北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

JR北陸本線・福井駅、敦賀駅周辺徘徊

福井県敦賀へ行くことになったのだけど、

ちょうど3連休の最終日、

北陸おでかけパスも使える日、ということで、

普通電車でぶらぶら向かうことにした。

福井あたりで途中下車して昼飯でも食べて行こう。

 

 

 

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富山8時05分発の金沢行きに乗車、

金沢9時30分発の福井行きに乗り継いで、

福井に到着したのが11時02分。

 

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福井駅の自動改札機に戸惑いつつ、

有人改札で「北陸おでかけパス」を見せたら、

「今度からは自動改札機をご利用ください」とのこと。

そっか、自動改札機に対応しているのね(汗)

 

さて、昼飯である。

久しぶりの福井だし、

「オレボ食堂」さんにするか、「はら」さんにするか、「乾徳亭」さんにするか、

「初音支店」さんにするか、新規開拓するか、といろいろ道中で悩んではいたのだけど、

結局「たぬきや」さんにお邪魔することにして

えちぜん鉄道福大前西福井駅を目指すことにした。

 

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えちぜん鉄道の高架駅舎を利用するのはまだ2回目。

高架駅なんてどこも無表情な駅が多い気がするけれど、

木をふんだんに使用したえちぜん鉄道福井駅は素直に「美しい」と思う。

 

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三国港行きの電車に乗車。

ほどなくアテンダントさんが車内をまわり、

「ご乗車ありがとうございます」と声を掛けていく。

福井にいた時は「あたりまえ」の光景だったけど、

今となっては「新鮮な」光景に思えてくる。

 

10分ほどの乗車で福大前西福井に到着。

運賃は150円。

10月から値上げするみたいだけど、

それでも「安いなあ」と思う。

 

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踏切をわたり、ぶらぶら歩いて「たぬきや」さんへ。

店内に入るとあまりに薄暗いもので、

まだ営業前だろうかと不安になったけど、

奥に先客の姿もあってホッとする。

厨房にいた旦那さんも奥さんもお元気そうだ。

 

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日替わりランチを注文。

ほどなく配されたこの日のメインは

ピーマンの肉詰めフライにエビフライ、豚の生姜焼き、

これに小鉢、お新香、出汁が効いた味噌汁にたっぷりのゴハンがついて

570円なのだから、ただただ「ありがたい」としか言いようがない。

 

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僕にとって「福井に来た」ことをもっとも実感させてくれるのが「たぬきや」さん。

ごちそうさまでした。またお邪魔します。

 

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食後は田原町駅を目指したのだけど、

駅近くの商店街で空き地を眺め「?」となった。

ここには確か銭湯「桃の湯」さんがあったはず、、、、

慌てて福井県浴場組合のサイトを確認し、

「桃の湯」さんのページをクリックすれば「廃業しました」とある。

 

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それにしても、、、

福井県浴場組合のサイトには2019年9月現在、27軒の銭湯が記載されているのだけど、

うち7軒が「廃業しました」になっているのは寂しい限り。

中でも福井市内は13軒中5軒が廃業と、その割合が大きい。

 

福井と比較すれば富山や金沢は残っている方なんだなあ、

と改めて思う。

「桃の湯」さんには常連さんの風呂道具が多く並べてあったけど、

みなさん、今はどこの風呂に行っているのだろうか。

 

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田原町からは福井鉄道に乗って福井駅を目指すことにしたが、

少しでも長く福井鉄道を味わいたくて、

窓口で足羽山公園口までの乗車券を購入した。

久しぶりに「くろたつさん」にもお参りしたい。

 

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電車は福井駅前を経由して足羽山公園口へ。

23分間も電車を堪能できてわずか160円である。

やはりただただ「ありがたい」。

 

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「くろたつさん」こと毛谷黒龍神社は多くの参拝客で賑わっていた。

以前は賑やかな印象なんてあまりなかったけれど、

来るたびに参拝客が増えている印象がある。

何かに紹介されたのか、はたまた誰か大きなご利益を得たのか、、、

 

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毛谷黒龍神社からはぶらぶら歩いて福井駅に戻った。

 

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よくよく考えたら、JRの福井駅で途中下車してから3時間ほどたつが、

電車に乗って、昼飯食べて、電車に乗って、

お賽銭を含めても1000円も使っておらず、

こうした楽しみ方ができるのもイチ鉄道ファンとしてはありがたい限り。

 

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アオッサから新幹線建設工事の様子を眺め、

敦賀行きの電車に乗った。

 

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敦賀駅周辺も新幹線の建設工事が着々と進んでおり、

巨大な建造物が姿を見せつつあった。

とはいえ、敦賀で変化を感じるのはあくまで駅構内に限られ、

駅前に出ると、以前から何ら変わらぬ光景が広がっている。

 

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駅前の通りを進んだ先、8号線との交差点にあるのがアル・プラザ敦賀

僕がかつて敦賀に住んでいた時に平和堂敦賀店が建て替えられて

今の建物になったのだけど

それからはや20年近くたってだいぶ建物にも年季が入ってきたなあ、

なんてことを思う。

 

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そのアルプラザの裏手に、敦賀に2軒残る銭湯のうちの1軒、サフラン湯さんはある。

この日は友人宅に泊めてもらう予定であったので、

先に風呂だけ入っていくことにした。

番台の女将さんに入浴代を支払って脱衣場に上がれば、

畳が敷かれており、これがなかなかいい雰囲気。

 

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そして浴室内には真ん中に小判型の小さな浴槽がひとつ。

さっと身体を洗って入ればこの浴槽が思いのほか深い。

 

この時点で、僕以外に2人いたのだけど、

小判型の「角がない」浴槽というのは、

常に誰かと向かいあうことになるのだなあ、

なんてことを思う。

 

誰かと喧嘩でもしたら、

一緒にこの銭湯に来て、一緒にこの浴槽につかれば、

仲直りするのも早いかもしれぬ。

 

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湯を上がったタイミングで、友人が迎えにきてくれた。

サフラン湯、熱かったろ」と友人は言ったが、

「んや、そうでもなかった」と答えたら、

「俺には熱くてなかなか浸かれん」なんてことを言う。

 

うーむ、この男と勝山や大野の「激熱」銭湯に行けば、

いったいどんな反応を見せるのだろうか、、、、

 

この後は久しぶりに敦賀の夜を堪能。

言うまでもなくよく飲んだ(笑)

 

 

おまけ

友人宅で「おもろいもん見せたる」と出てきたのが以下の手ぬぐい。

こりゃすごい、、、、

 

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