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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

JR小浜線・三方駅 〜片手観音・鳥浜酒造〜

福井

8月9日、日曜の午後、小浜線の三方駅に降り立つ。

恐ろしく冷房の効いた電車から一歩外に出ただけで

一気に汗が吹き出した。

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駅は1面1線の小ぶりなものだが、

その昔は急行停車駅であったとのこと。

もともと三方町の中心駅であったが、

平成17年に隣の上中町と合併して「若狭町」となり、

役場も近いところにはある。

 

三方と言えば「三方五湖」が有名かもしれぬが、

そのエリアは案外と広大なもので、

ちょいと散策というには不向きな気がする。

駅にはレンタサイクルもあるが

酒を飲むことが前提の僕には当然利用できない。

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で、歩いて行けそうなところ、と

駅前の看板を眺め、

「三方石観世音」を目指すことにした。

 

ここも先日訪れた「瓜割の滝」と同様、

国道27号線を行き来していると看板はいつも見ていたが

一度も訪ねたことはない。

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それにしても、暑い。

歩き始めて数分で脳みそがビールを欲しだした。

多少濡れてでもいいから雨でも降らぬかと空を眺めたが、

何処までも空は青く、

雲なんぞかけらすら見つからない。

 

実際、8月のアタマから再び若狭に滞在しているのだが、

「さっぱり」雨が降らない日々が続いていた。

 

喉が渇いたよー、

あついよー、

ビール飲みたいよー、

 

そういや水を1リットル飲むなんてほぼ不可能に近いが、

ビールの1リットルなんて楽勝で飲めるのは何でだろう。

そんな感じで

何時でも何処でもビールのことしか考えていない僕は

おそらく何処か病んでいる。 

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観音川のせせらぎの音を耳にしつつ

三方石観世音へたどり着く。

火照りきった身体に、

木々を揺らす風が心地よい。

秋の紅葉はさぞかし美しいだろう。

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三方石観世音の本尊は「片手観音」であるとのこと。

片手観音について

三方石観世音のサイトでは以下のように記されている。

約1200年前、弘法大師が旅の途中、この地に立ち寄り大きな岩に観音菩薩を彫られた。しかし朝を告げる鶏の声を聞き右ひじから下を彫り残して下山されたので「片手観音」と云われています

http://www1.kl.mmnet-ai.ne.jp/~mikata-9/teashi/

弘法大師さん、よっぽどお急ぎの用事でもあったのだろうか?

とも思う。

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だがそれ故にこの観音様は手足の不自由な方の信仰が厚く、

お堂の中には木製の手型や足型が山のように奉納されていた。 

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尚、この観音様は秘仏とされ、

次回のご開帳は平成38年であるとのこと。

それまで何事も無く生きているのなら、

お顔を拝見したいものだとは思う。

 

ぶらぶら歩いて三方駅に戻り、

地下道をくぐった。

何も考えずに歩いていると「うなぎ」の看板が見えた。

 

それほど腹が減っていた訳ではなかったが、

このクソ暑い日こそ

「うなぎ」とビールなどサイコーではないか!と、

近づいてみたら「売り切れ」との貼り紙が。

「・・・」

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小さいおっさんはぶらぶら歩く。

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歴史を感じる煙突が見えたので近づいてみると

酒蔵だった。

「鳥浜酒造」とある。

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売店があったので入ってみると、

ご主人が出てきてその場で酒蔵を見学させてくれることに。

「この時期は樽の中の酒を瓶詰めして売るだけなんで特に作業はしてませんがね」

と笑う。

 

普段から散々酒を飲み続けている僕であるが、

酒蔵なる場所に足を踏み入れたのは人生初の体験だった。

 

その場所は大量生産するための工場ではなく、

神聖なる飲み物を作る場であった。

ご主人の説明を聞きながら、つい背筋が伸びる。

 

友人への土産代わりに売店で吟醸酒を購入、

キューッと冷えた酒も飲みたくなったので、

冷蔵庫にあった生酒も買った。

 

女性の店員さんが「コップでもつけましょうか」と言ってくれたが、

「すぐ飲むンで栓抜きを貸してくれた方がありがたいです」と言ったら

不思議そうな顔をして栓を抜いてくれた。

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酒蔵の前で一口飲む。

久々に「まじめに作ってる酒」を飲んだ気がした。

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生酒をちびちびやってたらいい気分になってきた。

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Tシャツは汗でびっしょりだし、

風呂にでも入ってビールでも飲もうと「みかた温泉きららの湯」へ。

入浴料は650円。

福井では数少ない「駅近温泉」といえるかもしれない。

 

午後の中途半端な時間にも関わらず、

館内は大賑わいだった。

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泉質のことはよく分からんが、スッキリ汗を流し、

館内で何か食べて帰ろうと思う。

ところが食堂は「昼休み」があるらしく

17時からの営業だった。

「・・・」

 

小浜線は1本逃すと1時間以上次の電車まで間があく。

仕方ないので自販機で缶ビールを買い求め、

キューッと喉を潤してから三方駅に向かった。

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