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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

フェニックス田原町ラインでカレーうどんを食べに行く 〜新田塚・たからや〜

えちぜん鉄道 福井鉄道 昼飯

先日、NHKを見ていたら「鶴瓶の家族に乾杯」って番組で、

我が故郷の播州赤穂が出ていた。

高校の同級生も1人出ており、

ついつい見入ってしまったのだが、

中でも妙に印象的だったのが、

力食堂の「カレーうどん」だった。

 

僕は地元に帰っても、

いつも同じような店しか行かないもので、

残念ながら力食堂にはお邪魔したことないのだけれど、

やたらめったらその「カレーうどん」が美味そうに見えた。

 

今度実家に帰ったら寄ってみよう。

と考えたら妙にカレーうどんが食べたくなってきて、

家で1人の時にレトルトカレーを出汁で伸ばし、

冷凍うどんをゆでて作ってみたが、

どうもイマイチである。

 

ああ、美味しいカレーうどんが食べたい。

真っ先に思いついたのは

高岡市役所の前にある「吉宗」であったが、

富山からならともかく

福井からおいそれと行けるような距離ではない。

 

かといって福井は「そば」のイメージが強くて、

そもそも「うどん屋」を見かけない。

そんなもので調べてみたら新田塚に人気のお店があるようだ。

先入観を持たぬよう、

場所だけ確認して「カレーうどん」を食べに行くことにした。

 

新田塚ならえちぜん鉄道1本で行けるけど、

無論フェニックス田原町ラインに乗っていく(笑)

 

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冬の間多くの人で賑わっていた

ハピリンのスケートリンクは撤去作業の真っ只中。

結局滑ることなく終わっちゃったなあ、と

作業を見ながらぼんやり思う。

 

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なら来年こそはとも考えるが、

きっと来年も「今度滑ろう」なんて思いながら

シーズンが終わるンだろうな、

とも思う。

 

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市役所前駅へ。

いつも武生方面の電車ばかり乗っているもので、

田原町方面のホームで電車を待つなんて、

妙に新鮮な気分になる。

 

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フェニックス田原町ラインは、

福井駅が最寄りの人間にしてみれば、

無理やり理由をつけない限り、

なかなか乗る機会に恵まれない。

 

関西で言えば(例えば)阪急の神戸線京都線

十三で直結したようなもので、

梅田駅の利用者には何ら関係がないのと同じこと、

とも言える。

 

そんなものでいつも無理やり理由をつけて乗っているが、

鉄道趣味としてはよろしくとも、

一般の方々に是非どうぞ、

と言い切れないのは至極残念な点ではある。

 

しばしホームで待っていると、

武生方面からグリーンのフクラムが現れた。

 

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数人の下車客と入れ替わりに乗車したら、

車内にいたのは女子高生が1人だけだった。

その女子高生も仁愛女子高校で下車してしまい、

貸切状態のまま田原町へ。

 

ホームには何人かの姿があったが、

みんな武生方面の電車を待っていたようで

運転士だけが交代して田原町を出発。

結局貸し切り状態のまま新田塚駅に到着した。

 

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運賃は市役所前から280円。

えちぜん鉄道1本だと250円な訳で、

30円増しで快適な車両に乗れる!

なんて考えるのもあくまで自分が「鉄ちゃん」だから、

なんだろう。

 

新田塚駅から踏切を渡り、

車の往き来も多い芦原街道に出た。

 

えちぜん鉄道は住宅街の中を走っているからピンとこないけど、

このあたりはスーパーや飲食店、書店、病院など、

普段の生活に必要なものは一通りそろっており、

それなりに活気の感じられる場所だ。

 

福井駅の近所に住んでる友人が、

「今、八ツ島とか新田塚のあたりで部屋探してる」

なんて言ってたが、

何となくその気持ちも分かる。

 

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目指すお店「たからや」さんは

新田塚の交差点のすぐ脇にあった。

 

開店直後なので空いているだろう、

なんて思っていたが、

店内には既に数組のお客さんが料理の到着を待っていた。

大きな窓に面したゆったりとしたカウンター席につく。

 

メニューを眺め、

あ、カレーうどんあったあった、

なんて思っていたら

どうやらカレーうどんの他に

焼きカレーうどんなんてのもあるらしい。

せっかくなので注文。

 

ほどなくして隣の男性客のもとに

「石焼きカレーうどん」が供された。

 

背後からも

「石焼きカレーうどんお待たせしました」なんて聞こえてくる。

純日本風の店内は「カレー」の香りで包まれた。

腹がくううとなる。

 

「お待たせしました」

と僕の元にも「石焼きカレーうどん」が供された。

ぐつぐつ煮えたぎっている。

 

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一応カレーうどんを最初から食するつもりで、

はねてもいいように作業服を着ていたが(笑)

ちゃんと紙エプロンまでついていた。

いざ実食。

 

カレーはどろっとしたもので何ともほどよい辛さ、

かつ熱い。

いちいちカレーをよそわなくとも、

十分すぎるくらいにうどんにまとわりついてくる。

 

そして流石「石焼き」と称するだけあって

食べても食べてもグツグツいっている。

さらに小エビの天ぷらかな、

これがいいアクセントになっている。

 

一般的なうどん屋さんだと

木製れんげ(?)がついてくるけど、

この石焼きカレーうどんには、

スプーンが添えられている。

 

焦げたルーをこそいで食せば

 これが何とも香ばしい。

最後は底に焦げ付いたうどんまでしっかり掻き取って完食。

ふう、あったまるわ、ごちそうさまでした。

 

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お店を出た時点で時計を確認すれば11時44分だった。

帰りも当然フェニックス田原町ラインを狙う。

 

フェニックス田原町ラインの電車は

鷲塚針原で40分間停車して折り返すもので、

新田塚駅を11時54分に出る越前武生行きは、

来る時と同じグリーンのフクラムということになる。

 

地図を見ると八ツ島駅の方が近いのかな、

なんてことも思ったが、

迷っても弱るのでおとなしく新田塚駅に戻った。

 

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新田塚駅の低床ホームにお婆さんが1人。

「西福井はここでいいの?」と聞いてきた。

他のお客さんがみんな一般車両用のホームに上がったので、

不安だったようだ。

 

「大丈夫ですよ」というと、

「普段電車なんて乗らないからねえ」と

ようやく笑顔を見せた。

さらに入線してきたフクラムを見て、

「あれ、またきれいな電車になって。初めて乗るわ」

なんて驚いている。

 

帰路もわざわざフェニックス田原町ラインにしたのは、

単に乗りたかったというのもあるが、

来る時に市役所前駅の八百屋で、

「新じゃが」を売っているのを見かけたからだ。

 

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食べ物の話しばかりで恐縮だけど、

先日、「吉田類の酒場放浪記」を見てたら、

類さんが新じゃがの塩ゆでを食べながら

満面の笑みで酒を飲んでる姿を見て、

「ああ、いいなあー」なんて思っていた。

 

そんな矢先に見かけた新じゃがだ。

まだまだ寒いけど気分だけでも春を味わいたい。

 

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市役所前で下車した僕は八百屋に向かった。

家の近所のスーパーにも出てるのかもしれないけれど、

ま、これも何かの縁であろう。

 

僕は八百屋で「新じゃが」を買い求め、

片手にぶらさげて家に帰った。

今宵の肴は無論、シンプルに塩ゆでにしよう。

 

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