北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

えちぜん鉄道三国芦原線徘徊記

別に毎日控えている、という訳でもないのだが、

毎日酒を飲まなくなって

明らかに変化を感じるのは「腹回り」で、

心なしかスッキリしてきたような気がしなくもない。

 

実際、体重計にのってみても

着々と体重も減っており、

いかに今まで酒でカロリーを摂取していたのか、

非常によく分かったような気もする。

 

とはいえ、飲まずにいると、いつも思う。

 

「あー、飲みてえ、、、、」

 

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ここ数日、福井はしっくりしない天気が続いていた。

台風の直撃こそ免れたものの、

雨が降り出すと傘も役にたたない降りっぷり。

 

農業をやってる友人は「稲刈りができん」と頭を抱えている。

気の毒になってくるが、何せ自然には逆らえない。

 

今朝の天気予報は久々の晴れマークであったが、

目覚めて窓の外を眺めてみれば、

周囲は濃い霧に包まれていた。

相方は昼過ぎまで仕事、と出ていった。

「帰ったら買い物行こう」と言い残し。

 

ここぞとばかりに僕も家を出る。

どうも最近「鉄分」を補給していないもんで、

いまいち調子が出ないのよな(笑)

 

家を出る頃には霧も消え去っていた。

空気はすっかり秋を感じる心地よさ。

駅までの足取りも何となく軽い。

 

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福井駅にたどり着き、

さて、今日はどうするかと考えるのは

いつもながら楽しい時間であったりする。

電車に乗れて、飯食えて、風呂さえ入ればそれでいい。

 

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とはいえ今日動けるのは半日である。

はて、どうするかとしばし悩み、

えちぜん鉄道のフリーきっぷを買った。

あわらに以前から気になっている食堂がある。

 

ただ、真っ直ぐ行ってもまだ昼飯には早い。

そんなものでぶらぶら途中下車でもしながら

あわらを目指すことにした。

 

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三国港行きの電車に乗り込み、

地図を開いた。

たびたびえちぜん鉄道の電車には世話になっているが、

これまで一度も乗降したことのない駅は多々ある。

 

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福井駅から約16分、新田塚駅で下車。

市街地から見れば、九頭竜川の手前に位置する駅だ。

地図を眺めれば芦原街道まで出なくとも、

「中角歩道橋」なる橋で九頭竜川を超えることができるらしい。

 

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問題は30分後の電車に乗れるかどうか。

ただひたすら歩く。

どこからかラジオ体操の音が聞こえてくる。

何となく肩をぐるぐるまわしながら、歩く。

 

セーレンの大きな工場を回り込み、

九頭竜川の河川敷に出る。

目指す中角駅はまさに対岸に見える。

しかしながら九頭竜川を渡る中角歩道橋は予想外に遠い。

 

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うーむ、ミスったかな、、、(笑)

 

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中角駅に着いたのは電車の出発2分前だった。

やってきた2両編成の電車は随分混んでいた。

今日は三国で「B1グルメ」のイベントが行われるからか、

いつも混んでいるのかは分からない。

 

続けて西長田駅で下車。

かつては国鉄の丸岡駅を経て本丸岡へ至る

京福電鉄丸岡線なる路線が分岐していたとのこと。

 

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小さな木造駅舎内は、

地元のファンによるものだろうか、

多くの「えち鉄」の写真で彩られていた。

 

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ここから次の下兵庫駅を目指す。

 

このあたりのえちぜん鉄道の線路はまさに

「田園地帯を一直線に貫く」そんな表現がぴったりで、

隣の駅まで歩くことなど何ら苦でもなかろうと考えていたが、

何せ歩けども歩けども景色は変わらない。

 

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そのうち福井方面への電車が走って行くのが見えた。

日中の電車は西春江駅ですれ違うから、

じきに三国港行きの電車はやってくるであろう。

それにしても下兵庫駅はいったい何処なのだ。

 

まあ、いいや。

乗れなかったら次の電車に乗ればいい。

 

田園の中にずいぶん手前から杉木立らしきものが見えていた。

そこに達すると中に小さな神社があった。

春日神社」とある。

鳥居の前にはほれぼれするような巨木が立っている。

 

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線路をくぐった先に、

蓮の葉で埋め尽くされた小さな池があった。

淵竜の池、とある。

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下兵庫の集落を歩きながら、駅を目指す。

公民館で料理教室でもやっているのか、

「はい、じゃあ次は小松菜を茹でていきますね」

なんて声が聞こえてくる。

 

兵庫駅は喫茶店を思わせるような、

小さな木造の駅舎だった。

 

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B1グランプリでも行くのだろうか、

若い男女がやってきて運賃表を確認し、

「おい、三国まで結構高いぞ、450円もする」

と男性が言い、

「え、150円くらいじゃないの」

と女性が言う。

 

うん、何となく、その気持ち、分かる(笑)

 

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再び電車に乗って番田駅で下車。

ここまで来るとあわら温泉も近い。

この時点で10時47分。

それなりに歩いてそれなりに腹が減ってきた。

 

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ここからは気になっていた食堂を目指す。

以前、永平寺から三国へ向かうバスの車窓から見かけた、

食堂で、店の名前はわからない。

記憶にあるのは近くに京福バスの車庫があったということか。

たぶんこの辺であろうとただただ歩く。

 

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まっすぐ歩いた先に、京福バスの車庫があった。

左右を眺めてみれば、

JR芦原温泉駅方面に見覚えのある看板が。

「焼肉食堂あらいえ」とある。

 

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この時点で11時15分。

看板の下に「営業中」とあったので寄ってみる。

店内に入ると薄暗く、

ありゃ、フライングだったかなと思ったが、

にこにこと愛想のいい奥さんが出てきて

「スミマセン、スミマセン」と

電気をつけ、のれんをかけた。

 

焼肉食堂、とあったが、

壁一面のメニューを眺めれば、

麺類から定食に至るまで何でもある。

白板に書かれた「おかず3品定食」や「2品定食」にも心ひかれたが、

結局、ホルモン定食を注文。

 

どーも、ホルモンの文字に弱いのよな、、、(汗)

 

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店内には新聞や漫画の類も多数あり、

何とも居心地がいい。

 

テレビでは我が家では映らないMRO(TBS系列)が流れていた。

「王様のブランチ」だったけ?

久しぶりに見たような気がする(笑)

 

若狭のケーブルテレビだと大阪の毎日放送になって、

「せやねん!」になるのよな、確か。

 

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ほどなくしてホルモン定食が登場。

コリコリホルモンは濃い目、しっかり目の味付けで、

まあ白飯が進むこと、進むこと。

食後にはセルフのアイスコーヒーなんかもあって、

ゆっくりしていくべかな、

なんて思った矢先、相方からメールがあった。

 

「何処におるん」の一言である。

うーむ、予想外に帰宅が早い。

「出てるから飯食って帰る」と返信。

 

勘定をすませて店を出た。

「あらいえ」さん、いろいろ試してみたいメニュー多々である。

またお邪魔します。

 

せっかく三国芦原線をうろうろしてきたので、

最後は三国港で風呂に入って帰宅するつもりであったが、

残念ながらタイムリミットだ。

 

僕が常日頃からウロウロしているのは

相方もまたUSJだの金沢だのでウロウロしているからであり、

今日みたく休日出勤となれば話は別である。

僕だけ楽しんできたとなればご機嫌斜めになるのは目にみえていた。

 

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幸か不幸かあわら湯のまち駅に着く直前で電車は出発していった。

もはやどうしようもない。

次の福井行きは30分後。

30分あれば風呂に入れる。

いくら涼しくなったとはいえそれなりに歩いて体は汗ばんでいる。

 

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久しぶりに「セントピアあわら」に行った。

ここは趣の違う「天の湯」と「地の湯」という

2つの浴室があり、週ごとに男女が入れ替わるのだが、

どういう訳かいつも「天の湯」しか入ったことがなかった。

 

今回はようやく「地の湯」へ入浴。

個人的には「地の湯」の方がいかにも温泉っぽい雰囲気で好き。

汗を流してスッキリしたところで後は帰るのみ。

 

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http://www.saintpia-awara.com/

 

ところが浴室を出たところで、

僕は見てはいけないものを見てしまった。

 

「生ビール350円」

 

なぬ、って感じである。

電車の出発まであと10分。

しかし喉はカラカラ。

 

昼間っから飲んできたなんて言うと、

相方が怒り狂うのは目に見えていた。

それでも、飲みたい、、、

1分あれば、きっと飲める。

 

悩んだ、とは言っても

きっと10秒も悩んではいない。

僕は食券販売機に350円を投入。

言葉の使い方は100%間違っているだろうが、

背に腹はかえられない、だ。

 

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キンキンに冷えた生ビールを

ツイーッと飲み干して、

あわら湯のまち駅へ急いだ。

 

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