北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

アシアナ航空127便

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友人夫妻が年末をタイで過ごす、

そんな話を聞いた相方が

「行きたい」と言い始めたのが10月のこと。

 

年末年始に出かけるなんて混んでて嫌だ、

ましてチケットも高いし、

私は言ったが相方は譲らず結局折れた。

さて、どうやって行くか。

 

互いの休みを考慮して、

12月30日から1月4日に出かけることになった。

問題は何処から行くかだ。

福井に住んでいると

空港に行くまでも一苦労であったりする。

 

常識的に考えれば関空となるのだろうが、

ここ数年のJRはちょっとした雪でもさらっと運休したりする。

年末なんてどんな寒波が来るかも分からない。

そんな訳で関空はパスしたかった。

 

となれば小松空港であるが、

どうにもこうにもいい便が見つからない。

羽田を経由して、なんてことも考えたが

ぶったまげるほどの価格設定である。

 

「もうやめよう、近場の温泉にしよう」

私はそう言って「じゃらん」のサイトを開いたが、

こちらも年末年始は恐ろしいばかりの価格設定である。

寝正月、そんな言葉が頭をよぎった。

 

そうこうしてるうちに見つけたのが

富山空港発である。

仁川国際空港経由のアシアナ便。

他と比べても値段も格安。

私は早速予約ボタンをクリックした。

 

こうして友人夫妻とタイで落ちあい、

年越しをすることになった、

 

はずだった。

 

11月下旬、

友人夫妻はどうしても都合が悪くなり、

キャンセルすることになったと言う。

「・・・・」

 

そんな訳で特に目的もないまま

タイに出かけることになった。

 

 

 

 

福井から高速で2時間少々、

富山空港に到着する。

無料の大駐車場がありがたい。

しかし「富山きときと空港」という

愛称にはさっぱりセンスを感じない(笑)

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11時40分、搭乗開始。

富山空港は日本で唯一河川敷に設けられた空港で、

地理的な制約もあって誘導路が存在しない。

そんな訳で航空機はエプロンを離れると

いきなり滑走路に入り、端までのろのろと進み

Uターンしてから離陸する。

 

アシアナ航空航空127便のこの日の使用機材はA320-200。

エコノミーは3−3のシート配列で、

ほぼ2人ずつ座っている程度。

仁川までの所要時間は約2時間。

早々に機内食が配られた。

ビールを飲んで目を閉じれば

最近何かと話題のお隣の国へ到着。

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ナッツリターン問題で揺れる会社の飛行機がズラリと並んでいる。

さて、この場での乗り継ぎが4時間あった。

仁川国際空港では乗り継ぎ客のために無料のツアーなども

あったがあまりにも中途半端な時間である。

 

相方は出国したかったようであるが、

結局空港で過ごすことにした。

Wi-Fiもあるし、コンセントも各所にある。

マッサージチェアやごろ寝できるスペースもあり、

いたって快適だ。

乗り継ぐのはバンコク行きの761便で18時20分発。

バンコク到着は22時10分。

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しかし出発は30分遅れるらしい。

私はにわかに不安を感じ始めていた。

「まずいな」私は言った。

「何が?」相方がきょとんとした顔で私を見る。

「タイは0時を過ぎると酒を売ってくれない」

「馬鹿じゃない」

相方は呆れたように言ってツムツムを始めた。

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