何だか最近ニュースを見ていると、
聞き覚えのある名前を耳にするようになった。
そう、富山市議会の方々である。
議員報酬上げて市民の反感を買ったのは記憶に新しいが、
今度は政務活動費の不正取得だそうな。
富山市の場合、
定数40に対して候補者が44人とかそんな世界だし、
市議会議員なんてやめられない世界なのかもね。
そんでもって市議の言い分が笑える。
「ついつい、飲んでもて」
福井に来て改めて思うけど、
やはり富山には酒が好きな方が多いのだと思う。
福井と富山の居酒屋を見比べると、
飲みっぷりが全然違う。
僕もつい「大酒飲み」に見られがちなんですが、
富山じゃ可愛いもんなんですよ、
ほんと(汗)
さて、
そんな僕はここ数日お酒をお休みしている。
さぞかし体調もよくなるであろうと考えていたが、
むしろ体調は悪い。
理由は「年だし休肝日でもつくってみるかな」なんて言ったら、
相方に「できるわけない」と笑われた。
それだけだ。
ちなみにやめるつもりは一切ない。
休んでいるだけだ。
飯でも食うべと福井駅に行った。
酒を休んでいる分、昼くらいはウマイものを食べたい。
今日は行く店も決めてある。
朝からクリームコロッケが頭の中をぐるぐる回ってた。
福井駅に着いたのが12時15分だった。
「たぬきや」さんの最寄りの駅は福大前西福井駅。
まだ時間がある。
さて、どうするべかと思い、
1駅先の新福井駅から乗ることにした。
1駅先といっても距離的には500メートルほど先である。
着々と高架化工事が進む様子を眺めつつ、
えちぜん鉄道が今の新幹線高架に移って
もうすぐで1年になるのか、
早いなーなどとぼんやり思う。
かつて地平にあった福井口の駅舎はまるっきり姿を消し、
道路に残っていた線路もいつしか跡形すら無くなった。
高架化した当初は、一時停止していた車も多く見かけたが、
もはやみんなそこに踏切があったことすら忘れているだろう。
ホームへの階段を上がると、
ちょうど福井行きの電車が出発していった。
何てことはなく、
この電車が福井で折り返して三国港行きとなる。
新福井駅からはJRの眺めが良い。
今となっては叶わぬ夢だが、
こうした光景を楽しめるのもあと僅か。
電車の接近を知らせる音楽が鳴る。
高架橋上に設けられた踏切の警報が鳴る。
電車に乗るなりアテンダントさんから
福大前西福井までの乗車券を購入。
運賃は150円。
福大前西福井駅から踏切を渡り、
まっすぐ歩けば5分ほどでたぬきやさんに到着。
薄暗い店内にはテーブルと小上がりがあるのだが、
大半は男性の1人客で埋まっていた。
ちょうど食事を終えてゆっくりしている方が多い。
空いていたテーブルに着席。
福井に来てからいろんな店に伺うようになったけど、
ちょくちょくお邪魔してしまうのがこちらのたぬきやさんだ。
最初に来たのは本当に偶然だったし、
てっきりうどん屋さんか和食の店だと思っていたが、
メニューを眺めると洋食中心であることに驚いた。
一応、うどんや中華そばなんてメニューもあるのだが、
こちらで麺類を食べている方は
未だに見たことがない。
日替わりランチ580円、
カニクリームコロッケ定食770円にも惹かれるが、
クリームコロッケとハンバーグとエビフライが付いている
たぬきやランチ670円を注文。
ほどなくしてたぬきやランチが登場。
まるで「お子様セット」みたいな組み合わせだけど、
いくつになってもこの組み合わせはやめられない(笑)
クリームコロッケをほおばる。
とろとろ、かつ濃厚、かつ熱い!!
ここまで足を延ばして良かったよ、
しみじみ幸せになる旨さ。
このクリームコロッケも、
サラダのドレッシングも、
カレーのルーまで、
こちらのお店ではイチから手作りであるらしい。
たぬきやさんは(恐らく)夫婦2人でやられているのだが、
お2人の淡々とした仕事ぶりと、
客との間のとり方が何とも絶妙というか、
本当に実家に帰ってきたかのような居心地の良さがある。
このお2人が僕の両親と恐らく同世代だと思うのだが、
客も僕と同世代の1人客が多い。
美味しいごはん食べて、
一服しがてら漫画読んで、ごちそうさんと出て行く。
多分、みんな僕と同じような居心地の良さを感じていると思う。
今回もすっかり満足して店を出た。
ごちそうさまでした。
時計を見ると、
ちょうど福大前西福井を電車が出発した時間だった。
次の電車は30分後。
別にたいした距離でもないしと思い、
歩いて福井駅を目指す。
片町を抜け、
福井駅に着いたのは店を出てから25分後だった。
9月とはいえ、何だかんだで暑く、
少し汗ばんでしまったし、
やっぱり脳裏にはビールが浮かんだが、
おとなしく炭酸水を買って、
家へ向かった。