北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

射水のカレーと温泉と、長い追伸

18歳の時から富山で生活してきて、

途中何年か抜けていることあれど再び富山に戻ってきて、

これまでに一番よく通った飲食店はどこであろうか、

そんなことを冷静に考えたら、

間違いなくもつ煮込みうどんの「糸庄」であったりする。

今もなお大好物であるから25年以上お世話になっている。

 

では2番目はどこかと言えば

「デリー」というカレー屋さんで、

高岡、富山に数店舗展開している。

今も2週間に1度は行っている。

 

では3番目はどこかと言えば

もはや特定の店を挙げることはできないのだけど、

間違いなく「カレー屋」であろう。

富山県内には数多くの個性的なカレー屋さんが存在し、

カレー屋めぐりをするのがかつての僕の趣味だった(笑)

 

要するに僕はカレーが大好物なのであるが、

相方が辛い食べ物が苦手ということもあり、

家の食卓にカレーが出ることはないし、

外食でカレー屋に行くという選択肢も存在しない。

 

いつもなら1人で「デリー」に行くのだけど、

ちょっと時間があるもので、

今回は射水市まで足を伸ばしてみることにした。

 

 

先日まで「暑い、暑い」と言っていたのに富山市内はすっかり秋景色。

山小屋にいた頃はこの時期、何度か雪が降っていた(笑)

今年はもう降ったのだろうか。

 

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あいの風とやま鉄道の電車に揺られて約10分で小杉駅に到着。

南口のバスターミナルで平日のみ運行の「中央幹線」のバスに乗り、

射水市民病院へ。

(休日は「新湊・小杉線」も利用可)

 

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射水市民病院で下車して目的の建物を眺め、

うーむ、思ったより遠いなあ、

なんてことを思う。

ま、いいや、と8号線を目指してただ歩く。

 

今更僕が紹介するまでもない超有名店であるのだけど、

カシミール」は国道8号線沿いに

とても「飲食店」とは思えない外観で佇んでいる。

この店の前にいるだけで、別の国に紛れ込んできた、

そんな気分になってくる。

 

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ちなみにこの建物、以前より格段にきれいになっている(笑)

 

入り口を見ると「CLOSED」の文字。

「・・・」

店内に人がいる気配はない。

しかしながら、周囲にはスパイシーな香りが漂っている。

間違いなく、定休日ではなさそうだ。

 

しばし道端で待っていると、

自転車に乗った男がぶらりと現れ、

入り口がしまっていると確認するととなりのドアから中に入っていき、

別の男が扉を開けて看板を「OPEN」に変えた。

 

開店直後だったからか、ランチ時にはいつもないのかは存ぜぬが、

メニューは見当たらない。

店員さんに「マトン」「辛め」で注文。

しばらくするとサラダ、ビリヤニ、チキンとラッシーが配された。

このサラダにかかったドレッシングだけでも異国にいる気分になれる(笑)

 

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続いてカレーとナン2枚が配された。

うーむ、若い頃は楽勝だったけど食べ切れるだろうか、、、、

 

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カレーに詳しい方の話によると、

富山市高岡市にあるカレー屋さんは日本人向けの味付けになっているらしいが、

射水市にあるカレー屋さんはパキスタン人が経営している現地人向けの味付け、らしい。

 

とはいえ僕もいくつも回らせてもらっているが、

どのお店もわりと日本人の舌には合うように思うし、

今回のカシミールもまた同様な感想。

しかしナン2枚はさすがに中年オヤジにはちと厳しかったかな(笑)

 

お値段は1000円ポッキリ。

ごちそうさまでした。

 

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帰路は道の駅新湊まで歩いて、新湊・小杉線のバスで小杉駅に戻った。

 

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せっかく涼しくなってきたので風呂にでも入って行こうと思いつつ、

以前から気になっていた商店街を訪ねてみることにした。

小杉駅太閤山ランド線のバスに乗って千成商店街で下車。

 

いつも車からチラっと見ていただけなので、

足を踏み入れたのは初めてだ。

 

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平成もまもなく終わるというのに、

昭和の商店街の雰囲気がまだ残っていた。

地方だとこういった商店街は大半がシャッターが下りているが、

もともと小規模だったことが幸いしてか多くの店が営業を続けている。

 

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商店街の入り口にあるのは富山ブラックで知られる「めん八」さん。

醤油の濃厚な香りが商店街全体に広がっている。

以前には婦中町にもお店があって、そちらには行ったことがあるのだけど、

どうやらここが本店のようだ。

 

富山ブラックというと強烈な印象もある方が多々いるかと思いますが、

お店によって全く別物ですので、

どうぞ一店舗だけで印象を決めず、

いくつかのお店を訪ねていただければ幸いです(笑)

 

他にもいくつか気になるお店があったので、

ぜひ再訪してみようと思う。

 

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千成商店街から太閤の湯まで歩く。

恐らく同じ場所だと思うのだけど、

昔は「太閤山温泉」という旅館があって、

日帰り入浴も受け付けていた。

 

確か大きな岩風呂があったはずで、

その印象が強すぎてあまり湯に関する記憶はないのだけど、

太閤の湯の温泉は黄色みがかってなおかつしょっぱい。

新湊の「海王」もしょっぱいから、

射水の温泉はみんなしょっぱいのかな(笑)

 

しょっぱい湯というのは

弱るほどに、よく温もるもので、

ついでに恐ろしく喉が乾き、

やむをえず炭酸の効いた飲み物で喉を潤してから

小杉駅へ歩いて帰った。

 

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全国ニュースで報じられたかは存じませんが、

「黒部ルート一般開放」というニュースが富山県内では大きく報じられています。

これだけで1本記事を書いても良かったのですが、

最近のブログの趣旨と変わってしまうもので

追伸としてに取り上げてみます。

 

長くなりますのでよろしければお付き合いください(笑)

trafficnews.jp

この件については富山のテレビ、新聞各紙も大きく取り扱っており、

 

北日本新聞は1面トップで

「県と関西電力は17日、関電黒部ルートを一般開放することで合意し、協定を結んだ。2024年度を予定し、現状の無料公募見学会の5倍となる年間最大1万人を受け入れる。ルートの全面開通から約60年、これまでつながっていなかった立山黒部アルペンルート黒部峡谷が周遊できるようになり、一帯の魅力がいっそう高まる。急増する訪日外国人旅行者や国内観光の誘致に向けて大きな目玉となる」

と報じています。

 

 富山県立山町と長野県大町市を結ぶ立山黒部アルペンルートを訪ねるには

これまで「通り抜け」するか「往復」するかしか方法がなかったのですが、

途中に富山県黒部市への抜け道ができる、といえるかもしれません。

 

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36598960X11C18A0LB0000/

 

報道は全体的に歓迎ムードなのですが、

いくつか気になる点がありますので記しておきます。

 

まずは年間1万人という受入れ人数の少なさです。

今現在、関西電力は公募で週1、2回程度の見学会を行っているのですが、

黒部峡谷鉄道の終点、欅平発から黒部ダムへ向かうコース、

ならびにその逆コースがあって、

それぞれ定員が30人、一日あたり60人で、

年間2000人見学しています。

 

実はこの他に関電の社客が3000人見学していますので、

今現在でも年間5000人は見学している計算になるのです。

これが1万人になって一般開放といわれてもピンとこない、

それが正直な気持ちです。

 

1万人見学できるようになるといっても、

1日あたりの人数は変わらず、

単に見学できる日が増えるだけであるような感じ、

現在はヘルメット着用ですがその必要がなくなるのかな、、、、(笑)

 

アルペンルートには年間90〜100万人の方が訪れているので、

黒部ルートに足を踏み入れることができるのはわずか1割程度。

周遊ルートと呼ぶにはあまりにも心細いような感じもしますが、

あくまで現役の発電所に通ずるルートを見学させてもらう、

工場見学に近いものがある以上、これは仕方ないことなのかもしれません。

 

どういった形で見学を行うのか、北日本新聞によると

「県がルートを行程に組み込んだ旅行商品を企画・運営し、旅行代理店を通じて広く販売する。土日祝日にも企画し、参加人数は原則6〜10月に8千人。降雪の状況などを考慮しながら5、11月の実施も検討する。料金や参加要件などは今後詰める」

とありますので

現在、関電が無料で実施している見学会を、

有料化のうえ、団体旅行の形で毎日実施すると思われます。

 

細かい点はこれから詰めていくと思いますが、

欅平周辺にもいくつか宿があり、

黒部ダムへは富山側、長野側から入れることを考慮すると、

現在のように欅平集合で黒部ダム解散、

黒部ダム集合で欅平解散の2コースとなるのではないでしょうか。

 

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https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/hokuriku/koubo/index.html

 

本来、富山県が理想としているのは、

富山(立山)→富山(宇奈月)または逆の流れをつくることだと思います。

しかしながらこのルート、僕の経験からいっても

乗り継ぎも多く、体力的にも時間的にもなかなか厳しいものがあります。

 

例えば現在の見学会の黒部ダムの集合時刻は10時30分になっています。

一見、何の問題もないような気がしますが、

富山側からアルペンルートを越えて行くと意外なほど厳しいのです。

 

乗り継ぎも単純に立山駅からですと立山ケーブル、高原バス、立山トンネルトロリーバス立山ロープウェイ黒部ケーブルカー、ダムの上を歩いた先からが黒部ルートとなり、

黒部トンネルのバス、インクライン、上部軌道、エレベーター、作業用トロッコ欅平に達し、ようやく黒部峡谷鉄道です。

 

室堂で1泊しないととてもじゃないけど身体が持ちません(笑)

 

これに対し、長野県大町市扇沢からですと、関電トンネルの(来年から電気)バス+黒部ルートという短時間でアプローチできてしまうもので、こちらの方が主流になる可能性が高いと考えます。

 

さらに、大町側だと

東京駅を朝一番の新幹線に乗車し、長野ー扇沢のバスを利用すれば

(現在は長野7時50分ー扇沢9時25分着が週末に運行されている)

10時30分に黒部ダムに到達することは可能、

かつそのまま欅平宇奈月温泉へ下って、

黒部宇奈月温泉駅から新幹線で帰京という日帰りも(無謀ですが)可能になってしまいます。

 

こうなると、黒部ルートを訪れるお客さんの大半が

アルペンルートに足を踏み入れなくなるのではないでしょうか。

 

このように、黒部ダムの集合時間ひとつにしても、

富山側からの入山を選んで頂けるような時間(午後にするとか)

を設定する必要があると思われます。

これまでの時刻を踏襲すると、大半の方が大町側の利用となるでしょう。

 

また、欅平の集合時刻は現在9時20分ですが、

この時間のままだとせっかく宇奈月温泉に泊まっても、

朝食をとる時間もないまま黒鉄に乗車する必要があります。

こちらも宇奈月温泉でゆっくり朝食をとってから出発できる、

そんな時間設定が必要かと思います。

 

いろんな意味でアルペンルートと黒部ルートを組み合わせた観光は

机上では何てことない話でも

特に他県から訪れる観光客にとっては至難の業となることを、

富山県は知っておく必要があると思います。

 

黒部ルートはせっかく富山県に生まれる新たな観光ルートです。

 

ひとりでも多くのお客さんに周遊していただけるように、

今から取り組んでおくべきことは多々あるのではないでしょうか。

 

追伸は以上です

長々と失礼いたしました(笑)