北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

氷見に刺身定食を食べに行く

富山に長らく住んでいるとは言え、

大半は「山の中」にいたもので、

海の幸には正直言って飢えていた。

 

山小屋にいた頃なんて5月下旬から10月下旬まで

基本的に山に入りっぱなしだったもので、

今の時期、9月下旬になると

「あー、魚食べたい、刺身食べたい」

と毎年のように思っていた。

 

そして10月下旬、雪降る中小屋を閉め、

真っ先に向かっていたのが

富山県の氷見という街だ。

民宿に1泊して、たらふく新鮮な刺身を食らう。

それは僕にとって何よりの至福の時間だった。

 

身体のサイクルというのは不思議なもので、

山を下りて何年もたつにもかかわらず、

7月〜9月にかけては3時には目が覚めるし、

9月下旬になると氷見に行きたくなる。

 

別に今は下界にいるもので10月末まで待つ必要はない。

そんなもので氷見に刺身定食を食べにいくことにした。

 

 

 

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氷見線の乗り継ぎに時間があったもので高岡で下車。

(高岡まではICOCAで行って、高岡で買い足してます)

 

で、以下は9時20分すぎの高岡駅自由通路。

ちょうど列車の発着時間の合間ってこともあるのだろうけど、

駅ってこんなに人がいないものなのかなあ(涙)

 

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高岡を9時43分に出発する氷見線ディーゼルカーに乗り込む。

氷見線に乗る時は氷見に向かって右側の席に、

高岡側を向いて座ると眺めが良いかと思われます。

 

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海越しに見える3000メートル峰、

本当に日本屈指の車窓だと個人的には思う。

 

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それにしても氷見線乗って天気がいいなんて、

おそらく十数年ぶりくらいではなかろうか。

僕が氷見線に乗ると決まって神様は雨を降らすようになっていた。

過去の悪事に対する懺悔が効いてきたのかな(笑)

 

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氷見駅に到着。

いったん海を眺めてから商店街を歩いた。

地方の商店街なんてどこも同じなんだろうけど、

氷見の商店街も閑散としていた。

驚くほどに誰もいない。

 

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氷見は藤子不二雄Aさんの出身地。

商店街から一歩入った光禅寺がご実家とのこと。

 

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商店街の末端部にあるのが

藤子不二雄Aアートコレクション。

今回は入場していないけど、

漫画も多く、一日楽しめる。

 

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朝日山をまわりこむような形で

国道161号線バイパスにも近い幸町へ。

かつての氷見市民病院の跡地の向かい側に、

目指す食事処「かわむら」さんはある。

 

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ただ、11時からの営業と「食べログ」にはあるが、

準備中の看板が掲げてある。

「・・・」

 

 

 

こちらのお店、実は先日相方と氷見の温泉に行った際、

初めてお邪魔したのだけど、

非常に満足のできる「刺身定食」を出してくれたもので、

ぜひ再訪したいと考えていたのだった。

 

しかし、準備中となればどうすればいいのか。

11時半になれば開くのだろうか、、、

 

あれこれ悩んでも仕方ないもので、

お店の前にあるバス停で、

別のお店を捜しがてらスマホをいじる。

すると商店街にもよさげなお店がありそうだ。

よし、戻ろう、

そう考えたら「準備中」が「営業中」に変わっていた。

 

刺身定食を注文。

最初に供されるのは焼き魚。

 

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続いてどんと膳が配される。

こちらのお店はいわゆる「板さん」が作る料理ではなく

家庭で供されるおふくろの味を満喫できる。

 

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僕自身、富山でいろんな方々のお宅に泊めてもらったり、

食事をいただいた経験が多々あるもので

味噌汁をすすっただけで

「あー、富山の母ちゃんが作った味噌汁だ」

と「ほっ」となるのよな。

 

刺身は新鮮そのもの。

あー、やっぱり氷見まで来てよかったよ、としみじみ思う。

 

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デザートに食後のコーヒーまでついてお値段1000円ぽっきり。

ごちそうさまでした。

1ヶ月以内にまた来ます(笑)

 

高岡への帰路はバスにした。

1時間〜2時間に1本のJRに対し、

バスなら途中の経路違えど1時間に3本ある。

(ない時間もある)

 

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今回、幸町西バス停から乗車したのは新守山経由の済生会高岡病院行き。

このバスの始発は氷見市民病院で、

ちょうど午前の診察時間が終わった時間なのか、

適度に乗っている。

 

さらに氷見市街地での乗降ともに活発、

そんな印象がある。

市民病院〜氷見駅口までの運賃は100円ということもあり、

お財布にも優しい。

 

地鉄にもやってほしいけど、

市電との兼ね合いもあるし難しいだろうな、、、、(涙)

 

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バスは50分弱ほどかけて高岡駅前のバス停に到着。

幸町西からの運賃はわずか320円。

氷見駅口からだと310円で、

JRの氷見〜高岡間320円を下回る。

本当に加越能の経営努力だと思うし、頭が下がる。

 

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高岡駅でトイレに行っている間に、

予定していた電車を乗りすごし、

かといって高岡駅には適当に時間をつぶせそうな本屋もなく、

(昔の駅ビルには入ってたんだけどなあ・涙)

かといってウィングウィング高岡の図書館まで行く気力もなく、

仕方ないのでコンビニで缶ビールを1本だけ買い求め、

コンコースに設けられたベンチでキューッと飲み干してから、

富山へ帰った。

 

 

 

追加(10月2日)

 

10月5日にフジテレビで放送されるようですが、

この番組、福井テレビ石川テレビでもやらないかなあ、、、、

 

www.fujitv.co.jp 

特に小松市加賀市あわら市越前市敦賀市の方には

是非見ていただきたい内容です

(上記リンクを読むだけでも何かを考えるきっかけになると思います)

 

高岡市の現状は他人事ではありません