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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

北陸新幹線「はくたか」の車窓から

一周乗車券 北陸新幹線

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7時22分、

北陸新幹線はくたか554号」は定刻に金沢駅を出発した。

先頭1号車自由席の客は僕を含めて3人だった。

 

東海道新幹線だって「こだま」も東京近辺を除けば空いている。

この「はくたか554号」も終点の東京までで通過するのは

安中榛名本庄早稲田・熊谷の3駅にすぎない。

北陸新幹線の「ほぼ」各駅停車だ。

 

やはりみんな早い方を使うだろうが、

はくたか」と「かがやき」に停車駅の差がありすぎるのも要因だと思う。

さらにこの「はくたか」は長野で後続の「かがやき」に抜かれる訳で、

特急料金が同じなら「はくたか」を選ぶ理由すらなくなってしまう。

 

何だか悲しい。

 

トンネルを抜けるとはやくも富山県に入っていた。

7時30分にはおやべクロスランドのタワーが見え、

7時32分には新高岡の到着放送が流れて減速しはじめ、

7時36分、新高岡駅に到着。

 

金沢〜高岡が15分もかからないのだから、

新幹線というのはやはり「異次元」の乗り物だとは思う。

 

1号車自由席にも3人乗ってきた。

とはいえ6人しかいない。

すぐに出発。

 

7時39分には小杉のアルプラザが見えた。

新高岡を出て3分たっていない。

車ならまだ新高岡駅前の信号にいるだろう。

 

7時41分には旧8号線沿いにある呉羽の日野自動車が見えてきて、

富山の到着放送が流れ、早くも減速。

いくら各駅停車とはいえ、全力で走る暇もない。

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7時45分、富山着。

1号車からは2人降りて、4人乗ってきた。

 

7時46分、富山発。

ここまで進行方向右側の席にいたが、

立山も見えないので左側に移動した。

7時50分には常願寺川を渡っている。

7時51分には8号線の北馬場の交差点が見えた。

 

7時53分にはミラージュランドの観覧車が見え、

早月川を渡って魚津市へ。

滑川市の通過には1分もかからないということか。

7時54分には魚津のアピタが見えて、

7時55分には片貝川を渡っている。

7時56分、黒部宇奈月温泉への到着放送が流れて減速。

 

新高岡から乗った3人のうち2人がデッキへ出て行った。

言葉を聞いている限り、

台湾か中国の方であろうが、

なかなかマニアックな利用をしているとは言えないか(笑)

 

黒部宇奈月温泉駅に到着する際、

ホームにいた人数を数えてみた。

すると35人いた。

 

むろん、ホームドアもあるし、

入線段階でまだベンチに座っている人もいるだろうから、

あくまで見えた頭数にすぎない。

 

ただ、予想外にいたような気はした。

ちょっと安心したが、1号車はガラガラのままだ。

7時59分に黒部宇奈月温泉駅を出発。

 

ガラガラなのは新幹線だけではない。

並行する北陸道もガラガラだ。

まあ、北陸道が渋滞するなど、

雪が降って前を除雪車が走る時くらいしか記憶にない。

 

渋滞だらけの太平洋側の高速道路と違い、

北陸道は年中「高速」で走れる優秀な道です(笑)

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8時1分、黒部川を渡る。

8時3分、小川(そういう名前の川です)を渡ってトンネルへ。

車掌がまわってくるが暇そうである。

 

8時5分には大平川を渡って新潟県に。 

8時9分には青海の集落を抜けている。

新幹線にとって親不知なんてとことは難所でも

何でもないらしい。

8時10分には姫川を渡った。

 

糸魚川駅のホームにいたのは

15人といったところか。

ちょっと寂しいような気もする。

8時13分に出発。

 

そろそろのどが乾いてきた。

グランクラスではボタンを押せば

アテンダントさんがいくらでも飲み物を持ってきてくれたが

自由席ではそうもいかない。

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8時18分に能生川を渡る。

8時23分に上越妙高の到着放送が流れたのだが、

この時点でみんなデッキに出てしまい、

1号車の客室にいるのは僕ひとりという状況になった。

「・・・」

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8時26分に上越妙高着。

ここは流石に数えきれないほど待っていた。

1号車の客もようやく10人を超えた(笑)

8時27分に出発。

 

在来線はくたか」の時も、

直江津からはいつもそこそこ混んでいた。

このあたりだと空港も遠いし、

元々東京へ向かう流れが多いのだろう。

 

北陸新幹線の価値がフルに発揮できそうな地域であるが、

各駅停車しか止まらないのは何とももったいない。

さらにこの先そこそこ需要がありそうな区間は

JR東日本の管轄になる。

 

JR西日本エリアの住人にしては

何とも悔しいところではないか。

 

東海道山陽新幹線にしてもそうだが、

JR西日本はいつも美味しくないところばかり

あてがわれているような気がする。

 

新幹線の米原以西がJR西日本のエリアなら、

もうちょっと経営もラクだったろうし、

北陸新幹線のルートもすんなり決まっていたと思う。

 

何だか美味しいところばかり

JR東日本と東海に持って行かれているようで、

ますます悔しくなってくる。

 

せめて長野が境界駅なら、、、、

 

そうすれば観光客にしても利点があったと思われる。

例えば現在の料金制度で

金沢から東京へ向かう途中に善光寺参りをしようと考えたとする。

 

金沢から長野の通常期の指定席特急料金は4960円。

長野から東京の指定席特急料金は4200円。

これに運賃が7340円かかるのだから片道16500円にもなる。

 

まっすぐいけば指定席料金は6780円であるから合計14120円。

せっかく途中にある善光寺をお参りしたいと考えただけで

2380円も余計にかかるのだ。

僕ならとてもじゃないが途中で降りようとは思わない(笑)

 

ところが料金が切れる上越妙高の場合、

違いが生じてくる。

 

金沢から上越妙高の指定席特急料金は3110円。

上越妙高から東京の指定席特急料金は4200円。

合計で7310円だからプラス530円ですむのだ。

 

ただ、境界駅が長野なら上越の方々は不満だろうから、

どうこう言えることではない。

それでも境界駅をまたぐ料金はもう少し配慮してくれないものか。

 

ま、東北新幹線上越新幹線の間ですら割引もないのだし、

期待するだけ無駄か。

 

トンネルを抜けて飯山へ。

ホームは閑散としていて見えた頭数は18人だった。

8時39分に出発。

 

すぐに千曲川を渡る。

新潟県に入ると信濃川と呼ばれる言わずと知れた日本一長い川であるが、

源流は野辺山にもほど近い長野県の川上村で、

それが長野市を抜けて新潟市まで流れているのだ。

僕のような凡人にはさっぱり何処をどう流れているのか理解できない。

 

さらに冷静に考えれば上高地を源流とする梓川も、

この信濃川に流れ込んでいる訳で、

いったい長野県の川というのは何処をどう流れているのか、

考えれば考えるほど訳がわからなくなる。

 

8時50分に長野着。

後続のかがやきに道を譲るために10分停車。

ここまできてようやく車内が賑わってきたような気がする。

それにしても10分停車とはのんびりしている(笑)

もはや新幹線であることを拒否したダイヤ設定としか思えない。

 

そうとはいえ、

やはりこの新幹線の最大の功績は北陸と長野の到達時間を

大幅に縮めたことだとつくづく思う。

 

福井から金沢で30分待って、さらに各駅タイプでも

3時間かからずに長野にいるのだ。

まともに「かがやき」に乗り継げば、

福井からわずか2時間少々。

 

僕はそれこそ一時期、長野県の川上村で、

レタス収穫のバイトをしていたことがある。

そこから富山へ行くなどそれこそ一日がかりだった(笑)

 

暇なのでホームに降りてみた。

前回はすでに酔っ払っていたので気付かなかったが、

長野以北でホームドアがないのは長野駅だけということか。

車両がやけに近く感じる。

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ホームで眺めていると「かがやき」からは

思った以上に下車して、

思った以上に乗らなかった、

そんな印象がある。

 

これまでになかった区間の需要は

案外多いのかもしれない。

「かがやき」を見送り「はくたか」は9時に長野を出発した。

 

通路を挟んだ席にはビジネスマンと見受けられる男性が座っている。

ところが彼が袋から取り出したのは缶ビールであった。

 

僕も飲みたいがさっぱり車内販売は現れない。

9時12分、上田を過ぎたところでビジネスマンらしき男性は、

2本目の缶ビールをプシュリ。

 

ビールが飲みたい。

 

何をやっているのだ車内販売は。

それともこの「はくたか」には車内販売はいないのか?

いや、車内放送では一言も言ってないぞ。。

 

9時23分、佐久平を過ぎても車内販売は現れない。

今回の目的地は高崎で9時47分に着く。

ま、着いてから友人と乾杯すればいいかなとも思う。

 

しかし隣のビジネスマンは朝から絶好調なのか、

軽井沢を出たあたりで今度は酎ハイを飲み始めた。

「・・・・」

 

ようやく車内販売が現れたのは、

安中榛名を通過中の9時41分。

 

はくたか554号は9時47分に高崎に着いた。

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