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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

2016年最後の日 〜こんぴらさんとことでんと〜

JR

後から思えば出だしからつまずいていたのだ、

と、思う。

 

以前から相方が島根県出雲大社に行きたいと言っており、

なら初詣でも兼ねて行こう、

1月1日なら元旦のフリーきっぷも使えるし、

と着々と計画を進めていた。

 

ところが1日は実家に帰りたいと言い始め、

それなら元旦のフリーきっぷはもったいないし、

31日出発で18きっぷで出雲に行く計画をたてれば、

1日の15時頃には神戸にいたいなどと言いだした。

 

朝に出雲大社を参拝して普通列車で神戸など無理だ、

そんなすったもんだがあり、

もう1人で実家でも何処でも帰りなはれ、

僕は僕で好きなところに行く、

と口に出そうになったのを何とかこらえた。

 

それなら「こんぴらさん」に行ってみたい、

などと言う。

うむ、こんぴらさんか。

1日は凄まじい人であろうから31日でもいいかと問えば、

「それでいい」と相方は言う。

それなら「ことでん」を組み込んでいろいろまわりたい。

 

そんなもので、

福井を4時48分に出発する快速電車で出かける計画を立てた。

順調に乗り継げば高松着が11時49分である。

この時間なら高松市内のホテルに荷物を預け、

ことでん」の一日フリーきっぷを使い、

存分に香川県を満喫できる。

 

しかし31日、僕らが起床したのは4時40分だった。

「・・・」

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福井駅を6時06分に出る普通電車に乗るつもりで家を出たら、

ポツポツと雨が降り始めた。

タクシーでも呼ぶかとなり、

電話を掛けたら「配車は6時になります」などと言う。

他のタクシー会社は電話帳に入れておらず、

検索するのも面倒だったので福井駅まで歩いた。

 

敦賀近江塩津で普通電車を乗り継ぎ、

長浜から新快速の姫路行きに乗り込んだ。

車内の中吊り広告を見た相方が

「やっと関西に帰ってきた気がする」と言う。

その視線の先には「阪急三番街」のバーゲンの広告があり、

なるほどな、と何だか笑ってしまう。

 

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新快速は米原で前に8両増結し、

12両の長大な編成となって一路西へ向かっていた。

姫路到着は10時48分で、

乗り継ぐ播州赤穂行きは11時05分発であるから、

姫路駅では多少の余裕がある。

僕はどうしてもこの時間を使って、

姫路駅の「まねきの駅そば」を食べたかった。

 

新快速は芦屋を9時59分、定刻に出発した。

車内は適度に席が埋まり、落ち着いた印象。

「まねきの駅そば」まであと50分、

あー、腹減った、

そう思った瞬間、急ブレーキがかかった。

 

何かに当たった、そんな様子も伺えず、

「運転士が車内の確認をしております。しばらくお待ち下さい」

そんなアナウンスが流れた。

 

数分間の停車の後、新快速電車は動き始めたが、

三ノ宮駅に到着した際、

「1号車のトイレの清掃を行います。しばらくお待ち下さい」

と再びアナウンスが流れた。

電車を急停止させることがトイレで起きていたということだろうか。

 

その理由はわからぬが、

新快速の姫路着は10分弱遅れたことだけは事実である。

相方はコンビニで売店でおにぎりだけ買い、

僕は執念でまねきの駅そばを食べて

11時05分発の播州赤穂行きに乗り継いだ。

 

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4両編成の車内は後続の新快速の乗客も受けるので、

大混雑、なんてものではなく「わやわや」である。

相生で乗り継いだ岡山行きも何とか席を確保したとはいえ、

「わやわや」のままだった。

 

この電車の岡山着は12時38分で、

この後は12時42分発のマリンライナー31号に乗り継ぐ予定でいた。

高松着は13時37分。

当初の予定より2時間近く遅れるが、

起床できなかった自分が全て悪い。

 

当初の計画では「ことでん」のフリーきっぷを使い、

高松から琴平まで往復し、

相方をホテルに置いて、

1人で長尾線〜JR高徳線志度線とぐるりと回ろう、

そんな考えでいた。

 

しかしながら時間も厳しい。

高松から琴平を往復して、

高松近辺だけでも「ことでん」でウロウロしたい、、、、

 

電車は岡山県に入り、吉永駅に到着。

ところが一向に出発する気配がない。

「体調を崩されたお客様がいらっしゃいます。しばらくお待ち下さい」

5分ほど停車して吉永駅を出発。

しかし和気駅でも同様の放送が流れ、

結局和気駅出発時点で10分の遅れとなった。

 

四国に乗り入れるマリンライナーがこの電車の到着を待つとは思えない。

次のマリンライナーだと高松着は14時05分。

それからホテルに荷物を預け、

ことでんに乗ったとしても琴平着が夕方になる。

 

ここでようやく諦めがついた僕は、

直接琴平に向かうことにした。

琴平から高松の間だけでも「ことでん」に乗りたい。

 

岡山駅到着前にこんな放送が流れた。

「この列車は10分遅れで岡山駅に到着いたします。この先山陽本線下り三原行きは12時50分発、お時間ございませんので少々お急ぎください。伯備線新見行きも接続いたしますのでお急ぎください。瀬戸大橋線快速マリンライナー31号には接続いたしません。次の33号をご利用ください。指定券をお持ちのお客様は駅窓口にお申し出ください」

 

相生駅からずっと立ちっぱなし、

さらに吉永駅での停車から露骨に不機嫌な顔を浮かべていた男性が、

「簡単に接続できんとか言いやがる」

と吐き捨てるように言った。

 

まあまあ、しゃーないですよ、しゃーないです(笑)

 

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坂出駅マリンライナーから琴平行き普通に乗り換える。

2両編成の電車は14時31分に琴平駅に着いた。

 

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こんぴらさん」こと金刀比羅宮を目指し歩き始める。

僕は2年に1回くらい参拝しているが、

いつもクルマばかりだったもので、

電車で来たのは初めてだった。

駅から参道までのディープな空間に何となく心が踊る。

 

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不安だったのが初の「こんぴらさん」となる相方の

体力のなさ、で、

100段ほど上がって「休憩」と言い出した時は、

「ここに来たいと言ったのはおぬしだったよな」

と喉元まで出そうになったひと言を何とか飲み込んだ。

 

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200段ほどあがったら完全に息が切れており、

「まだ?」などと言う。

 

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こんな調子では奥社までの1368段など到底ムリだろうし、

日も暮れてしまう。

明るいうちに「ことでん」に乗りたかったので、

無理矢理本宮までの785段を引っ張り上げた。

 

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本宮での参拝を終えると

「せっかくだから奥社も行ってみたい」などと言い始め、

どこの口がそんな言葉を発するのかと、

半ば唖然としたりしたが、

「おぬしはこの先の険しさを知らぬ。もう少し鍛えてからまたくればいい」

「上りより下りの方が辛いものだ」

と何とか言いくるめて下山。

 

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琴電琴平駅から高松築港行きの電車に乗った。

2両編成の電車には女性の車掌も乗務しており、

何とも愛想がいい。

彼女が手にした端末でICカードIruCa」のチャージもできるようで、

些細なことだが便利だよなと思う。

 

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電車は「ことこと」というよりは、

なかなか豪快な走りっぷりで

1時間弱ほどですっかり日もくれた瓦町駅に着いた。

もっと「ことでん」を堪能したかったが、

タイムアップだ。

 

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ホテルに荷物を置いて晩飯を求め街に繰り出す。

大晦日、目当てとしていた店はことごとく閉まっており、

結局、生ビール190円の文字に惹かれて

大手チェーン店の居酒屋に入った。

 

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料理はなかなかのもので値段も安く、

それなりに飲んで

満足してホテルに帰ったが何か物足りない。

 

香川県といえば「うどん」であるが、

あえてラーメン屋でも捜してみるか、

そんな気になって1人で出かけようとしたら

相方もついてきた。

 

ところがものの見事に「ラーメン屋」がない。

あっても大晦日でお休み、ばかりだった。

チェーン店の天下一品までもが休みである。

1人なら「ま、いいか」で済ませられるが、

勝手についてきた相方は何故か露骨に不機嫌になっていく。

 

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1時間近く歩いたが、

ラーメンにありつくことはなく、

そのうちどうでもよくなってきて、

結局ホテル近くのコンビニで、

もつ煮込みとスパゲッティを買ってホテルで食べた。

 

こうして色々あった2016年は終わった。