北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

レトロなバスで氷見へ行った

昨年富山に来てからずっと気になっているバスがあった。

「富山ぶりかにバス」という富山市内から新湊を経由して氷見へ向かう路線だ。

この路線の何が気になるかと言えば

新湊から氷見までどういった経路をたどるのか、という点だった。

 

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と、いうのも、たまに氷見あたりにドライブに行ったりして、

帰りに「新湊大橋でも渡るか」なんて話をすると、

だいたい伏木あたりで迷ってしまうのだ(笑)

バスが走るルートさえ確認しておけば、

迷うことなく氷見〜新湊を行き来できるであろう、というのは、

長らく考えていたことだった。

 

 

 

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富山駅に着いたのは9時50分すぎ。

「ぶりかにバス」が出発する2番乗り場には長蛇の列ができていた、

なんて思うのもつかの間で、

先に出発する金沢行きに全員乗り込んでいき、

出発するとものの見事に閑散としてしまった。

 

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さらに金沢行きにはずいぶん新しいバスが使われていたが、

続いてやってきた氷見行きはずいぶんレトロなバスが現れた。

 

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もともとアルペンルートで使用されていたバスらしく

運転手は「今日に限ってこんな古いバスですみません」なんて言っている(笑)

 

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で、こんな古いバスにもICカード対応の料金箱が設置されていたが、

「ぶりかにバス」では利用できないとのこと。

定刻にバスは出発。

 

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バスロータリーを出た地鉄のバスの大半は直進、あるいは左折するのだけど、

「ぶりかにバス」はいきなり右折した。

この時点で何だか新鮮な感じがする。

 

その後富山北大橋で神通川を渡って北上し、

田尻の交差点で左折して8号線のバイパスに入り西へ向かう。

立山を走っていたレトロなバスが、

8号線バイパスを爆走するというのもやはり新鮮な感じ。

 

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8号線を本郷西まで走って右折してさらに北上、

射水市に入って、やがて新湊大橋へ達した。

射水市コミュニティバスもこの橋を渡るけど、

低床で眺めがいいとは言えないもので、

大型のバスから眺めると気分も高まる。

 

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海王丸パークで時間調整のため少し停車。

この時まで、僕は氷見からはJRとあいの風を乗り継いで帰るつもりでいたが、

どうもこのバスは氷見から富山へ向かう方が楽しいのではないか、

そんな気がしてきた。

理由は後述する。

 

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海王丸パークから新湊きっときと市場へ、

さらに新湊の市街地へ入り、

川の駅新湊を経由して本町へ。

ここまで富山駅前からの所要時間は約50分であるが、

特筆すべきはその運賃だ。

 

実は地鉄には富山駅から小杉を経由して新湊を結ぶ路線バスがあるけれど、

富山駅前から本町までの普通運賃は950円かかる。

 

これに対し、ぶりかにバスの富山駅前〜新湊間の運賃は500円だ。

あいの風とコミュニティバスを乗り継げば270円プラス200円の470円で到達できるけど、

乗換なしで新湊大橋を渡って500円というのはずいぶん魅力的であるような気がする。

 

ついでにぶりかにバスの運賃は実に分かりやすくて、

新湊から氷見間は500円、

富山駅前から氷見まで通しで乗っても1000円。

買い物券がついたフリーきっぷもある。

 

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本町を出発したバスは万葉線の線路と並走して庄川を渡り、

伏木万葉大橋で小矢部川を渡り、伏木の町へ入った。

うーむ、以前にコミュニティバス+歩きで伏木を訪れたのと同じルートである。

伏木にもバス停があれば西海食堂のラーメンを食べに行きやすいなあ、

と、余計なことを考える。

 

伏木の町は海沿いをたどり、越中国分駅の先で国道415号線に入った。

バスは雨晴の海岸線を進み、

先程思った「氷見から富山へ向かう方が楽しいのではないか」が

間違いでないことを確信する。

 

雨晴といえば海越しに立山が見える地点として知られているけど、

氷見方面へ向かうバスだと立山が右手後方になってしまい、

どうしても見づらくなってしまう。

富山方面へ向かえば立山も見やすいはずだし、

新湊大橋から眺める立山というのもぜひ味わってみたい。

この時点で帰りも同じバスに乗ることにした。

 

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富山駅からの所要時間は1時間25分、11時30分ちょうどに終点のひみ番屋街に到着。

高岡と和倉温泉を結ぶ加越能バスの「わくライナー」も番屋街を経由し、

10分後の「わくライナー」に乗り継げば12時35分には和倉温泉に行くこともできる。

逆に高岡から「わくライナー」で番屋街まで来て

「ぶりかにバス」で富山へ向かうなんていうことも可能なわけで、

そのうちいろいろ試してみたいとは思う。

 

 

 

 

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氷見漁港、かつてのフィッシャーマンズワーフにも近い食堂、

「ひみ家」さんで平日限定の日替わり定食を注文。

本当は「うどん」がメインのようだけど、

この日の日替わりは天ぷらがメインで刺し身もついた満足度の高いもの。

食後のコーヒーもついて880円だったか、

ごちそうさまでした。

 

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少し氷見の町をぶらつく。

 

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ユースホステルって懐かしいなあ、、、

中学、高校生の頃は会員証持ってたなあ、、、、

 

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番屋街に戻ってコロッケを頬張りつつ帰りのバスを待つ。

ビールも飲みたかったけどこの日は寒すぎて、

熱燗おいてる店を捜したけど見当たらなかった(涙)

 

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当然のことながら行きも帰りも同じ運転手となり、

何だか気恥ずかしいものはあったりするが(笑)

まあ、別にいい。

 

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バスは氷見市から高岡市へ入り、雨晴の海岸沿いを走る。

うむ、やはり富山行きの方が景色が見やすい。

 

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さらに新湊大橋へ。

この日はいつ雨が降ってもおかしくないような天気で、

立山が見えただけでもありがたかったけど、

青空の元で眺めればさぞかし素晴らしい眺めだっただろう。

 

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今更どうしようもないのは百も承知だけど、

新湊大橋の歩道である「あいの風プロムナード」も

もう少し眺めに配慮すれば最高の観光スポットになっただろうな、

とは思う。

 

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わずかばかりの客を乗せたバスは終点の富山駅前に到着。

 

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本数が少ないとはいえ、「ぶりかにバス」は

富山と氷見を直結、

新湊大橋や雨晴の海岸線を経由するという点など、

気軽に富山の魅力に触れることができる路線であるような気がする。

 

ただ、冬にこの愛称はいいけど、

夏だとどうなんだろう、とも思うし

この日は平日だったとはいえ乗客の少なさも気になるところ。

運行そのものは新幹線開通前の平成25年から始まっているらしいから、

単に宣伝不足という気がしなくもない。

そもそも富山県民の何%がこんなバスがあることを知っているのだろうか。

 

国内外に富山の魅力を宣伝するのも結構なんだけど、

本当は地元の方にもっと地元のことを知ってもらうことが大切なんだろうな、

とよそ者はいつも思うけど、

これ以上余計なことは言わないようにしよう(笑)

 

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僕はハートの向こうを走る路面電車を眺めてから家に帰った。

 

※あくまで今回のレトロなバスは「たまたま」です