北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

あいの風とやま鉄道・高岡やぶなみ駅〜高岡駅徘徊

平成31年2月2日の富山駅前の様子はこんな感じ。

 

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約1年前の平成30年2月2日、福井市内にある田原町駅は以下のような感じ。

 

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平成30年2月6日、僕が住んでたアパートの駐車場。

 

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僕は平成の新聞記事を書き写すという、

あんまり人様の役に立たない活動を続けているのだけど、

昨年の2月6日産経新聞によるとこんな感じだった。

 

北陸地方は6日、記録的な大雪に見舞われた。福井県内の国道8号で車約1500台が立ち往生し、同日午後、県の災害派遣要請を受け陸上自衛隊が出動した。福井県警などによると、福井市ではエンジンがかかったまま雪に埋もれた車から50代の男性が心肺停止状態で見つかり、間もなく死亡を確認。一酸化炭素(CO)中毒とみられる。福井、石川、富山の3県では雪下ろし中に屋根から転落するなどして、少なくとも25人が重軽傷を負った。

金沢、福井両地方気象台によると、福井市では6日午後2時現在で136センチの積雪を記録。37年ぶりに130センチを超えた。金沢市では午後7時に積雪75センチとなり、17年ぶりの大雪となった。

 

そう、あの記録的大雪からはや1年。

 

1年前のことを思えば今年の冬は何と平和なことか、

なんてことも思ったりするが、

余計なことを書くと大雪に見舞われたりするので

これ以上は書かないようにしよう。

 

 

 

何はともあれ、休みの日に徘徊できるのはありがたい限り。

さあ、今日も昼飯でも食べに行くべ。

 

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金沢行きの電車に乗って、

窓際の席に座ると、隣に大きな荷物を抱えた若者が座った。

電車が富山駅を出発すると、間もなく隣から寝息が聞こえてきた。

 

電車は高岡に着いたが、隣の若者が起きる気配はない。

僕は次の高岡やぶなみ駅で下車するつもりであるが、

隣の若者の足元には巨大なバッグが置かれており、

短足の僕にはまたげそうにない。

 

高岡やぶなみ駅への到着アナウンスが流れたもので、

僕は隣の若者を起こすことにした。

彼は足元の荷物をよけて、僕を通してくれたのだけど、

彼もまた高岡やぶなみ駅で下りて行った。

起こして正解だったのかな(笑)

 

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高岡やぶなみ駅から8号線を目指して歩く。

ここ数日、僕は「出稼ぎ」に行っていて、

ずっと「コンビニ飯」が続いていたもので、

「ガッツリ」したものを欲していた。

そんなもので今回は最初から目的の店がある。

 

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羽広の交差点を過ぎて、8号線沿いにある王将・高岡横田店のすぐとなり。

回転灯はまわっておらず、のれんもかかっていないので、

やっているのかやっていないのか不安になったが、

店内に人影が見えたもので入店。

「焼肉 ラーメン 各種定食 喜楽」とある。

 

かなり昔からこの場所にあるような気がするが、

入店するのは初めてだ。

ちょっと前に某サイトでこの店の「豚バラ定食」の画像を見て、

うう、食べたい、、、と思っていたのだった。

 

ママさんにお目当ての「豚バラ定食」を注文。

ほどなく奥から食欲をそそるタレの香りが漂ってきた。

ぐう、と腹がなる。

 

たいして待たぬままに豚バラ定食が配された。

うーむ、何つう素晴らしいビジュアルだろうか。

肉もてんこ盛りなんだけど、

添えられたキャベツもまたてんこ盛りになっているのが中年男には嬉しい。

わしわしと白飯が進む。

 

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後から入店してきた男性の元には

ラーメンとからあげとライスのセットが配されて、

目が点になるほどのボリュームである。

うーむ、次回は挑戦してみようかな。

 

食後にはコーヒーもついて豚バラ定食のお値段は730円なり。

ラーメンとからあげのセットなんて780円とのこと。

いやはや、満足度高し。

ごちそうさまでした。

 

 

 

高岡に来たもうひとつの目的は銭湯に行くこと。

富山市内と同様に、高岡市内にもわりと早い時間から営業している銭湯がある。

 

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路地を抜けて永楽町へ。

僕が高岡で住んでいた家の大家さんが、

以前はこのあたりに住んでいて、

それこそ何度もお邪魔して飲ましてもらったのだけど、

記憶を頼りにかつての大家さんの家を捜してみたがさっぱり分からなかった。

 

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その永楽町にあるのが「憩の湯」。

入ってみたら番台には誰もいない。

うーむ、どうするか、と思っていたら後から御婦人が入ってきて、

「ナカヤさん、ナカヤさーん」と声を掛けるが反応がない。

何となく御婦人と顔を見合わせていると、

男性側の浴室から主人らしき方が現れた。

 

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営業開始して間もない時間であるが、

既に先客が5人。

爺ちゃんたちの富山弁を聞きながら身体を洗い、

浴槽へ浸かる。

 

前回の記事でも書いたけど、

「憩の湯」の湯温もそれほど熱くなく、

僕みたいな熱い湯が苦手なお子ちゃまでもゆっくり浸かることができるのがありがたい。

 

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スッキリて高岡駅を目指す。

この時、消防車のサイレン音がそこいら中から聞こえてきて、

何事かと家から出てきた方々があちこち見渡している。

 

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電車に揺られて富山駅に戻る。

仮設のホームに降り立ち、

ああ、このホームともあと1か月ほどでお別れなんだなあ、と思う。

ウィキペディアで確認をすると、平成20年10月からこのホームは使われていたようだ。

 

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このホームでよく立山そばを食べたよなあ、なんてことを思い出す。

大阪に行く時も、金沢に行く時も、東京に行く時も、

いつも早めに駅に行って、ホームでそばを食べるのが何よりの楽しみだった。

時代の流れ、といえばそこまでだけど、

やっぱり寂しいものがある。

 

下り線の高架供用開始は3月4日とのこと。

新しいホームになれば、かつてホームでそばを食べていた、

なんてことすら忘れるのだろうし、

記憶なんてそうやって失われていくのだろう。

ちょっとセンチな気分になりつつ、僕は家路についた。

 

 

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