多分、我が家があまり「クリスマス」を意識することがない、
というのも大いにあると思うのだけど、
いつのまにかクリスマスなんて終わっていたし、
気づけば今年も残す所あと数日となっていた。
うう、早いなあ、早すぎる、、、(涙)
ま、嘆いていても仕方ない、とりあえず飯でも行くべ。
しかしながら年末であるよな、はて、いつから休日ダイヤになるのだろう、
フリーきっぷは使えないのかな、
そんな思いで福井鉄道のサイトを覗いてみた。
しかし年末年始のダイヤについては触れられていない。
それより飛び込んできたのがこのお知らせ。
【電車】 線路保守工事に伴う一部列車及び一部区間運休と代行バス運行のお知らせ(1月~2月期)
なんて書いてある。
げげ、まだ工事は続くのか。
それも週末だけではなく、水曜の日中までやるそうな、、、
工事は必要だと思うけど、
せっかくフェニックス田原町ラインがメディアでも取り上げられるようになっていうのに、
これだけ運休しちゃうのも何だかなあ、という気がしなくもない。
ま、どうこう言っても仕方ない。
とりあえず福鉄に乗るべ。
今日はいい天気だ。
傘も要らないだろ、と思って家を出た瞬間に雪が降り始めた。
「・・・」
福井駅に着くと雪はやみ、青空が姿を見せていた。
いつもなら急行に乗るために市役所前駅まで歩くのだけど、
今日目指すお店の最寄り駅が急行通過駅であるもので、
福井駅から各駅停車に乗車する。
10時39分に出発。
ヒゲ線を出た電車は10時44分に市役所前駅の田原町方面のりば(下り・1番線)に到着。
以前はここで運転士さんが慌ただしく車内を移動して、
方向転換してから越前武生行きのホームへと転線していたが、
今は10時47分の出発時刻までこのまま待機となる。
言い方を変えればこの間、下りの本線は塞がれた状態になる。
しかしながら「?」となったのは、
反対方面の電車はどうしているのだ、ということだ。
所定のダイヤだと、田原町行きの各駅停車は、
10時41分に市役所前に到着し、10時44分にヒゲ線に入っていく。
そう、先に田原町行きが1番線で折り返し、
転線したところで越前武生行きが入ってくる、
それが本来のダイヤだと思われる。
しかしこの時点ですれ違ってはいない。
何分か遅れているのだろう。
ならこの時、田原町行きはどこにいるかと言えば、
市役所前駅の手前で、1番線ホームに入れず、
待ちぼうけを食らう、そんな現象が起きている。
↓後から撮影
「ちょっと遅れるとホームに入れない」
同じ現象は田原町駅でも何度か遭遇しており、
何だかなあ、と思う点であったりする。
この時は10時47分に僕が乗っている電車が出発し、
転線して旧下りホームに入ったところで田原町行きがやってきた。
(後から眺めてみても同じ流れで、でも時刻表では逆なのよな、、、)
先の「お知らせ」によると、
「大名町交差点付近における線路保守工事に伴い」とあるから、
これからまた変化があるのかもしれないし、
あれこれ想像するのは楽しいものだ。
早くも春が来るのが待ち遠しくなってきたぞ(笑)
電車は福井駅から30分ほどかけて三十八社駅に到着。
こちらの駅の住所は福井市で、
福鉄の福井市内の駅では最南端ともいえる。
福井駅からの運賃は340円。
福鉄の場合、神明や西鯖江まで行けば370円、
越前武生まで行っても400円なもので、
ついついいつも鯖江や武生まで行っちゃうのよなww
三十八社駅はスコーンと広がる空が何とも気持ちのいい駅。
駅前の集落は鯖江市となるようだ。
ほどなく旧8号線に出る。
福鉄の車窓からもよく見える大きな建物は家具屋さんで、
今回伺ったのは家具屋さんから道路を挟んだ反対側にある、
「上海飯店」さん。
僕は車で武生や敦賀に行く時、旧8号線を愛用しているもので、
以前から気になっていたお店のひとつだった。
ランチには少し早い時間かな、と思ったけど営業中みたいで一安心。
で、道路を渡ったところで「?」となった。
電柱の看板に「ここは上江尻町」とあるのだ。
あれ?江尻って福井市じゃなかったっけ???
愛想のいい奥さんに「ラーメンセット」を注文。
そして、「ここは福井市なんですか?鯖江市なんですか?」と聞いてみた。
奥さんは「ふふふ」と笑い、
「ここは福井市、向かいは鯖江市、でもちょっと進んだら鯖江市」
とのこと。
しばし待つとラーメンセットが配された。
ロクに内容も確認せずに注文したのだけど、
ライスに唐揚げにシュウマイ、サラダにお新香までついている。
まずはスープを一口。
「おっ」となる、ではなしに「ホッ」とする、
そんな味。
地元で長らく愛されてきた味なんだろうな、と思う。
揚げたての唐揚げに、温かいシュウマイ。
どれもみんな「ホッ」とする。
最初は「すごい量だなア」なんて思ったが、
ほどなくきれいさっぱり完食。
これでお値段税込み750円。
鯖江の手前まで来た甲斐がありました。
ごちそうさまでした。
帰路はフクラムに乗りたかったもので、
福井市内の浅水駅でも良かったのだけど、
どうせなら少しでも長く乗りたい。
これで今年は乗り納めだ(笑)
上海飯店の奥さんが言っていた通り、
数分歩くと鯖江市に入った。
浅水川を渡り、福鉄の線路沿いの道を歩く。
神明駅に到着したのは12時20分。
次の12時30分発鷲塚針原行き急行はさくら色のフクラムのようだ。
さらに隣のホワイトボードにはこんな注意書きが。
「12月29日(金)から1月3日(水)までは休日ダイヤとなります。休日フリーきっぷは12月30日(土)から1月3日(水)にご利用できます」
福鉄さん、この情報を是非サイトのトップページにお願いします。
この日すれ違った休日運休の急行はどれもそれなりにお客さん乗ってましたよ(笑)
市役所前駅までのきっぷを買おうと思ったが、
運賃も同じ370円であるし田原町までのきっぷを買った。
せっかくなので「えちぜん鉄道」も乗り納めしておきたい。
12時30分、定刻にさくら色のフクラムは神明駅を出発。
冬休みに入ったのか、若い世代も多く車内は活気がある。
行きは福井駅から福井市内の三十八社駅まで30分かけて行ったけど、
帰路の急行はさすがに早く、
乗り納めくらい各駅停車でちんたら来ても良かったかな、
なんてことも思う。
えち鉄から福鉄への乗り継ぎはわりといいのだが、
福鉄からえち鉄への乗り継ぎは非常に悪く、
しばらく田原町駅周辺をぶらついて時間を過ごし、
えち鉄の福井行きに乗り込んだ。
えち鉄の新駅舎はほとんどの囲いが取り外され、
その全貌を眺めることができるようになっている。
夏に新駅舎の供用が始まれば、
今度は新幹線の工事も本格化してくるだろう。
たまーにエルパの周辺に行くとこんなにできたのか、と驚く(笑)
来年も福井をめぐる交通事情はいろいろ変化がありそうで、
そんな変化を目の当たりにできるのは、
ただただありがたいことだなあと思うし、
楽しみは尽きない。
さて、今年も「北陸徘徊人」にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
「北陸」なんて名乗っておきながら、
すっかり「福井」の、いや「福鉄」ブログと化しつつありますが(汗)
来年もぼちぼちマイペースに徘徊を続けていきたいと考えておりますので、
またお付き合いいただければ幸いです。
みなさま、どうぞよいお年をお迎え下さい。
四ツ葉来