北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

福井〜金沢・路線バス乗り継ぎの旅4 妙なプライドが邪魔をする

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加賀温泉駅前のショッピングセンターで

あきらかに「ミスった」と思えた昼食をとる。

これなら弁当でも買えば良かったと

若干後悔したりする。

 

何を食べたかは書かない(笑)

 

 

 

再びキャンバス乗り場へ。

13:55分発の小松空港行に乗り込む。

 

小型バスだし、

この路線にはガイドさんがいないのかな、

そんなことを考えていたら出発直前に乗ってきた。

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で、

貸し切りである。

乗務員が2人に対し、

客1人。

なかなかビミョーな感じがする。

 

これと似たような状況を

若かりし頃に経験したことがある。

 

私は高校を卒業してから

ずっと富山で働いていたこともあり、

兵庫の実家との行き来は

高速バスを利用していた。

 

当時は南海と地鉄の組み合わせで、

大阪側のターミナルが難波であったこともあり、

特に昼行便などはいつもガラガラだった。

 

その日も難波のバスターミナルへ行った。

すると、

研修なのか何なのか、

乗務員が4人もいたりするのだ。

 

それに対して乗客は私ひとりであった。

 

そもそも当時は難波を出ると、

一気に富山へ向かっていた(筈です)。

そんな訳で、

ずーっと貸し切りだった。

 

快適なようで、

全然快適ではない。

私は気が弱い18歳の少年であった。

 

恐らくこの感覚は、

一度でも客商売をやったことがある方なら

理解してもらえるかもしれない。

 

「こいつおらんかったらラクやったのに」

 

多かれ少なかれ、

そんな考えをしたことがないか。

少なくとも私は

そんな考えをしたことが多々あった。

 

従って、

逆の立場になった時が怖くて仕方なかった。

 

今は流石にそんなことはないが、

ビミョーな空気は感じるので、

ガイドさんに色々と尋ねてみることにした。

 

海まわり線に乗っていた時、

明らかに地元客が乗っており、

マップに存在しないバス停があったのだ。

すると地元客向けに回数券が存在するとのこと。

 

こんな質問をできるだけでも

貸し切りはいいかもしれない。

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バスは淡々と走って25分ほどで小松空港に着いた。

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金沢駅前行きのバスが止まっていた。

そのバスに1時間乗れば

高速道路を経由して

金沢駅に到達する。

 

乗ればいいのだ、

ぼんやり思う。

乗ったところで

誰に文句を言われるわけでもない。

 

乗ればいいのだ。

 

しかし、

妙なプライドと意地が

その思いを邪魔したりする。