北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

あいの風とやま鉄道・魚津駅〜富山地鉄本線・西魚津駅徘徊

自分がケチであるという大前提はあるのだけど、

福井から富山に来てつくづく感じるのは

「もう少し安くて使い勝手のいいきっぷがあればなあ」

ということか。

 

市内中心部をうろうろするだけなら

市電とバスで使える620円のフリーきっぷ、

さらにライトレールを足した820円のフリーきっぷはあれど、

市をまたいで使えるものとなるとかなり少数となり、

おまけに値段もはねあがる(涙)

 

個人的に唯一オトクだなあ、と思っているのは

フリーきっぷではないけれど

あいの風とやま鉄道が出してる「フライデーPM往復割引きっぷ」なるもので、

金曜の午後にしか使えない、発売区間も限られている、などの制約もあれど、

往復運賃の4割引になるのは大きい。

 

今回は幸いにも金曜に動けるので、

「フライデーPM往復割引きっぷ」を使うことにした。

最近は高岡ばかり行っているので久々に魚津を目指す。

富山ー魚津間の片道運賃は560円、往復1120円であるが往復で700円になる。

 

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ちょっと早めに駅に着いたので、

駅構内の待合スペースで時間をつぶしたのだけど、

テーブルにはこんな警告文が置かれている。

「勉強は家でやろう。ゴミは持ち帰ろう」

 

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言いたいことは分かるけど、

本当に富山って学生に厳しい町だなあ、と思う。

実際に多くの学生が友人と一緒に勉強したいと思っているのだから、

CICの空きスペースでも提供してやればいいのよな。

市立図書館も「持ち込み学習禁止」の場所が多くて、

いつも気の毒になってくる。

 

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富山から電車に揺られること22分で魚津に到着。

何はともあれ腹減ったのでまずは昼飯だ。

以前から気になっていた店がある旧8号線を目指す。

 

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目指すお店、東京風食堂さんに到着。

「のれん」が掛かっていてホッとしたのもつかのま、

引き戸には大きな張り紙がしてある。

 

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その張り紙には「閉店の案内」とあり、

「当店3月17日を以って閉店致すことになりました。40年間大変お世話になり感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございました。店主」

とある。

 

同じタイミングで入店した常連さんらしき方が、

カウンターに座るなり中の親父さんに

「あの紙いつ張ったんや」と問いかけ、

「今日張った」と親父さんが答える。

 

こちらの名物であるらしい「牛丼」とそばのセットを

愛想のいい奥さんに注文。

 

カウンターに座っていたのは男性客ばかりだったけど、

みんな常連なんだろう。

閉店を知り、どこか寂しげな表情を浮かべつつ牛丼を食べている。

親父さんは閉店の理由も述べていたが

ここに書くことではないだろうし割愛する。

 

ほどなくして注文の品が配された。

(ピントがあっていない・涙)

 

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僕は正直言って、牛丼という食べ物は、

吉野家」「すき家」「松屋」と、

職場の従食で出ていた冷凍物しか食したことがなかったもので、

玉ねぎらしきものが見当たらない、肉肉しいビジュアルに「おお」となる。

 

味もまた、今まで食してきた牛丼とは似て非なるものだった。

僕は牛丼には生卵と七味と紅生姜が必須だと思っていたけど、

何も要らない。

 

そばの出汁は東京風食堂だからかちょっと濃い目の関東風。

 

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常連さんの1人が「ごちそうさま」と立ち上がり、

勘定をしていると、

親父さんが「◯◯さん、何十年と来てもらってありがとうございました」と

深々頭を下げる。

すると常連さんが「なーんよ、また来っちゃよ」と笑う。

 

何だか素敵な光景だな、と思ったし

僕ももう一回くらいは食べておきたいと思う。

 

ごちそうさまでした。

 

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カメラを片手に町中をウロウロしていると、

御婦人が「何撮っとん」と声を掛けてきた。

「適当に街の光景を」と答えたら、

「兄ちゃん見たら東京行った孫を思い出したわ」と笑う。

 

「孫」かあ、、、果たして僕はいったい幾つに見られているのかな(笑)

 

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この時点で僕は以前の徘徊で見つけた港近くの銭湯に行くつもりだったのだけど、

思いのほか線路沿いの街の風景が自分好みだったもので、

気づけばかなり西寄りに進んでいた。

そういえば、でもないけど、電車が小さな川を渡るところで

銭湯らしき建物を見たような気もする。

そっちを目指してみるかな。

 

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川を渡った先に「川城鉱泉」という看板が見えた。

面白い光景だなと思ったのは

川向かいにもまた銭湯があったことで、

あちらは「八ツ橋湯」というそうだ。

 

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番台のおばちゃんに420円払って、

服脱いで、小さな石鹸とタオルだけもって風呂に入り、

扉手前のカランで湯を浴びたら、

コンコンと音がして、振り向いたらおばちゃんが立っている。

 

何かと思ったら、おばちゃんはシャンプーと石鹸を手にしていた。

僕が何も持っていないと思って、

慌てて持ってきてくれたそうだ。

いやあ、ありがたいなあ、魚津がどんどん好きになりそうだ。

 

浴室内には小さな浴槽が2つ。

ひとつは無色透明であるが、もうひとつは茶褐色の湯で満たされている。

茶褐色の湯は「赤湯」というそうな。

ちょっと熱めであるが入れない温度ではない。

 

赤湯に浸かりつつ、人生の先輩方の背中を眺め、

僕がいつも銭湯に入ると皆さん身体を洗っていて、

僕も先に身体を洗ってから浴槽に浸かるのだけど、

多くの方は僕が浴槽を出てもなお身体を洗っていたりするよな、と思う。

単に僕が適当なだけなんだろうか(笑)

 

川城鉱泉を出ると雨が降っていた。

「・・・」

何だか魚津駅まで帰るのも面倒な気分になってきて、

この場所だと意外と地鉄西魚津駅が近いのでは、

なんてことを思う。

 

地図を眺めてみると、どうも電鉄魚津と西魚津の中間あたりにいるようだ。

あいの風とやま鉄道との接続駅である新魚津まで、

電鉄魚津からだと1駅乗車というのも寂しい気がして、

西魚津を目指すことにした。

 

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西魚津に到着。

それにしても、でもないけど、

何というレトロな建物なんだろうか。

駅名表記が右側から、になっている。

 

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地鉄には古い駅舎が多いけど

時刻表などの掲示物もラミネート加工したありきたりのものでなく、

もう少し駅の雰囲気に合わせたものにすればいいのになあ、と、いつも思う。

 

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先に電鉄富山行きの上り電車が到着。

ほどなくして現れた宇奈月温泉行きは元西武の車両。

この車両なら宇奈月まで行きたいな、と思ったりもするが、

ケチな自分に行ける訳がない(涙)

 

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僕は新魚津であいの風とやま鉄道の電車に乗り継いで、

富山に帰った。

 

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ちなみに、でもないが、

このルートをたどっても、西魚津で見かけた電鉄富山行きの電車より

早く富山に着いてしまうのよな。。。

上市のスイッチバックもあるし仕方ないのは分かるけど、

もう少し何とかならないものかなあ、とは思う。