北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

そもそも東尋坊とは何ぞや

相方は研修で東京に行き、

ひとり取り残された僕は

三国港駅から東尋坊に向けて歩いている。

別に妙なことを考えている訳ではない。

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で、相方が言うには

金沢支店の方は北陸新幹線で、

富山支店の方は飛行機で、

福井支店の相方は東海道新幹線

それぞれ東京へ来ているとのこと。

 

余計なことは書かぬが

何だかとてもよく分かる気がした(笑)

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三国港駅から30分も歩けば東尋坊に着く。

時間が早いこともあってかまだ観光客の姿も少ない。

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さて、

僕は間違いなくこの地を20回以上訪れてはいるが、

(実は2週間前にも来ている)

一度も乗ったことがないのが遊覧船だ。

 

相方が以前に同僚と乗って

「予想以上に良かった」

なんて言っていたことを思い出した。

せっかくなので乗ってみるか。

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乗船料は1300円、JAF割引が効いて1200円。

(公式サイトによると8月に料金改定があるそうです)

何時に出るんですかと窓口で聞けば、

9時です、と言う。

時計を見れば8時55分をまわっており、

急な階段を降りる。

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乗客は20人程度。

岩場の様子を見ているとガラガラかと思っていたが、 

予想外に乗っており一安心。

ほどなく船は出発した。

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で、予想外といえばもうひとつ。この遊覧船、

ちゃんとガイドさんが乗っているのだ。

それも僕より年上の男性である。

 

テープによる案内も流れるのだが、

その合間をこのガイドさんが補足してくれる。

なかなか軽妙な語りでついつい聞き入ってしまうし、

時折爆笑もしてしまう。

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ガイドさんの話の中で

もっとも驚いたのは「東尋坊」の名の由来だ。

 

東尋坊とは

「この地で突き落とされた悪僧」

の名前であると言う。

 

今まで考えたことすらなかったが、

そんな恐ろしい由来があったとは。

僕も背中を押されないようにしなければ(笑)

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持ちネタも多いであろうし、

詳しく書くのは避けるが、

このガイドさんの存在が

遊覧船の価値を高めているような気がした。

 

「今この向きで風が吹いてますからこちらの窓は閉めたほうがいいですよ」

「向きが変わりましたから開けてもらって結構ですよ」

絶対にテープの案内では出てこない言葉だろう。

 

以前に加賀のキャンバスに乗った時も感じたが、

人がちゃんと案内してくれるのはやはりいい。

景色なんてその都度変化するものだし、

それに対応していない音声案内なんかを聞かされると

がっかりしてしまう観光地は多々ある。

 

今回は天気にも恵まれたが、

悪天候の時はどんな案内をするんだろう、

なんてことも思ったし、

そんな日を狙ってきても面白いかもな、

なんてことも考えた。

 

 30分ほどの船旅だったが、

個人的には大満足だった。

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しばらく岩場をぶらぶら歩く。

どこの観光地も危険な場所には「柵」があるのが当たり前だが、

東尋坊には一切ない。

行くも落ちるも自己責任、といったところか。

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行き交う観光客の姿も増えてきた。

日差しも厳しくなってきて、

額から汗がにじみ出る。

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イカでもつまみながらビールでも飲もうかと思ったが、

東尋坊にあるお店の店員さんたちは

「声掛け」が凄すぎて僕なんかは逆に「引いて」しまう。

それが活気につながっているのだろうけど、

もうちょっと静かでもいいのではと思う。

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そうこうしている内に東尋坊を外れてしまった。

うーむ、ビールを飲みそびれてしまった。。。。

僕は再び三国港の駅に向けて歩き始めた。

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