北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

敦賀の夜〜リラポート・哲ちゃん・味はちばん〜

 

敦賀の友人から「助けてくれ」なんて電話が入る。

話を聞けばなかなかハードな力仕事でありそうだ。

 

うーむ、こっちもやらないといけないことあって、、、

なんて考えていると、

「カネは出さないがビールはたっぷり飲ませてやる」とも言う。

「行くよ」と僕は応えた。

 

6月とは思えぬほど恐ろしく暑い日で、

朝から夕方までチェーンソウを振り回していたら

すっかり汗だくになる。

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ひとまず風呂だ、と

敦賀きらめき温泉リラ・ポートへ。

国道8号線からも北陸道からもよく見える位置にある、

見た感じバブリーな入浴施設で、

長らく行ってみたいとは思っていたが

入浴料金1000円と聞けば躊躇する。

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敦賀きらめき温泉リラ・ポート公式サイトトップページ

ただ、これにはプールの利用料金も含まれており、

敦賀市民であれば700円で利用できる。

そうなのさ、この700円なんて記載があるから

1000円払ってまでなんて考えてしまうンだよな(涙)

 

他の街にも「市民」と「市民以外」の料金を分けた

入浴施設は数多く存在する。

経営している街からしてみれば、

「市民の方の税金使ってますから市民の方は安くしますよ」

と言ってるつもりかもしれないが、

他所者からすると

「すんませんねー、市民の方の大事な施設を使わせてもらって」

と遠慮した気分になる上に、

料金を上乗せされて損をした気分になってしまうのだ。

 

ま、今回はおごりだし気にしないが(笑)

 

リラ・ポートには市民以外でも買える

平日入浴回数券なるものもあり、

友人はそれをもっていた。

10枚綴りで5000円、1人500円ならずいぶん格安だ。

 

それにしても同じ風呂入るのに、

人によって支払額が随分と違うものだ。

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この温泉で特筆すべきはその湯の

「ヌルヌルさ」か。

1000円の価値があるかどうかは分からぬが、

一回入ってみる価値はあると思う。

 

サイトによると二種類の温泉が引かれているようで、

そのうち一方は北陸トンネル掘削時に湧出した良泉を配水、

一方はリラ・ポートの地下1500メートルから湧出とある。

で、かたや「美人の湯」でかたや「美肌の湯」であるそうな。

 

違いは分からぬが、

僕のようなオッサンにも効果がありそうな気がする。

今度は相方も連れてきてやろう。

 

ただ、この温泉には最大の問題がある。

前述のとおりリラ・ポートは国道8号線からも

北陸道からもほど近く、目立つ建物ではある。

 

なら8号線を走っていて、

「あ、温泉あるし寄ってみよ」なんても、

そう簡単には近づけないと思われる。

 

今回は敦賀市内から行って僕は助手席に座っていただけだが、

看板どおり進んでも複雑怪奇な道のりである。

「俺もな、あんな行きづらい風呂によお行くなって笑われるねん」

と友人は笑う。

 

この点は施設側も考えているようで、

サイトのアクセスマップにも詳しい行き方は書かれておらず、

出発地を入力するという方法をとっている。

試しに8号線を福井側から来るよう入力すると

このように表示された。

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さらに北陸道を福井方面から来るとこう表示された。

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僕にはさっぱり分かりません(笑)

 

風呂を堪能した後は

おまちかねの生ビール。

向かった先は本町にある「哲ちゃん」

以前僕が敦賀に住んでいたころはトイレに行くのも一苦労な

恐ろしく狭い店だったが、道路をはさんで移転しており

ゆったりした店になっていた。

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10年以上来ていなかったが、

店の場所はかわれど

そういやこの大将だったなーって思うし、

(とはいえ僕と10歳ほどしか離れていないと思われる)

白板に書かれたメニューの字体も

そのまんまだなーと思う。

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まずは生ビールで乾杯。

水分が抜けきった身体の隅々にまで染みわたる。

二人して一気飲みしてしまい、

「おかわり」と同じタイミングで言った。

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平日の夜にも関わらず、

店内はほどよく賑わっていた。

そして店の方もお客さんもみんな「関西弁」だ。

山ひとつ挟んでここまで言葉が違うのも珍しいのではないだろうか。

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本当にここは福井県なんだろうかと

福井市に住んでいるからこそ改めて思う。

敦賀に住んでいた時は何も感じていなかったけど。

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そして昔と変わらず、

ツマミが何を食ってもウマイもので、

「こりゃ何ぼでも飲めてしまうぞ」と僕が言えば、

「何ぼでも飲めばいい」と友人は笑った。

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さんざん飲んだくれて「哲ちゃん」を出る。

 

身体によくないとは分かっていても、

どうしても〆にはラーメンを欲する。

敦賀の市街地には今も昔と変わらず夜になると

屋台のラーメン屋が点々と現れる。

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屋台も魅力的なのだが、

哲ちゃんから少し歩いたこの店を見て、

「まだやってたんだ」と思い、扉を開いた。

店の名前は「味はちばん」と言う。

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哲ちゃんの大将はいい意味で年を重ねたなーと思ったが、

ここはオヤジさんも女将さんの化粧も、

10年前の記憶とまったく変わっていないような気がした。

(記憶が確かなら同じ方々であると思う)

そんなもので「懐かしい」という感覚より、

自分が10年若返ったような不思議な気分になる。

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そしてここも一見して常連と分かる方々がラーメンをすすっている。

1人出て行ったら2人ほど入ってきた。

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出てきたラーメンは(多分)豚骨ベースの醤油味で、

あー、これだよこれ、敦賀の夜の味だよなーと思わずニヤリ。

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哲ちゃんも味はちばんも、

ガイドブックに載ってるような店でもないし、

観光客がぶらりと行ける場所にある訳でもない。

 

場所そのものは繁華街なんだけど、

行き来している人は少ない。

にも関わらず賑わっている。

 

地元の人に愛されてる証拠か。

 

十年後、僕が50歳を過ぎて来ても、

まだその場所で賑わってるような気がした。

 

敦賀の夜は奥が深い。

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友人の家でもう一本ずつビールを飲んでこの夜は爆睡した。

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