北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

北陸新幹線開業後の福井駅前点描

とある切符を買うために福井駅に出かけた。

3月15日、空が青い。

 

福井駅西口では長らく放置状態だった

新幹線高架橋に変化が出てきている。

 

DSC05713.jpg

 

福井県のホームページによると、

この新幹線高架上にえちぜん鉄道仮線を敷設、

えちぜん鉄道を高架化、

新幹線開業、となるとのこと。

 

しかしこの新幹線高架、

私には1面2線の島式ホーム分の幅しかないような気がする、、、

日本で最もコンパクトな新幹線駅舎になるのだろうか。

謎だ。。。。

 

DSC05733.jpg

 

コンコースには恐竜が出現していた。

 

DSC05714.jpg

 

(数日後に確認すると撤去されていました。。。)

富山と札幌の文字が消え、金沢ばかりになった時刻表。

つい数年前までは函館・青森・新潟・上野・立山宇奈月温泉なんて行き先もあったのだ。

この時刻表からは「旅情」が消えた。

まったくもって「くだらない」

 

DSC05716.jpg

 

東口には恐竜モニュメントが登場し、

駅舎にも恐竜が描かれた。

とりあえず福井は徹底して「恐竜」をアピールするようだ。

 

DSC05727.jpg

DSC05729.jpg 

DSC05731.jpg

駅前の商店街では丼のイベントをやっていたが、

いつになく賑わっているような気がした。

 

DSC05719.jpg

 

誰が地元で誰が県外かなどさっぱり分からないが、

この1年以上福井駅周辺をうろついてきて、

最も人出が多かったような気がする。

多少は新幹線開業効果もあるのかもしれない。

 

DSC05720.jpg

DSC05732.jpg 

それにしてもこの商店街、

たまにイベントをやるのはいいが、

その時は福井鉄道のヒゲ線が運休となる。

 

DSC05721.jpg

 

本線から剃り残しの「ヒゲ」のように、

ちょろりと分岐して福井駅前に至る、

通称「ヒゲ線」

 

安全上の問題もあるのだろうが、

県外客に「ヒゲ線」は意外とインパクトがあるはずだ。

 

最近は路面電車も多くなったが、

今なお大型車両が商店街のどまんなかを走る様子は

見慣れているはずの私もおっとなるし、

鉄道など興味のない相方も

「何あれ、すごい」などと言う。

 

レトロな車両が来た時に

モノクロで写真を撮ってみればよい。

恐らく「昭和」の写真が撮れる。

 DSC00287.jpg

もったいない。

あまりにももったいない。

 

さらに私は今日、

駅前に来たついでに

福井鉄道のフリー券で武生まで行くつもりだった。

休日なら500円で乗り放題だ。

 

しかしこの光景を見て行く気が失せた。

私の中で福井鉄道の魅力の8割くらいは

この「ヒゲ線」にあると思っている。

 

北陸新幹線に乗って、

わざわざ福井に足を運んで、

「ヒゲ線」を行き交う電車を撮る、

なんていう鉄道ファンも少なからずいた筈だ。

 

だいたい福井に住んでる私ですらガッカリしたのだ。

このイベントの罪は大きい。

 

だいたい新幹線が開通したからといって

わざわざ足を伸ばしてくれるような方々は

ほぼ「鉄道が好き」か「興味がある方」の筈だ。

 

そして見知らぬ街に出かけた時、

そこから路面電車などが走っているとホッとする。

バスは一体何処に向かうのかイマイチ分からない。

 

金沢なんて今になってようやく「観光地名」を

バス停に被せてきたが、

以前は本当にさっぱり分からなかった。

ましてや金沢駅から徒歩圏内には意外と見るものもない。

何処へ行くにもバスやタクシーを使うことになる。

 

路線バスは縦横無尽に走っているが、

県外の観光客なら周遊バスを使わざるを得ないだろう。

そしてこの周遊バスは恐ろしく混んでいる(笑)

 

金沢駅には北陸鉄道の電車も乗り入れているが、

とりあえず観光とは無縁と言える。

これに対し福井は地方都市では珍しく

二つのローカル私鉄が生き残っている。

 

北陸新幹線で訪れるお客さんにはこれだけで充分に魅力なのだ。

富山だってそうだ。

あ、今度はあの列車に乗って何処かに行こう、とつながる。

これをうまくやっているのが九州ではないか。

 

鉄道好きな人間の視点から見ると、

金沢(石川県)は残念ながら全く魅力がない。

北陸三県で平成以降もローカル線を廃止し続けているのは

石川県だけだ。

 

福井と富山は違う。

鉄道を大切にしている。

もっとこれを売りにして欲しい。

 

だいたい来年には北海道新幹線が開通するのだ。

一過性の観光客の目などすぐに函館に向かうだろう。

「北陸」より「北海道」のインパクトはあまりにも大きい。

せめてもう5年ほど「北海道」には待って欲しかった、

北陸の人間としてはそう思わざるをえない。

 

まして函館には路面電車があり、

ほぼすべての観光地を網羅している。

新函館〜函館のアクセスも鉄道だから安心感がある。

まして函館駅前には魅力的な市場がある。

 

金沢の近江町市場は魅力的だが、

駅前で宿泊しても香林坊・片町に宿泊しても

歩いて行くにはビミョーに遠く、

タクシーを使うほどでもなく、

バスは何処行きに乗ればいいのか分からない(笑)

 

さらに言うと、

例えば金沢駅からバスで兼六園に向かう

兼六園シャトル」に乗ったとする。

 

すると武蔵が辻ってとこを通り、

「あ、ここに近江町市場があるんだ」と思うだろう。

南町ってところで

「あ、ここに尾山神社があるんだ」と思うだろう。

香林坊ってところで

「あ、ここが金沢の繁華街かな」と思うだろう。

広坂ってところで

「あ、ここに21世紀美術館があるんだ」と思うだろう。

そんでもって

兼六園下なんていうバス停が現れる。

 

こうやって文字で書くと随分と金沢駅から兼六園は遠いような気がする。

だが実は金沢城を一周しているだけなので

兼六園下から近江町市場なんていうのは実はそう遠くない。

いかんせん、バスというのは分かりにくい。

 

新幹線が来たと浮かれているヒマはない。

特に石川県は「北陸新幹線」の客は

「鉄道に興味がある」という感覚を完全に見落としている。

しばらくは一人勝ちだろうが今のうちに

福井・富山と協力しておかないと鉄道好きからは見放される。

 

また長々と脱線してしまった(笑)

 

DSC05725.jpg

 ↑イベント会場にいた佐清さん。怖い(笑)

 

さて、冒頭に戻る。

私は「きっぷ」を買いに来たのだ。

 

この週末、愛知に暮らす友人を訪ねることになっている。

そんな訳で北陸新幹線経由で行くことにした(笑)

乗車券は福井〜東京〜福井の一周だ。

もしかすれば窓口氏は妙な顔をするかもしれない。

 

こんな切符買う奴いるのかなー、なんて思っていたが、

福井駅みどりの窓口では「東京へは一周できます」なんて書いてある。

さらに福井新聞にもすでに一周乗車記が掲載されていた。

 

何とも面白くない。

 

窓口の若い女性は淡々と事務的に乗車券その他を発券した。

 

広告