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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

大野に勝山からチャリで醤油カツ丼を食べに行く 〜篠座神社・お食事処しもむら〜

さて、今日は何処へ行くべかと考えつつ、

福井駅前に行ったら新しい銅像が建っていた。

岡田啓介さんなる福井出身の元首相、であるとのこと。

以前は中央公園に設置されていたものが、

駅前に移設されたようである。

 

そういや以前に県立図書館に行ったら

「福井の銅像」みたいな特設コーナーがあって、

こんなたくさんあるものかと驚いた記憶がある。

今度は銅像めぐりでもしてみるかな(笑)

 

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さて、今日はどうするべか。

ま、どうするべも何も適当にぶらついて、

飯食べて風呂入れればそれでOKである。

多くは望まない。

 

えちぜん鉄道のフリーきっぷを買って、

ホームに上がったら勝山行きの電車が停まっていた。

その時点でこの電車に乗ることに決定。

 

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なら何処まで行くかと考えて、

せっかく天気もいいし、

勝山で自転車を借りて大野へ向かってみることにした。

 

福井に来てすっかり「ボルガライス」のファンになったけど、

もうひとつお気に入りの一品があって、

それが「醤油カツ丼」であったりする。

もともと大野の食堂で提供を始め、

大野のちょっとしたご当地グルメになっているそうな。

 

www-sk.com

 

福井市内においても

僕が敬愛してやまない「オレボ食堂」さんでも提供しており、

行くとついつい頼んでしまう一品であったりする。

カツ+大根おろし+醤油なんていうありそでなかった組み合わせが、

何とも斬新で、こういうのを「アイディア」って言うんだろうな、

と思う。

 

せっかくなんで発祥の店に伺ってみよう。

あともう一箇所、

大野には寄ってみたい場所がある。

 

1両編成の電車は、福井出発時点ではそこそこ乗っていたが、

越前開発、越前新保でごっそり降りてしまい、

車内はすっかり寂しくなってしまった。

 

日曜の朝、かつまだ早い時間というのもあるのかもしれないが、

これだけ空いてるえちぜん鉄道の電車というのも、

ずいぶん珍しいような気もする。

最終的に勝山駅に降り立ったのは僕を含めて3人だった。

 

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窓口で手続きをして自転車を借りる。

料金は50円とどう考えても格安(笑)

 

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九頭竜川を渡らず、かつての京福の路線沿いに自転車を進める。

ぶらぶら写真を撮りながら進み、

ちょうど30分で勝山市大野市の境にある下荒井トンネルへ。

 

トンネルとはいえ別に峠があるわけでもなく、

ほぼ平坦といっていい道のりで、

ママチャリでも苦に感じることはない。

越美北線の線路下をくぐって市街地へ。

 

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現在福井銀行の建物があるあたりが、

かつて京福大野駅があった場所であるそうな。

そう言われれば若干広がった道幅や、

向かいにある古い観光案内所の看板など、

かつて駅前であったような雰囲気が残っているような気もする。

 

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観光客であふれる七間通りを突き抜け、

市役所の前を通り過ぎ、

こぶし通りをさらに突き抜けると、

住宅街の奥に木立が見えた。

 

最近、一日パソコンで作業することが多くなり、

明らかに「目」に疲れを感じていた。

そんなもので、

ブルーベリーの錠剤も、目薬も欠かせないのだけど、

 大野には「目」にご利益がある神社があることを知った。

 

その神社を篠座(しのくら)神社という。

勝山駅から自転車でちょうど1時間。

 

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地図を眺めれば、

神社の目と鼻の先を福井と岐阜を結ぶ大動脈である

国道158号線が通っているのだが、

境内は静寂に満ちていた。

 

本殿には袴を着た子どもたちの姿。

七五三、か。

祈祷が漏れ聞こえるのを耳にしつつ、合掌。

 

本殿の先にいかにも「大野」らしく湧水池がある。

御神水、「篠座目薬」は湧水池の中にあった。

 

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「ふくいのおいしい水」にも認定されている御霊泉の清水は、癒しの御神水として広く親しまれています。 社記には「大巳貴尊の御仁慈より眼病に苦しむ者を救はむとしてこの霊泉を湧出せしむ」とあり、古くから眼病に霊験が高いことで知られる御神水は、「篠座目薬(しのくらめぐすり)」とも謳われています。 目を清める際は、左目、右目の順でお清め下さい。

http://shinokura.net/history/

 

とびきり冷たいとか、そういった訳ではない。

けど、御神水はやんわりと目に染み入っていくような、

そんな心地よさがある。

 

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目を清めると、

僕の後ろに一人の女性。

彼女は袋に多くのペットボトルを手にしていた。

 

そっか、別にこの御神水は目を清めるためだけのものではないのか、

そんな当然のことに気づく。

湧水池を一周して彼女が水を汲み終えるのを待ち、

御神水を口に含んでみた。

 

表現は間違ってるかもしれないけれど、

何ともいえぬやわらかに感じる水だった。

 

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篠座神社を後にして、

再び市街地方面へと戻る。

醤油カツ丼の発祥の店、とされる「お食事処 しもむら」さんは、

大野市のショッピングセンター「ヴィオ」にもほど近い場所にあった。

 

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この時点で時計を確認すれば11時前で、

まだ営業開始前であったにも関わらず、

駐車場には何台かの車がやってきた。

 

そして、11時。

店から誰か現れた様子はなかったにも関わらず、

お客さんはフツーに店に入っていく。

回転灯がついたのを確認して、僕も続いた。

 

店内は想像以上に広く、

かつ非常に小奇麗にされている、そんな印象。

 醤油カツ丼とおろしそばのセットを注文。

待っている間にも次々とお客さんが入ってくる。

 

僕の隣に座った高齢女性の1人客は

「今日は野菜炒めできる?」

「確認してみますね、、、、できるそうです」

「なら、野菜炒めとご飯」

常連さんなんだろう、そんな注文をしていた。

メニューに野菜炒めの文字など見当たらないから、

案外いろんな裏メニューがあるのかもしれない。

 

カウンターの先にある小窓越しに、

調理をされている方の手元が見える。

たまに店内の様子を確認している主人らしき男性がいて、

この方が大野の醤油屋の主人とともに醤油カツ丼を生み出した方なのかな、

とも思う。

 

ほどなく醤油カツ丼とおろしそばのセットが登場。

「醤油の量はお好みで」と店員さん。

 

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カツは薄めだけど

ソースカツ丼や卵とじのカツ丼では味わえない

カリカリ+サクサク」の食感が堪能できる。

これに大根おろしと醤油と白ご飯が加わるのである。

そんなのウマイに決まってる訳で、

数分で完食。

 

セットのおろしそばも上品な出汁と、

のどごしのよいそばで好印象。

いやはや満喫、ごちそうさまでした。

 

何となくだけど、観光客の方は醤油カツ丼を注文して、

地元の方はあんかけ焼きそばを注文している方が多かったような気がする。

そして、隣の女性のもとに運ばれてきた野菜炒めが、

これまた非常にうまそうだった(笑)

すぐ近くにバス停もあるし、

今度はバスで来てビールとともに頂きたいものである。

 

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これにて今回の大野での目的は終了。

本当はゆっくり見て回ればいいんだろうけど、

何せ1時間自転車をこがねばならぬ。

 

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大野の中心部で僕の隣を福井駅前行きのバスが走っていった。

あのバスに乗れば1時間後に福井駅か、と思う。

 

大野なら最初から京福バスのフリーきっぷで来とけば、

ビールも飲めたンだよな、とも思う。

が、すべては自分が選択した道。

僕は1時間後に勝山、の予定。

 

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京福電鉄のトンネル跡に興奮したりしながら、

勝山駅に戻った。

 

しかしまあ、1時間も自転車をこいでる割に、

この日が恐ろしく寒く、かつ道も平坦なこともあり、

さっぱり身体が温もらない、

というよりすっかり身体が冷え切っていた。

 

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あー、早く風呂に入りたい。

 

えちぜん鉄道のフリーきっぷを所持しているから、

別に三国港やあわら温泉まで行っても良かったのだが、

とにかく早く風呂に入りたかった。

 

開発で降りて極楽湯でもいいかな、なんて思った矢先、

先日やってた福井のローカル番組「い〜ざぁええDay」で、

えちぜん鉄道の駅から道の駅禅の里を目指していたことを思い出す。

 

道の駅禅の里には日帰り温泉の施設もある。

調べて見ると山王駅が最寄りだったもんで、下車。

 

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10分ほど歩けば道の駅禅の里に到着。

こちらの温泉、2年ほどまえに刈込池に行った帰りに伺った時は、

恐ろしく混雑しており、

さっぱり風呂の印象がなかったのだけど、

今回は随分とすいていた。

 

浴室全体は小奇麗だし、

白湯と温泉の2種類の浴槽はともに清潔な湯で満たされている。

何とも可愛らしいサイズの露天風呂もある。

 

湯も山中にも関わらず案外しょっぱくて、

冷え切った身体がすっかり生き返る、

そんな気がした。

 

本当は風呂だけ入っておとなしく福井に帰るつもりだったけど、

身体が温もってしまうと、

どうしてもビールが欲してしまうのは酒飲みの宿命みたいなもんである。

 

飲食コーナーを覗くと、

おでんと生ビールのセットなんてのもあったので、

思わず注文(汗)

 

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食べながらメニューを眺めていたら、

びっくりするくらい全体的に値段が安い。

かけそばやかけうどんなんて160円だ。

駅の立ち食いなんかより遥かに安いのではなかろうか。

 

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おでんに生ビールで、

すっかりいい気分になって山王駅に戻る。

西日を浴びながらウトウトしている間に福井駅に到着。

気分はすっかり夕方であったが、時計を見ればまだ15時すぎ。

 

着々と日も短くなってきた。

何だかんだで冬はもうすぐそこにやって来てる。

家に帰る間に再び身体が冷えてしまった僕は、

仕方なく熱燗で身体を温めることにした。

 

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