北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

福井〜敦賀 路線バス乗り継ぎの旅4 敦賀市コミュニティバス・東浦線

10時20分、私は敦賀市にある大比田という集落に到達した。

思わず8号線まで出そうになり、

いやバスならこの集落を通るはずだと思いあたりを見渡す。

 

鉄道の「線路」のような目印がないもので

バス停を探すという行為は一苦労だ。

交番があったので尋ねようと思ったら先にバス停が見えた。

河野からの所要時間は1時間40分ほどか。

 

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ほどなくして「元比田」ゆきのバスがやって来た。

始発から乗ってみたかったが、

これ以上歩く気になれない。

 

小さな商店の前の小屋に「福鉄バス乗車券販売所」との看板があり、

古い時刻表も掲げたままになっていた。

以前はそこそこの本数があったようだ。

 

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集落は静まり返っており、

車の一台も通らない。

出発時刻直前になって婦人がひとり現れた。

私の顔を見て不思議そうな気がする。

不審者と思われたかもしれない。

 

 

 

10時42分、敦賀駅前行きのバスがやって来た。

 

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運賃は200円均一であり、

不要となった

運賃表示器に「運賃200円」と貼り紙をしてある。

途中からの乗車も旺盛で、車内は賑やかだ。

そして聞こえてくる言葉はあきらかに「関西」のイントネーションだ。

 

ただ土地柄なのか、

この地で耳にする関西弁は「穏やか」な感じがする。

 

敦賀湾を眺めながらバスは淡々と走る。

右手にフェリーターミナルが見え、

正面に火力発電所が見えてくると市街地は近い。

トンネルを2本くぐれば突然町並みが広がる。

 

白銀町で私以外の乗客は全員降りて、

最後の敦賀駅までの一区間は貸し切りとなった。

11時10分、敦賀駅に到着。

30分もバスに乗って運賃200円とはありがたい。

 

しかしながらフェリー乗り場行きのバスは350円との表示がある。

まともに福井鉄道がバスを運行していたら

いったい運賃は幾らだったのかと恐ろしくもなる。

 

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さて、実はこの先もバスを乗り継いで

滋賀県余呉まで抜ける予定であった。

しかし私は大いなるミスをしていたことに気づく、、、