北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

赤十字駅前徒歩5分のカツカレーと中華そば

朝方カーテンを開けて、

雪が積もっていないとホッとする、

そんな日が幾日が続いた。

日頃から顔を合わす方々も、先日までは一様にぐったりしていたが、

最近は元気を取り戻しつつある。

学校も再開し、延期を繰り返していた私立高校の入学試験も無事に終了したとのこと。

 

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金曜日はまた市立図書館にでもこもるつもりでいたのだが、

福井鉄道のだいぶ通常ダイヤに戻ったことを知り、

武生や鯖江の様子も見てくるか、そんな気になって、

朝飯を食べて早々に家を出た。

ハピリンが何だか神々しい(笑)

 

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福井駅を8時14分に出る急行の越前武生行きを待っていると

「10分ほど遅れて運行しています」

そんなアナウンスが流れた。

じっと待っていても寒いだけなので、市役所前駅まで歩くことにする。

駅前の商店街を歩いていると、ほどなくオレンジのフクラムが姿を見せた。

 

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市役所前駅の上り(越前武生方面)ホームには多くのスーツ姿の方がいた。

平日の朝の福鉄のダイヤは少しばかり変則的で、

普通電車はヒゲ線に入らず福井駅を通過するのに対し、

急行電車はヒゲ線に入って福井駅に立ち寄る。

 

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次に現れるのはヒゲ線に入っていった急行の越前武生行きであるが

乗り場は下り(田原町方面)ホームとなる。

ということは、上り方面で待っている方々は後続の普通電車を待っている、急行通過駅までのお客さんということか。

朝夕の市役所前駅には駅員もいるから間違っている、という訳ではなさそうだ。

 

ほどなくしてヒゲ線からオレンジのフクラムが現れた。

乗り込むと、運転席の無線が騒々しい。

運転士は「後続の普通電車が遅れております。恐れ入りますが、この電車は急行の越前武生行きですが、この先、普通の越前武生行きとして運転いたします。各駅に停車します」そんなアナウンスを流した。

なかなか臨機応変な対応ではある。

 

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しかしながら普通電車を待っているお客さんは反対側のホームにいる。

上りホームにいたスーツ姿の方々が一斉にホームを移動して、乗り込んできた。

 

素人考えにすぎないけれど、

市役所前駅の田原町寄りに渡り線を新設して、

そこで方向転換すれば乗り場の統一ができそうな気がするのだけど、、、

いつ見ていてもやはり「ややこしいな」と思う。

 

普通電車となったオレンジのフクラムは、それなりの数のお客さんを乗せて、

前武生へと向かう。

福井市内の主要道路の一つであるフェニックス通りは渋滞の車列が連なっている。

オレンジのフクラムは渋滞を横目に走り続ける。

 

急行の通過駅である江端や清明でまとまった下車があり、

車内には余裕が生まれた。

このあたりの福鉄は田園地帯をまっすぐに貫くのだけど、

窓の外を眺めているととても福井にいるような気がしない。

 

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終点の越前武生駅で下車。

いったんJRの武生駅まで行ってから北府駅を目指す。

ニュースではあまり報じられなかったが、

武生も13日午後2時に観測史上最高となる130センチの積雪を記録している。

 

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武生は入り組んだ細道が多く、

除雪が行き届かないという点では福井市内より深刻な状況であるような気がした。

 

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北府駅から再びオレンジのフクラムに乗車。

続いて鯖江市内の様子も見てみようと思い、

サンドーム西駅で下車。

 

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鯖江の市街地も武生と同様に細道が多いのだが、

鯖江は坂が多いからか、除雪の厳しさが伺える。

 

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西鯖江駅で電車を待つ。

年配の女性が「もう雪はこりごり」

「武生はどう?」「こっちと変わらん」

そんな会話をしている。

 

普通電車の田原町行きに乗り込んだ。

 

ぼちぼち腹が減ってきたが、また昼食には早い時間であったもので、

福井市内に戻ってから昼食をとることにした。

幸いにも乗車しているのは普通電車である。

以前からネットで気になっていた、江端駅近くの食堂を訪ねてみることにした。

 

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そんなもので江端駅で下車したが、

目指した食堂は営業している様子がない。

仕方ないのでベル前駅を目指して裏通りを歩く。

 

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ベル(ショッピングセンター)の駐車場にさしかかると、

年配の夫婦(だと思う)が大声で喧嘩をしていた。

何があったのか知らぬが、多くの人々が行き来している中で、

「怒鳴り合い」といってもいいような状況である。

あんな年のとり方はしたくないと思いつつ、

最近、イライラしている年配者をよく見かけるな、とも思う。

 

この雪のさなか、僕は何台もの車のスタックに出くわし、

一緒に押したりしていたのだけど、

その時に後ろからクラクションを鳴らされたことが2度ばかりあった。

除雪車に対し、「どけ」とばかりにクラクションを鳴らしているのも、

何度か見かけた。

ちなみにいずれもドライバーは年配者だった。

 

図書館なんかでも平気で携帯で大声を出して喋っている年配者を見かける。

県立図書館には警備員がいるもので、

わりとソフトな感じで注意しているのだけど、

それに対し、逆ギレしているのも年配者が多い。

 

こういった光景にたびたび出くわすと、

福井県の言っている「幸福度日本一」っていったい何なんだろうな、

とは思う。

 

ただ、車がスタックした現場で積極的に助けているのは

若い世代の子が多い。

そういった点は救いがあるなあ、とは思っている。

 

ベルから福井の市街地にかけてのフェニックス通り沿いには多くの飲食店が並んでいるが、

とても歩道を歩けるような状況ではなかったもので、

ベル前駅からおとなしく電車に乗った。

空腹度はピークに達していた。

よし、今日は初音支店に行こう。

営業しているかな。

 

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赤十字前駅で下車してフェニックス通りへ。

通りを少しばかり南下するとお店には「のれん」がかかっていた。

駅からの所要時間は約5分。

 

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初音支店さん、にお邪魔すると、

僕はほぼメニューを眺めるまでもなく

「カツ丼」と「中華そば」のセットの一択なのだけど、

この日は奥さんが忙しそうだったもので、

よくよくメニューを眺めてみると、

「カツカレー」と麺類の組み合わせ、なんてものもある。

 

こちらのお店、何せボリュームがあるもので、

食べ切れるかなとちょっと不安にもなったけど、

せっかくなので「カツカレー」と「中華そば」のセットを注文。

 

初音支店さんには漫画もあるし、

テレビも流れているから待ち時間も全く苦にならないのだけど、

いつも見入ってしまうのは奥さんの手際の良さだ。

 

カウンターだけの小さな店であるが、

奥さん一人でやっており、メニューは多彩。

にもかかわらず、奥さんは淡々と注文を受け、淡々と仕上げていく。

その様子が、カウンター席からは全て見える。

 

伊丹十三さんの映画「たんぽぽ」で、

宮本信子さんが演じるラーメン店主がありとあらゆる客の注文を淡々とこなすシーンがあるのだけど、初音支店さんに来るといつもその映画の光景とシンクロしてしまう。

 

ほどなくして「カツカレー」と「中華そば」のセットが配された。

だいたいこういったセットものはどちらかが「ミニ」であることが多いが、

初音支店さんは共に「普通サイズ」と言っていい。

想像はしていたが凄まじいボリュームであったりする。

 

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とはいえちゃっかり完食。

ごちそうさまでした。

980円也を支払って初音支店さんを後にした。

 

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このあとようやく本来の目的である市立図書館に行き、

この日3度目のオレンジのフクラムに乗って福井駅に戻った。

 

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この記事を書いているのは月曜日ですが、

市内各地にはまだまだ多くの雪が残り、

「いつもの冬」には程遠い状況であったりします。

 

とはいえ今日からようやく福井市内のコミュニティバスの運行も再開となりました。

福井鉄道も所定のダイヤに復活、えちぜん鉄道との乗り入れも再開しています。

9月から続いていた線路改修工事も終了したとのこと。

路線バスも暫定ダイヤながら着々と再開しつつあります。

スーパーの棚の商品も埋まってきました。

だいぶ、日常生活において不便さを感じる点は減りつつあります。

 

世間はオリンピック一色でありますが、

ほんの少しでも福井のことを気にかけていただければ、

また、足を運んでいただければ幸いです。