北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

えちぜん鉄道・まつもと町屋駅 〜一生懸命なそば屋の一生懸命なエビフライ〜

週が明けてからの福井はずっと雨模様。

「久々に徘徊できる」と意気込んで目覚めた今朝もまた同じ。

駐車場を叩きつける雨を眺めていると徘徊する気力も失い、

こたつから動けずにいた。

 

しかしながら休みの日に一人で家にいたところで、

朝から酒を飲むくらいしかやることがない。

そんでもってその酒すら切れていた。

「・・・」

 

酒でも買いに行くか、

いや、いい年こいたオッサンが平日の午前中から酒のパックを持って

レジに並ぶのも何だかよろしくない光景であるような気がしなくもない。

 

せめて昼飯でも食いに行こう、

少しはテツ分の補給もしておこう、

そう考えて、雨の勢いが落ち着くのを待って家を出た。

 

 

 

外に出ると思いのほか空は明るくて、

ああ、このまま雨もやんでくれそうだ、

別に傘もいらなかったかな、なんてことも思ったが、

歩きだして数分後には雨が降り出して、

福井駅に着く頃にはザアザア降りになっていた。

 

f:id:fukuitabi:20171206155636j:plain

f:id:fukuitabi:20171206155700j:plain

 

今日目指すのは福井市の大願寺なるエリアで、

以前からネットで気になっていたそば屋さんがあるのだった。

家を出る前に場所を確認したら、

えちぜん鉄道まつもと町屋駅が最寄りのようだ。

 

そんでもってあらためて福井駅で場所を確認しようと思ったのだけど、

やはりというか何というかスマホが見当たらない(笑)

店の名前すらあやふやだけど、行けば何とかなるであろう、

そう考えてまつもと町屋駅までのきっぷを買った。

 

f:id:fukuitabi:20171206155729j:plain

 

2両編成の三国港行き普通列車に乗る。

まつもと町屋駅までの所要時間はわずか6分で、

テツ分補給にはいささか物足りなさも感じるが、

今週末にはフリーきっぷを買って満喫しようとは思う。

 

電車を降りると雨はやんだ。

とりあえず場所は幾久の交差点の近くだったはずと、

住宅街の中を北上する。

 

f:id:fukuitabi:20171206155759j:plain

 

10分ほど歩くとスーパーの「アルビス」が見えてきた。

僕が富山に住んでいた頃、一番お世話になっていたスーパーだ。

しかしながらこんなところに「アルビス」ってあったっけ?

はたしてここはどのあたりだ???

(後から調べてみたら10月4日にオープンしたばかりらしい)

 

f:id:fukuitabi:20171206155821j:plain

 

そんでもって「アルビス」に視線をとられつつ、

何となく周囲を見渡すと「のぼりと」と書いた看板を掲げたお店が建物が見えた。

確かそんな名前だった、はず(笑)

 

f:id:fukuitabi:20171206155902j:plain

 

店内へ足を踏み入れると

「いらっしゃいませー」と元気のよい声が迎えてくれた。

メニューをしばし眺めると、そば屋というよりは食堂のような充実ぶりで、

そばやうどんの他にもカレーや定食までいろいろ充実している。

 

今回、こちらに伺った目的は「からあげ定食」だったのだけど、

すぐ隣に「エビフライ定食」の写真が飛び込んできた。

お値段は共に1200円。

 

「からあげ」も好きなんだけど、「エビフライ」も捨てがたいよなあ、

と、優柔不断な僕はつい悩んでしまう。

で、結局、「エビフライ定食」を注文。

サービスでうどんかそばが付きます、とのことだったので、

温かいうどんをお願いした。

 

店内はさまざまな「言葉」であふれている。

中でも一番目につくのはこちらの言葉。

「のぼりとへ来てくれてありがと

 一生懸命作るだけ

 ようこそようこそ 叫ぶだけ」

ご主人の作かな(笑)好きだなあ。。。

 

週刊誌でも読みつつ待つかと思っていたら、

ほどなくご主人が現れて先にうどんを出してくれた。

定食についている「うどん」はミニサイズのものが多いけど、

「のぼりと」さんのうどんは若干大きめ。

 

f:id:fukuitabi:20171206155934j:plain

 

冷え切った身体に温かいうどんはやはりありがたい。

出汁も優しい味で、

ついつい飲み干してしまう。

 

この時点で、「エビフライ定食」を注文していることを、

つい忘れそうになってしまいそうになるほど、

満足していた。

後はおにぎり1個くらいあれば十分な気がしなくもない。

 

ここでエビフライ定食が登場。

わりと大きめなエビフライが4尾、

サラダに香の物、味噌汁にごはん。

 

f:id:fukuitabi:20171206160005j:plain

 

「タルタルソースはどうされますか」と店員さん。

「お願いします」と言ったら、

冷蔵庫から業務用のタルタルソースを出してくれた(笑)

 

f:id:fukuitabi:20171206160028j:plain

 

そんでもってこのエビフライが

アツアツ、サクサク、プリプリの3要素を満たした、

さらに大きすぎることもなければ小さすぎることもない、

実に満足度の高い逸品だった。

 

「一生懸命つくるだけ」その言葉がしっくりくるし、

他のメニューも期待できそうだ。

ごちそうさまでした。次回はからあげ定食を頂きにきます。

 

f:id:fukuitabi:20171206160613j:plain

 

 

 

場所が県立歴史博物館の近く、ということだけは分かっていたもので、

いったん通りに出て場所を確認してから、

帰路は福井鉄道で帰ろうと思い田原町駅を目指す。

 

f:id:fukuitabi:20171206160649j:plain

 

フクラムでも止まっていないかと期待していたが、

ホームにいたのは880形。

 

f:id:fukuitabi:20171206162550j:plain

 

「やはりえち鉄にするかな。ポイントも稼げるし、安いし」

そんなことも考えてしまったが、

福井駅までのきっぷを購入。

 

きっぷ売り場の脇にはこんな案内が。

 

f:id:fukuitabi:20171206160902j:plain

 

市役所前駅の新ホームが12月11日から供用開始となるらしい。

田原町方面の下り線側が1番ホームで、

武生方面の上り線側が2番ホームになるとのこと。

気になるのは以下の注意書き。

 

平成29年12月11日より新しい市役所前停留所で乗降ください。

なお、新しいホームでは同じ行き先でも電車によって乗降ホームが変わる場合がございます。ご乗車の際は行き先案内表示などをご覧下さい。

1番ホームには、田原町方面、福井駅方面、前武生方面行きの電車が止まります。

2番ホームには、前武生方面福井駅方面行きの電車が止まりますご乗車の際は、ホームの案内表示などでご確認をお願いします。

 

恐れていたことが、、、というのが本音(笑)

 

従来から市役所前駅の乗り場というのは電車の方向が変わるもので、

ヨソモノにはちょっと分かりづらい点もあり、

仮に市役所前から福井駅までの利用だと、

乗り場が2つに分かれ、注意する必要があった。

 

しかしながら複雑なようで実は簡単なことで

下り列車の場合はあくまでも下り電停の乗降だったし、

上り列車の場合はあくまでも上り電停の乗降だった。

千鳥式に配されたホームとその間にある渡り線をうまく活用していた。

 

f:id:fukuitabi:20171206172344p:plain

 ▷市役所前駅 (福井県) - Wikipedia

 

ところが12月11日以降はそうではなくなるようだ。

田原町から越前武生方面に向かう上り列車は

ヒゲ線に入る時は2番ホーム(上り)を使うけど、

出てきた時は1番ホーム(下り)を使う、そんな流れになるのかな?

(あくまで予想です)

 

平日はすぐ慣れそうな気もするが、

休日はちょっと混乱しそうな気がしなくもない。

 

f:id:fukuitabi:20171206161756j:plain

 

今日はテスト中なのか知らぬが高校生の姿が多い。

改札が始まるなり土砂降りの雨となり、

男子高校生が一人「傘、持ってないンだよな」とつぶやく。

 

電車はヒゲ線に入り、福井駅に到着した。

相変わらず雨は降り続いている。

 

f:id:fukuitabi:20171206161846j:plain

 

バスで帰ろうと思い、時刻を確認して待っていると、

そのうち雨はやんで再び青空が姿をみせた。

 

f:id:fukuitabi:20171206162130j:plain

 

ま、雨もやんだし歩いて帰ろう。

ついでにスーパーに寄って酒とつまみでも買おう。

 

今宵、相方は同僚と食事に行くと言っていた。

 

帰ってくる頃には酔いつぶれて寝ているだろうし、

昼から飲んだか、夜から飲んだかなど分かるまい(笑)