北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

北近江のエビフライ

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せっかく来たので少し嵐山も散策。

修学旅行生と外国人観光客が大半(笑)?

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この日の京都は5月にも関わらず30度超えでヘロヘロに。

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早々に嵯峨嵐山駅から馬堀駅までJRで移動することにした。

トロッコが25分かけた区間を8分ほどで到達。

あのトロッコに揺られていた区間を、

昔はブルートレイン「出雲」や、

特急「あさしお」なんかが行き来してたんだなー、

なんて考えるとちょっと感慨深いものもあったりした。

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すっかり汗だくになったので、

桂にある日帰り温泉に立ち寄る。

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京都桂温泉-仁左衛門の湯

 

初入浴だと思って行ったのに、

浴室に入ったら昔来たことがあったことに気づいた(笑)

 

で、風呂あがりとなれば当然ビールが脳裏をかすめたが、

相方はまったく運転するそぶりすら見せない。

「やだよ、京都運転するなんて」なんて言う。

 

そんなの僕だって一緒である。

なんとなーく、京都なんていうと

しっとり落ち着いて、言葉遣いも上品で、みたいな印象を持つ方が

大半かもしれないが、

車の運転に関しては「えげつない」

 

みんな「しれーっ」とした顔をして、

凶暴な運転をするのが京都人の特徴だと個人的には思う。

(悪意はありません)

 

さて、どうやって帰るかと思う。

来るときは琵琶湖の西側、国道161号〜湖西道路を経由した。

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京都から福井へ向かうのはわりと色んなルートがある。

当然ラクなのは高速道路であるが、

我が家の大蔵省がにらみを利かせている。

 

意外と気分よく走れるのは京北や美山を経由して

福井県の小浜に至る国道162号線だ。

いわゆる「北陸新幹線・若狭ルート」に近い。

もうひとつ、朽木を通る国道303号線、

いわゆる「鯖街道」も魅力があった。

 

この両ルートだと、若干遠回りになるものの、

滋賀から敦賀へ振ける峠越えをしなくていいのが魅力的だった。

8号線にしろ161号線にしろ、

僕は県境のだるい峠が苦手というか嫌いである。

 

ついでに8号線の敦賀と武生の間も嫌いだ。

要するに単なる「めんどくさい」男といえる。

否定はしない。

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 上記の地図を見てもらうと分かるように、

JR北陸線北陸道もだが、

敦賀に寄るために大きく西へ迂回している。

 

そして北陸道が通っているルートが、

難所として知られた「北陸線」のルートでもある。

そして北陸線など路線改良をしてもなお、

敦賀に行くにはループ線があるし、

敦賀の先には長大トンネルがある。

 

北陸道敦賀〜今庄なんて上下線が逆になるという

摩訶不思議なことになっている。

要するに敦賀は行くだけでも大変なところなのだ。

 

そんなもので、僕の頭では次のような「公式」が出来ている。

 

若狭と今津(琵琶湖の北西)は驚くほど「近く」

敦賀と今津は驚くほど「遠い」

敦賀と武生(福井の南)は8号線を通れば「遠い」が、

476号線で木の芽峠トンネルを抜ければ気分的に「近い」

 

敦賀と武生は8号線経由だと「遠い」が、

木ノ芽峠(または)山中越えだと案外「近い」

 

要するに敦賀は何処から行くのも大変だが、

敦賀を通らない365号線も考えると

武生と木之本が案外「近い」なんて選択肢もできてくる。

栃ノ木峠を挟んで滋賀県側がすっかり改良されて、

以前より格段に走りやすくなった。

 

気分的なものだとは分かっているが、

こんなことばかり考えてしまうもので、

毎回毎回福井と滋賀のルートなんてものは

ついつい悩んでしまうものであったりする。

 

そんなもので今回もハンドルを握りつつ、

さっぱりルートを決められずにいた。

相方はそうでもいいようで助手席でゲームに夢中である。

「晩飯どーするよ」なんて言ってもイマイチ反応がない。

 

なんとなく、渋滞に巻き込まれながら東へ向かっていた。

「とりあえずさ、晩飯だけでも決めない?それでルート考えるし」

僕は言った。

 

「滋賀で食べてくか、小浜に寄るか、敦賀に寄るか、福井に帰ってからにするか」

渋滞でイライラしていたこともあったが

口調が荒くなるのが自分でも分かった。

 

相方がようやく気合を入れて調べ始める。

 

で、数分後「エビフライの食べ放題なんてあるけど」などという。

「それも尾頭付きの大きいやつみたい」

「それってエビフライだけ食べ放題なのか」と問えば、

「一応バイキングのレストランなんだけど、それが有名みたい」

なんて言う。

 

エビフライ、、、

ああ、何て美しい響きであろう。

そもそも僕はエビが大好物である。

それも生より揚げたのが好きである。

 

生だと「甘さ」が口に残るが、

火を通せば上品な甘さに変わる。

ハンドルを握りながらよだれが出た。

よし、そこにするべ。

 

住所を聞けば長浜らしい。

また長浜か、と思いつつ僕は琵琶湖の東側のルートを走ることにした。

ナビでは西側を進んで若干下る方が近いようではあったが、

ちょっと悔しいではないか(笑)

 

琵琶湖の東側を一般道で抜けるなんて、

二十年以上北陸と関西を行き来しているのに

初体験であったりする。

そして、何処もかしこも混んでいた。

 

ぐったりしながら北近江リゾートに到着。

予想外というか、

温泉もある一日楽しめる施設なのだ。

そして、陳列されているものの数々がワタクシの好奇心をそそる(笑)

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料金は先払い。

僕達が行ったのは5月末で、6月から料金もシステムも多少変わったとのこと。

エビフライ食べ放題は週末だけになったそうです、、、、

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で、待望のエビフライ、

そしてようやく許されたビール♪♪

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フツーのバイキングが、

このエビフライ一品だけで「個性」となるのだから不思議なもの。

揚げたてサクサク、 ウマイに決まってる。

まわりをみても執念でエビフライを食べてる気がした。

その気持ち、分かる(笑)

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この日は早朝からありえないほどの鳥居をくぐり、

ありえないほどエビフライを食べたような気がする。

ま、こんな日があってもいいだろう。

僕は調子にのってもう2杯酎ハイを飲んだ。

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この日、僕はようやく「助手席」に乗った。

ラクに帰れるルートは、

なんて考えてたら、

相方は何のためらいもなく木之本インターから北陸道に入った。

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