北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

福井市の海岸部を徘徊する 〜五右エ門と国民宿舎・鷹巣荘〜

土曜の朝、目覚めると快晴だった。

テレビでは「一日快晴で気温も上昇して」なんて言っている。

何だか「海」を見たい気分になった。

 

僕は寝床にいた相方に

「越前海岸ぐるっと回って、漁火の風呂でも行かないか」と、

声を掛けた。

するとスマホをいじってた相方が

「お父さんたちが来るみたい」なんて言う。

 

色々と面倒なことになりそうなので、

僕は早々に家を飛び出して福井駅へ向かった。

電車かバスで出かければ酒も飲める。

 

さて、何処へ行くべか。

海を眺めながら温泉、と考えると

漁火も電車とバスの乗り継ぎで行けることは行けるが、

いかんせん本数が少ない。

 

三国のゆあぽーとなら電車一本で行けるけど、

たびたび行っている。

僕は京福バスのサイトを開いた。

 

すると、

めちゃくちゃ見やすくなってる!!!

 

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http://bus.keifuku.co.jp/index.shtml

 

感動的な変化、と言えた。

以前のサイトなどスマホにも非対応で、

時刻を調べるだけでも恐ろしく苦労したのだが、

苦痛に感じていた部分がすべて改良されている。

 

マップ上のバス停をクリックすれば、

そこの時刻表が表示される、

なんていうのも実に使い勝手がいい。

 

西口のバスターミナルが完成して以降の京福バスは、

県外客を意識しはじめたのか、

「分かりやすさ」を心がけているような気がする。

 

例えば大野へ行くバスも以前は「大野・ヴィオ」なんていう、

ヨソモノから見れば「何処やねん」と突っ込みたくなる行き先表示だったけど、

今は「越前大野駅」を強調するようになったし、

「本丸岡」行きのバスも延伸して「丸岡城」に、

海岸部に向かうバスも「越前海岸」と出るようになった。

以前に比べると格段に分かりやすい。

 

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ささいなことだけど、

こういった変化はもう少し評価されてもいいと思う。

 

そんなもので今回は京福バスに敬意を表して休日一日券を購入、

小丹生行きの10系統に乗り込んだ。

乗客は20人近くおり、ホッとする。

 

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福井の市街地との海岸部を結ぶ

10系統鮎川線は数ある京福の路線の中でも、

景色に変化があり楽しい路線だ。

 

しばらくは市街地を走り、

その後は雄大な日野川を右手に見ながら快走、

日野川九頭竜川と合流するあたりから山越えがあり、

日本海に達する。

 

福井といえば「越前がに」に代表されるように、

何となく「海」の印象があるけれど、

福井市の中心部から「海」は案外遠い。

そんなものでこの路線で海を目指すと、

ちょっとした「旅」をしている気分になれる。

 

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今回は日本海に達する手前、柳原というバス停で下車。

まずは腹ごしらえで「海鮮茶屋・五右エ門」さんへ伺う。

こちらに関しては以前も書いたことがあるけれど、

相方ともども福井の飲食店の中では

かなり「お気に入り」と言っていい。

 

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越前海岸と東尋坊を結ぶ福井県有数の観光ルート沿い、

というのもあるけれど、

観光客だけでなく明らかな地元のお客さんまで

様々なお客さんで昼時はいつも賑わっている。

 

今回はお店の名前が入った

「五右エ門定食」を注文。

魚の唐揚げ(名前は失念)、刺し身、温泉卵、

つけもの、味噌汁、ご飯の大盛りは無料で750円(税込み)

 

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海の幸も当然美味しいのだが、

丼ものや麺類、各種定食まで色々あって飽きないし、

いつお邪魔しても満足度が高い。

平日には550円の日替わり定食もある。

 

車ではないもので、

酒を飲んでも良かったのだが、

この後の徘徊に備えてぐっと我慢。

今回も満足、ごちそうさまでした。

 

kaisen-goemon.com

五右エ門さんからは、

やはり福井のお気に入りの温泉である

国民宿舎鷹巣荘さんを目指す。

 

バスで行きたいところだが、

残念ながらこの時間は2時間ほど間があく。

そんなもので4.5キロ先にある温泉を目指して歩く。

 

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国道をゆるやかに下り、

臨海消防署の脇から海沿いの道を歩いた。

この日は全国的に真夏日であったようで、

歩いていても気温がぐいぐい上昇するのを感じるが、

それでも海をなでた風は何とも冷ややかで心地よい。

 

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海水浴場では着々と海の家の建設が進んでおり、

一画ではすでに泳いでいる子どもたちの姿もあった。

これだけ暑くなるのなら、

水着でも持ってくればよかったと

一服しがてらぼんやり思う。

 

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さらに進むと海沿いの小さな集落に出た。

先には小さな漁港。

父が産まれた九州の離れ小島の集落も、

似たような雰囲気があり何とも懐かしい。

 

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こんな雰囲気の中で、

漁師だった祖父が網の修理をしていたよな、

なんてことを思い出す。

 

実際に漁へ連れていってもらうのも好きだった。

黙々と網を引き上げる祖父は、

ただただカッコいい存在だった。

あまりにも遠すぎて、めったに会える訳ではなかったけれど。

 

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五右エ門さんからぶらぶら歩くこと約1時間少々で、

国民宿舎鷹巣荘さんに到着。

ただ、帰りのバスまでは時間があったもので、

もう少し先まで進んでから引き返した。

 

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どっぷり汗もかいて、

頭の中はすでに「ビール」以外存在しなかったが、

まずはひとっ風呂である。

510円の入浴料を支払って浴室へ。

 

www.takasusou.jp

 

シャツを脱げば顔の黒さと

身体の白さがあまりにもアンバランスで、

やはり海で泳いで全身を焼けばよかったとも思う。

肌にはよろしくないのは重々承知しているけれど。

 

脱衣カゴを見れば、

先客は1人だけのようだ。

よかった、空いててなどと思いつつ、

浴室に入る。

 

ガラス張りの浴室には明るい日差しが降り注ぎ、

湯船には清潔な湯が満たされている。

だが浴槽には先客の姿はなく、

露天風呂にでもいるのかな、

なんて考えた次の瞬間、

「ひえー!」と声を上げそうになった。

 

浴室の床の上で

フルチンの爺さんが仰向けで大の字になっているのだ。

口は半開きの状態で、

ピクリとも動く気配がない。

僕は即座に「死んでいる」と思った。

以前、同僚が銭湯に行った際、

隣にいた爺さんがいきなり倒れ、

結局そのまま亡くなった、なんて話も聞いたことがある。

 

恐る恐る近づいて「大丈夫ですか!」と声をかけたら、

パッと目を開き、

(この瞬間もかなりびびった)

「誰もこんから寝てもたわ」と笑う。

まったくもって心臓に悪い爺さんである(笑)

 

この爺さんと色々話をしながら、

源泉掛け流しの湯を満喫。

爺さんはこの湯が気に入って

春江からたびたび通っているそうだ。

 

話も弾んでいつになく長湯になってしまい、

爺さんに「お先です」と言って先に浴室を出た。

 

入浴後は汗が吹き出してきて、

拭けども拭けども引く気配がない。

喉もカラカラで、迷わず缶ビールのロング缶を購入。

 

くいーっと飲んだが、

喉の渇きは満たされない。

 

しかし、昼間から2本目のビールに手をだすなど、

いくら自堕落な生活を日々過ごしているとはいえ、

多少の抵抗もある。

 

ああ、どうするか。

昼間からビールを2本飲むなんて、

絶対にダメ人間のやることだ。

でも、バスの時間まではもうしある。。。

 

散々悩んだ挙句、

2本目は酎ハイにすることにした。

いい気分になった僕は、

恐ろしく冷房の効いたバスで福井駅へ帰った。

 

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