先週はインフルでひーこら言ってたが、
体調が回復すると何処かしこ出かけたくなる。
恐ろしく寒くなったり暖かくなったりで、
体力的にはなかなかつらいものがあるが、
リハビリを兼ねてぶらりと散歩がてら出かけることに。
福井駅まで歩いたが、
もはや上着の必要性も感じぬほどのポカポカ陽気だ。
天気予報は日曜からまた下り坂とのこと。
まさにつかの間の「春」そんな気分。
福井駅の東口では着々と新幹線工事が進捗中。
スペースがないから仕方ないと言えば仕方ないのだが、
1面2線の新幹線駅って何だか寂しいような気もする(涙)
ま、シンプルイズベスト、つうことか。
ちなみに運賃は150円。
以前から「随分安い」と思ってたもので
Wikiで営業距離を調べてみたら、
この区間の距離は4.3キロもある。
比べても仕方ないけれど、
JRの本州三社の幹線でも4.2キロだと運賃は190円。
普通運賃は160円する。
運賃は240円。
富山地鉄なんて電鉄富山から3.6キロ先の東新庄で310円だ(笑)
無論、えち鉄の場合その先の運賃ははねあがっていくのだが、
それでも台所事情は苦しいだろうけどよくやってるなーと思うし、
微力ながら乗ることで応援したくなる私鉄ではある。
総じて駅員さんもアテンダントさんも感じがいいし。
三国港行きの普通電車は10分ほどで福大前西福井駅に到着した。
何でこの駅まで来たのかと言えば、
3月27日から福鉄との乗り入れがはじまるにも関わらず、
以前に訪れた感じでは
底床ホームの工事をやっている様子が伺えなかったためで、
乗り入れ開始まで1ヶ月を切った現在、
どう変化したのかずっと気になっていたのだった。
ところがやっぱり変化がないのである。
不思議に思ったので駅員さんに聞いてみたら、
「ホームの先で工事してるみたいです」なんて言う。
そんなものでスーパーの駐車場から眺めてみたら、
確かに工事はしていた(笑)
せっかくこのあたりまで来たので
今回は護国神社を目指してみることにした。
サイトで由緒を確認してみれば、
以下のように記されている。
昭和14年の内務省令を受け、明治維新の志士・橋本景岳(左内)先生をはじめとする、郷土福井県ゆかりの戦没者の御霊をおまつりする為に、昭和16年3月に創建されました。
明治維新以来、日清・日露の両戦役から大東亜戦争に至る3万2千余柱の英霊を護国の大神様、平和の大神様としておまつり申し上げています。大東亜戦争の敗戦によって、昭和21年には福井御霊宮と神社名を改称せざるを得ない時もありましたが、昭和26年には現在の社名に復称され、現在に至っています。
福井の英霊に感謝。
さらに足を伸ばして幾久公園に行ってみた。
ここには福井県立博物館という、
福井の歴史や暮らしを知るにうってつけの施設があるのだが、
残念ながら「たまたま」休館日であった。
僕は過去に3回来て2回休館日だったし、
今回で4回来て3回休館日にあたったことになる(涙)
どうにもこうにも相性がよろしくないのかもしれぬ。
↓中はこんな感じ。
ぶらぶら歩いて田原町駅へ向かう。
えちぜん鉄道の仮駅は閉鎖されており、
新駅舎での営業が開始されていた。
大勢の高校生たちの姿が見える。
来る時は「えち鉄」だったもので、
帰りは「福鉄」に乗ってみることにした。
800形という以前は岐阜市内を走っていた車両である。
FUKURAMに乗りたかったが、
待っていると来ないのがFUKURAMなので
大人しく乗ることにした。
ほどなく「えち鉄」のホームに福井行きの電車が入ってきた。
そこそこ乗降はあるのだが、
残念ながら福鉄に乗り継いだ客は皆無だった。
電車はフェニックス通りをのんびり走り、
8分ほどで福井駅前に到着した。
田原町からの運賃は160円。
福井駅前といえば「ハピリン」で、
開業前にも関わらずその存在感はピカイチである。
サラリーマンらしき3人組が「ハピリン」を見上げ、
「福井らしくねーなー」なんて言っていたが、
何となく分かる気がする(笑)
巨大なモニターも設置されていて、
何となく富山のグランドプラザにいるような気もしてくる。
しかしながら残念で仕方ないのが
駅前広場の供用開始が3月27日なのに対して、
ハピリンのオープンが4月28日と1ヶ月以上間が開くことか。
同時オープンだと勝手に思い込んでいたもんで、
「へ?」てな気分もしなくもない。
この開業をきっかけに少しでも駅前が賑やかになればいいのだろうけど、
行政主導だと「あれができるから、これができるから賑やかになる」
そんな感覚から抜け出せないのが至極残念なところである。
だいたい東側にも「AOSSA」なんていう似たようなビルがあるのだが、
とても賑わっているといえる状況ではない。
僕自身は図書館と昼間っから格安で飲める中華料理屋が入っているので
愛用しているけれど(笑)
ハピリンを見ていると、富山の駅前に「CiC」ができた時のことを思い出す。
もう20年以上前の話であるが、
完成当初は大きな書店も入っていたし、
(記憶が正しければ)こじゃれたスポーツ用品店なんかもあったし
そこそこ賑わっていた。
でも、見事なほどに最初だけだった。
気づけば書店もスポーツ用品店も軒並み撤退してしまい、
見るも無残な状況に陥った。
ちなみにCiCは目の前がバスの降車場であることなどから、
富山駅前での待ち合わせには最適な場所で、
1階のロビーなんていつもそこそこ人がいる。
けど、人がいるのはそこだけだ。
4階にサイゼリヤがあって、
地下にぼてやんが入っていることは知っているだろうけど、
CICの2階や3階に何があるのかはほとんど知らないと思う。
これは富山に限った話ではない。
金沢駅前のポルテも最近は存じぬが、
一時期は駅前一等地のビルとは思えぬほど、
空きテナントばかりで悲惨な状況になっていた。
ハピリンもそうはならぬことを願いたいものだが、
はたしてどうなることやら、、、、。
さて、昼飯にしよう。
今回は以前から気になっていたお店、
「石田屋」さんにお邪魔することにした。
東横インの向かい、駅前の秋吉の並びにある居酒屋である。
「美味しいと想います」なんていう遠慮がちな一文が微笑ましい。
店内はまさに「酒場」だった。
カウンターでは「おでん」が煮えている。
精悍な顔つきのご主人と、
愛想のいい女性の店員さんが2人。
先客は瓶ビールを飲みながら野菜炒めをつまんでいた。
非常に正しい日中の光景である。
うー、ビール飲みてー!!!
けど今日はやらなきゃならないことがあるのでグッとガマン(涙)
定食の種類は豊富で、
「おでん定食」や「豚バラかつ定食」なんていうのにも心惹かれたが、
味噌ホルモン定食なんていう福井じゃあまりみかけないメニューがあったもので、
それを注文。
ご主人が手際よくフライパンを煽る。
「あと30秒で仕上がるよ」
その声を受けて女性の店員さんがご飯と味噌汁をよそう。
ほどなく定食が運ばれてきた。
もやしがたっぷりはいった濃い目の味付けで、
白飯にサイコーにあう一品である。
あー、これでビール飲みたかったなーと、
何だか切なくもなってくるが仕方ない。
支払いは税込み650円。
いやー、昼のみできそうな駅前酒場を福井で発見できたのが何より嬉しい(笑)
次回は昼間っから熱燗とおでんにしよう、
そう決意して僕は「石田屋」さんを後にした。