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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

おおさか東線

大阪

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新疋田を12時33分に出発した新快速電車はすいていた。

 

しかし長いトンネルを抜けて滋賀県に入り、

近江塩津に着くと車内の様子は一変した。

山中の駅にも関わらずそこそこ乗り込んでくる。

ここは北陸線湖西線の分岐駅であり、この列車は湖西線に入る。

 

日中に敦賀から米原方面に普通列車で移動すると、

この地で25分の待ち時間が生ずる。

時刻表を眺めても「どうして接続しないのだろう」と考える。

新快速の敦賀延伸時から謎であったが、

実際に乗ってみるとなるほどと思う。

 

滋賀県内の湖北地区の流動を重視したダイヤになっているのだ。

長浜方面からやってきた近江塩津行きの新快速は34分着、

湖西線に向かう新快速の出発時刻が40分発、

それも同一ホームで乗り換えができるようになっている。

 

逆方面も湖西線経由の敦賀行が01分発であるから00分頃着くと思われ、

05分発の長浜方面の新快速に連絡している。

いやはや、なかなか見事なダイヤではないかと関心する。

 

近江今津駅に到着。

この地で前に8両連結して12両編成となる。

前の8両は始発であるから、

この駅から乗車する際わざわざ敦賀から来る4両を待つ理由などないように

思ったりもしたが実際は何人か待っていた。

 

すると安曇川から先は立ち客も出る盛況ぶりだ。

滋賀県内の流動の多さに驚く。

 

大阪駅には定刻の14時28分に到着した。

待ち合わせの時間まではまだ少し時間がある。

私はまだ未乗であった「おおさか東線」制覇をすることにした。

 

おおさか東線は貨物線を旅客化したもので、

平成20年に放出〜久宝寺間が開通している。

ただこれは一部区間で平成30年に新大阪〜放出が開業予定だ。

 

環状線で京橋に向かって学園都市線で2駅、

放出(はなてん)駅に降り立つ。

向かいに止まっていた黄緑色の電車に乗り込む。

201系という古い車両だが車内はリニューアルされて美しい。

 

後続の学研都市線快速列車と接続をとって出発する。

しかしこの電車も気の毒なほど空いていた。

私は先頭車両にいたが5人しかいない。

立派な新線なのにもったいなく感じる。

 

高架線であるから眺めはよい。

遠くに大阪のビル群が見える。

そして徐々に違和感を感じてきた。

何だろう、この違和感は、

さらに何処かで似たような感覚を味わったことがある。。。

 

違和感の正体はほどなく判明した。

ビルが近づかないのだ。

本来の鉄道なら町に向かって(または逆)に敷設されるであろうから、

延々とビルに近づかないというのが新鮮だ。

私はすっかり楽しくなってきた。

 

さらに私は名古屋の外環を走る「城北線」を思い出していた。

おおさか東線は貨物線を利用して旅客化したが、

城北線も元は貨物線として計画されていたものが旅客化されたはずだ。

あちらも都市部の外環を走りビルが近づかない。

 

大都市の外環部に敷設された立派な高架橋を

単行列車が行き来する光景はユーモラスで、

さらに非電化であるものだから架線柱もなく、空が広く感じる。

私のお気に入りの鉄道で、ついつい名古屋に行くと無駄に足を伸ばしてしまう。

 

城北線の景色を思い出しながら、

私はおおさか東線の車窓にも満足していた。

街なかのJR乗りつぶしなど面白くも何ともないはずであったが、

わざわざ足を運んだ甲斐があるというものだ。

15分ほどで列車は久宝寺に着いた。

 

先頭車両の乗客は私を含め3人だった。

 

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