ってのは

曇り空の下では映えないなー、

なんてことを考えたりもした。

 

さて、週末は福井鉄道が500円で乗り放題になる。

せっかくなので電車に乗って

鯖江の西山公園を目指すことにした。

 

福井駅前〜西鯖江の普通運賃は370円、

田原町〜越前武生を全線乗り通せば400円であるから

格安である。

 

駅前の電停に行くとオレンジ色のFUKURAMがやってきた。

福井鉄道が五十数年ぶりに自社発注して

2年前から運行を開始した車両だ。

DSC02360.jpg

あえて失礼な言い方をすれば、

野暮ったい商店街の町並みがこの車両が現れるだけで、

パッと華やいで見えるし、

鉄道に興味がなさそうな方でも、

「おっ、FUKURAM来た」みたいな感じで

スマホを向けたりしている。

 

一見、富山のポートラムセントラムや、

高岡・射水のアイトラムと単に色違いに思えるが、

あちらは2車体連接なのに対し

FUKURAMは3車体連接であるから迫力もある。

 

ラッキー♪と思ったが田原町行きであり、

私達が向かう方角とは違う。

どうせフリー券を買うなら乗ってもいいのだが、

相方は残念ながら電車に興味がないもので

泣く泣くFUKURAMを見送った。

 

せめてレトロな200系でも来ないかと思っていたが、

やって来たのは最も多く走っている

名鉄路面電車であった。

個人的にはあまり面白くない。

福井鉄道に乗ること自体が初めての相方は喜んでいたが。

 DSC02364.jpg

さて、福井鉄道の運転士は忙しい。

この福井駅前電停は本線からちょろりと伸びた

「ヒゲ線」上にあり行き止まりとなっているもので、

運転士は前後の運転席を入れ替わる。

 

出発してそのまま西の武生に向かえばいいのに

線路は東の田原町にしか向いていないもので、

いったん市役所前駅に入り、

再び向きを変えてようやく西へ向かう。

 

私が運転士なら

「あれ、田原町だっけ?武生だっけ?」と混乱しそうだ。

 

信号待ちの間を利用して、

運転士からフリーきっぷを買おうと思った。

すると「まもなく出発しますので後でお願いします」と言われる。

 

運賃は後払いだし、何の問題もないのだが、

きっぷを持っていないと無賃乗車をしているみたいで

落ち着かない(笑)

落ち着かないから列車の交換待ちで再び買いに行ったのだが、

やはり「後でお願いします」と言われてしまう。

 

車内はそこそこ賑わっている。

私達の隣にも、爺ちゃんと孫らしき2人組。

木田四ツ辻を過ぎたあたりでドイツ製の路面電車とすれ違う。

孫が「おおっ!」と声をあげてカメラを向ける。

 

その先で青いFUKURAMとすれ違った。

2月に運転を開始した最新型だ。

爺ちゃんが「すれ違う奴ばっかりええ列車や」と言う。

まさに私もそう思う。

 

さて、福井鉄道の田原町〜木田四ツ辻駅間は

線路が道路上に敷設された「併用軌道」であるが、

この先は専用軌道となる。

 

急に走りが元気になるのが楽しく、

いつ乗ってもわくわくする瞬間であるが

相方は早くも退屈になってきたのか

スマホをいじりだした。

DSC02375.jpg

そのうち私も退屈になってきた。

この元名鉄路面電車はいわゆるロングシートで、

景色を眺めるにも不向きだ。

 

すいていれば思い切り身体をひねって車窓を楽しめるが、

「ありがたいこと」にお客さんがそこそこ乗っている。

そんな訳でいい年したオッサン(私の事)が

一人ではしゃいでいる訳にはいかない。

 

45分ほどかけて電車は西鯖江に着いた。

ここには駅員がいるもので、

結局電車を降りてからフリーきっぷを買った。

 

西山公園に向かう。

私には満開の桜に見えた。

露店も出ており、賑わっている。

DSC02382.jpg

「やっぱさ、花見、つうたらビールだよな」

私はごくごく「あたりまえ」のことを言った。

 

「今日は飲まさない」

相方はいつになく決意に満ちた表情で言った。

 

さらに、

「絶対に」

と付け加えた。

 

 

 

hokuhai.hatenadiary.jp

 

広告