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北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

北陸おでかけパスの旅6 えちごトキメキ鉄道のディーゼルカー

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泊を1分遅れで出発した列車は、

豪快なエンジン音を響かせながら

かつての北陸本線を西に向けて進みだした。

 

乗車しているのは「えちごトキメキ鉄道」の車両で、

1両編成のディーゼルカー

 

複線電化、

さらについ先日まで特急街道と呼ばれた線路を、

単行の気動車が行き来する光景など全く想像していなかった。

 

まして富山・新潟の県境は

最後まで国鉄型の車両が走っていたであろうし

(ですよね?)

その時は最低でも3両編成であったろうから、

あまりにも落差がある。

 

しかし残念ながら1両でも充分な客しか乗っていない。

 

列車は東へ進む。

私にはどうもこのあたり、

食パン電車などと言われた419系のイメージが強い。

 

鉄道好きの友人はかつての寝台特急を改造した列車を、

「快適だ」と喜んでいたが、

どうも「小便臭い」印象しかない。

 

さらに、私は車内が空くと

靴を脱いで前の席に足を伸ばすのだが、

この車両は座席間がゆったりしすぎて、

短足の私は逆に落ち着かなかったものだ。

 

引退したのは

東日本大震災翌日のダイヤ改正であったと記憶しているから、

もう4年もたつのかと思う。

 

列車は富山県最後の駅、越中宮崎へ。

右手山際には北陸道の「越中PA」が見える。

その手前、併走する国道8号線には

このあたりだけ「たら汁」を提供する店が不思議と多い。

 

そして私は20年富山にいた割に、

一度も食べに来たことがない(笑)

tabelog.com

 

10時37分、併走する国道8号線に「新潟県」の看板が見えた。

 

10時39分に市振着。

あいの風とやま鉄道の資料によると、

市振駅の富山方の場内信号機までが営業区間であるとのこと。

ここからようやく「えちごトキメキ鉄道」となる。

 

時刻表を確認すると、

「えちごトキメキ鉄道」のディーゼルカーは全て

泊駅まで乗り入れるが、

「あいの風とやま鉄道」の電車が

糸魚川まで乗り入れているのは1往復のみと寂しい。

  

いくつかのトンネルを抜け、

目の前に広がるのは日本海、

といいたいところだが、

親不知駅のあたりは海上に北陸道が走っている。

 

その手前に8号線。

そしてえちごトキメキ鉄道。

越中宮崎駅と位置的に全く順番が入れ替わっている。

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静かだった車内も

青海からは立ち客も出るほど賑わってきた。

 

久しぶりに新幹線の高架橋が見えてきた。 

姫川を渡り大糸線ディーゼルカーと併走しながら

糸魚川へ到着。

 

大半の客が下車したが、

その3倍くらいの客が乗り込んできた。

随分と立派な駅になっているが、

後からまだ見に来ようと思う。

 

さて、何となく北陸本線と言えば「交流電化」の

イメージが強いが

糸魚川の先で「直流電化」となる。

国鉄型の車両なら「電気が消えて」

私のようなオッサンでもわくわくした所である。

 

こんな特殊な設備があるから

JR末期まで旧態依然とした3両編成が

ガラガラの状態で走っていたのであろうし、

えちごトキメキ鉄道が「ディーゼルカー」を採用せざるを得なかった

理由でもあるのだろう。

 

路線存続のため最善の方法をとっていると思うが、

それでも1両編成で1−2のシートだと座席数が少なすぎる。

えちごトキメキ鉄道の資料によると座席数は33とのこと。

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あくまで「ざっと」だが、

以前なら3両編成で200人は座れたと思われる。

 

何だか座っているのも申し訳ないので、

私は席を立って運転席の背後に立った。

 

能生を過ぎると車内の混雑も幾分和らいだ。

やはり1両編成は妥当なのだろう。

 

列車は長さ11,353メートルの頸城トンネルへ。

こんな長大トンネルで

前面展望を楽しめるのも新鮮である。

やがてトンネルの先にこうこうとした明かりが見えてきた。

ディーゼルカーが減速をする。

 

カンカンカンカンと警報音が響き渡っている。

 

11時22分、私は筒石駅のホームに降り立った。

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