北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

高岡とカレーとポケモンと

相方が夕食後などに夜な夜な出かけるようになった。

「ちょっと、出かけてくる」

「ああ」

としか僕は答えることができない。

 

30分くらいで帰ってくることもあれば、

1時間以上帰ってこない日もある。

日曜日なんて昼から毎週「おでかけ」状態だ。

 

もしやよそに男でも作ったのかもしれないし、

そろそろ家を追い出されるのかもしれない。

何となく、そんな不安がよぎる。

 

相方いわく「ポケモン」をやりに行っているそうだ。

僕も一時期やったことはあったが、数日で辞めた。

相方も一時期やっていたが、しばらく辞めていたはずだ。

しかしながら今年からまた夢中になっている「らしい」。

 

ただ、本当に「ポケモン」だけが目的で、

夜な夜な出かけているのか、

僕にはまったく分からない。

 

 

 

ふだんの週末など相方とは「ほぼ」別行動であるが、

珍しく相方が「今日は何処に行くのか」と聞いてきた。

僕は「高岡に行ってカレー食べてくる」と答えたら、

「最近、インドカレーの美味しさに気付いたんだよね」なんてことを言う。

 

相方は長らく「カレー嫌い」を公言していたが、

最近は同僚と一緒に「デリー」に行ってハマったそうだ。

「ちょっと歩くけど」と僕が言えば

「大丈夫」とも言う。

 

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「とやま1日乗り放題きっぷ」を購入してポートラムの乗り場に行ったら、

路面電車南北接続に関するアンケート調査」なる封筒を渡された。

 

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ここにあれこれ設問があるのだけど、

注目したのは問18の

「南北接続により、直通便(富山ライトレールが市内電車へ直接乗り入れる便)が南富山駅前方面に運行する場合、直通便を利用しますか」

ならびに問19の

「直通便が大学前方面に運行する場合、直通便を利用しますか」

ならびに問20の

「直通便が大学前方面に運行する場合、直通便を利用しますか」

というもの。

 

これを見る限り、まだ運行形態は定まっていないのかな、

なんてことを思う。

 

以前も書いたことだけど、

ポートラム環状線に入れば車両の向きが変わってしまうけど、

整備面等において問題はないものなのかな?

さらに現在の富山駅停留場は3面2線ですでにかつかつの運用をしているけど、

岩瀬浜行きの電車なんてどこに入る余地があるのだろうか。

 

と、まあ、あれこれ考えるのは楽しい(笑)

 

ポートラムに揺られて岩瀬浜へ。

さらに射水市コミュニティバスのライトレール連絡線に乗り継ぐ。

このバスを僕は新湊大橋の開通前から何度も利用しているけれど、

今回初めて「他にお客さんが乗っていた」(笑)。

ちょっと感動。

 

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終点まで乗り通して、越ノ潟で待っていると、

ドラえもんトラム」が姿を現した。

相方は「ついに乗れる」と大はしゃぎであったりする。

そういや前回はこの「ドラえもんトラム」に乗りに来たにもかかわらず、

その日に限って運休だったのだ。

 

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西新湊で下車。

この駅はかつて「新湊市役所前」という名の駅で、

その後「射水市新湊庁舎前」駅となり、

新湊庁舎が廃止されて「西新湊」になった。

 

前回に来た時はまだ「庁舎」が残っていたような気がするが、

いまやすっかり建物はなくなっていた。

 

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そして最近まで知らなかったのだけど、

この駅の南側って高岡市なんですねww

越ノ潟寄りに「中新湊」という駅があるのだけど、

住所は高岡市であるそうな。

 

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2003年6月24日付けの北日本新聞でこんな記事を見つけた。

  

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牧野地区は南と北、東の3方を新湊市に囲まれ、西も庄川に遮られている。いわば「飛び地」。地区の若者の所属先は新湊JCになる。住民生活も同様だ。警察や斎場利用などは、新湊市射水広域圏に組み込まれる。

高岡市を取り巻く合併論議では、牧野が焦点の1つだった。人口30万人以上の中核市を目指すとともに、いびつな境界を解消しようと、新湊市にも合併を打診した。だが新湊市は、その呼び掛けに背を向けた。

(中略)

高岡市は牧野地区を手放せない。地区の人口増加には目を見張るものがある。旧牧野村が編入された昭和26年当時の約2千人から、今では約9千人に増えた。住宅地の拡大に伴い、飲食店や商店が相次いで進出している。東端には富山新港もある。佐藤孝志高岡市長は「産業と経済、文化の面で重要な地区。まちづくりを一層進めていきたい」と力を込める。

一方、新湊市にとって牧野地区は、あくまでも高岡市の行政区域だ。分家静男新湊市長は「まず高岡市で議論すべき話。自治権の侵害になり、わたしからは一切、何も言えない」と話す。

自治会は「新湊市との合併が最善」と主張してきた。今後の“身の振り方”を考えてはいるものの、大坂会長は「高齢者には『今さら』という声が多く、若い人には『射水に加わって発展させたい』という意見がある。住民の意向を踏まえ、慎重に進めなければ」と苦しい胸の内を明かす。

 

現在は庄川に橋が掛かったので完全な「飛び地」ではないそうだが、

このようになった経緯などをたどってみるのもまた面白いものかもしれない。

 

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西新湊駅からしばし南下して高岡市に入ると、

「ザイカ・カレーハウス」が現れる。

もともと射水市内の8号線沿いにある「カシミール」のシェフの方が

2012年に独立して出されたお店(のはず)で

オープンしたばかりの頃は何度か来ていた。

 

「ザイカ」さんは週末にバイキングを実施しており、

数種類のカレーやらビリヤニなどが食べ放題となる。

富山に戻ってきてからずっと行こうと考えていたけど、

ようやく行くことができた次第。

 

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店に着いたのは11時ちょうどであったが、

既に店内には客の姿があった。

その後も続々と入ってきて、あっという間に大半の席が埋まる。

誰しもが何ら言葉を発することなく、

皆黙々とカレーに真摯に向かい合っている。

 

僕も久しぶりの「ザイカ」さんを堪能。

店を出る頃には額から汗がしたたり落ちた。

相方もずいぶん満足した様子。

 

 

 

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再び射水市の新湊地区に戻り、

内川を眺めて新町口から万葉線に乗ったのだけど、

ふたたび「ドラえもんトラム」だった。

相方はご機嫌である。

 

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広小路で下車して古城公園へ。

12月にしてはずいぶん紅葉が残っている、それが正直な印象。

そして今回相方がついてきた最大の目的が、

この古城公園で行われる「ポケモン」のイベント???であるそうな。

 

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普段は静かな古城公園の一画に、

大勢の方が集まっていてスマホをいじっていた。

相方も何かやっているけど、僕にはまったく分からない。

周囲を見渡すと、スマホを見ていないのは僕1人だけであるような気がした。

 

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相方がスマホをいじっていたのは10分ほどだったろうか。

意外と簡単に「終わった」んだなあ、と思う。

週末は半日くらいいない気がするけど、

あとは何をやっているのだろうか。

 

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動物園でペンギンを眺め、

大仏を眺め、

高岡市内をもう少しぶらついてから

富山に帰った。

 

 

 

家に帰ったらすっかり日も暮れていた。

相方に「晩飯、どうすっか」と言ったら、

「今から環水公園で友だちに会ってくる」なんてことを言う。

いつしかポケモンを通じた友人までできたそうだ。

 

相方を見送った僕は、

カップラーメンでも食べるかと湯を沸かすことにした。