久々に「とやま1日乗り放題きっぷ」を購入して
あいの風とやま鉄道のホームへ。
目指すは新湊。
高岡で万葉線に乗り継ぐ。
何だかずいぶん久しぶりだなあ、なんて思って確認してみたら
どうやら5月から乗っていなかったようだ。
すまぬ、万葉線、もっと乗りに来ますww
西新湊で下車。
目指すは以前から気になっていたものの、
なかなか入る勇気がわかなかったこちらのお店。
外観も独創的であるが、入った印象も独創的。
何となく「クセのあるマスター&店員さん」を想像していたが、
数人見える店員さんはいずれも女性で、
テキパキ動き、みんなして愛想もいい。
メニューを眺めればラーメンからうどんから定食まで何でもこざれ。
日替わりに至っては1カ月分のメニューが、
給食の献立表のように一覧になっている。
何となく、「とんかつ定食」を注文。
待っている間、続々お客さんが入ってきて、
1階のテーブル席の大半はふさがったのではなかろうか。
僕みたいな中年男1人から、若者1人、年配の男性1人、年配の夫婦(男女?)、年配の女性2人、
かと思えば若い女性2人まで様々な客層が一堂に会している。
若い男性1人は県外から来た同好の士、といった感じであったが、
あとはみんな地元の方々といった感じ。
そして、初めて入ったのに、どこか懐かしい感じがする。
うーむ、ここと似たようなお店は、、、、
とあれこれ考えたが、結局何も思い出せなかった。
やがて配された「とんかつ定食」。
ふつーにソースをぶっかけて、
白飯の上にのっけて喰らえば「あー、シアワセ〜」なんて気分になる。
専門店のとんかつも無論美味だけど、
こういうふつーのとんかつもまた美味いのよね。
ごちそうさまでした。
新湊の町中をぶらぶら。
新湊はよく「日本のベニス」なんて言われるが、
僕はベニスなんて行ったことないし知らないし、
いちいちそんな表現しなくとも「新湊」でいいじゃねーの、
と、内川沿いを歩いていると思う。
近年、この風情に惹かれて移住してきたり、
お店を構えたりする方もいるようで、
何となくだけど、その気持ちも分かる。
だって、素直に魅力的だもん、このあたり。
それなりに日本中ぶらぶら歩いてるけど、
こんな景色、新湊以外で見たことないし。
内川沿いも新湊らしい光景であれど、
一歩通りを入るだけで昭和の光景が広がるのも新湊の楽しいところ。
今回は寄らなかったけど、
揚げパンやドーナッツを格安の値段で売ってるお店なんかもあった。
今週は仕事でべったり金沢に行ってたから余計に感じるのかも、だけど、
金沢を訪れるお客さんのうち、1割でもいいから、
新湊や高岡にも足を運んでほしいなあ、と切に思う。
内川沿いには銭湯もある。
以前から気になっていたが、今回初めてお邪魔することにした。
ちなみに、このたびの消費増税により、富山の銭湯の入浴料は440円に。。。
ま、それでも行きますけどね、週に一度の銭湯だし♪
勝手な思い込みかもしれぬが、
港町の銭湯というのは「熱い」という印象があり、
今回もそれを覚悟していた。
しかしながらこちらの湯は意外と、といえば意外であったが適温だった。
そしてこちらの銭湯は11時からの営業と、
富山の銭湯にしてはずいぶん早い開湯時間であり、
僕が入浴した12時半ごろでも10人近い先客がいたけれど
皆ずいぶんお年を召されている割には海の男っぽい「屈強」な感じがした。
そしてこちらの銭湯、脱衣場が内川に面した場所に設けられていて、
開け放たれた窓から吹き込んでくる風が何とも心地いい。
さらに脱衣場が喫煙所になっているもので、
屈強なおっちゃんたちがパンツ一枚で紫煙をくゆらせている。
それがまた「美味そうに」吸ってるもんで、
久々に一服したくなったぞ(汗)
帰路は中新湊駅まで歩いて万葉線に乗った。
そのまま高岡駅まで戻って富山に帰るつもりだったけど、
何となく大和のことが気になって片原町で下車。
久々に高岡大和を、
というよりは高岡大和が入っていたセリオを、
というか、
でも大和の「サテライトショップ」も入っている「セリオ」をのぞいてみたら、
僕が思っていたよりが人がいた、というのが正直なところ。
とはいえこれだけの巨大な建物に、という視点でみれば、
やはり「寂しい」としか言いようがない。
今、高岡はイオンの増床オープンが話題になってて、
実際に多くの人で賑わっているのだけど、
この「セリオ」がオープンした頃はどんな感じだったのだろうか。
僕の手元には1994年3月19日付けの北日本新聞のコピーがある。
その30面に、こんな記事がある。
“再生”期待集め開店 高岡・御旅屋セリオ 買い物客どっと
高岡大和をキーテナントとする御旅屋セリオが18日、高岡市御旅屋町にオープンした。市民の関心は高く、早朝から開店を待つ長い列ができたほか、周辺商店街の人通りはいつもより多かった。
開店に先立ってオープニングセレモニーがあり、佐藤高岡市長、南義弘高岡商工会議所会頭、大井一星大和社長、藤井孝オタヤ開発社長ら来賓、関係者11人がテープカット。祝い太鼓や高岡市消防本部音楽隊の演奏が花を添えた。
午前10時の開店と同時に買い物客が相次いで入店。新しいブランド商品を多数導入した二、三階の婦人服売り場、一階のバッグ、靴売り場を中心に終日、にぎわった。
御旅屋セリオは店舗面積1万9877平方メートル。うち八割以上を占める高岡大和は県内最大の百貨店となる。七階には市民サービスコーナーが設置され一るほか、五階吹き抜けのアトリウム、半地下式庭園「御旅屋メルヘン広場」がある。
以下は先日、2019年9月富山新聞がイオンモール高岡の増床オープンを報じた記事です。
イオンモール高岡の増床棟オープン 北陸最大級の商業施設に8千人が列
高岡市のイオンモール高岡は14日、北陸新幹線新高岡駅に近い店舗西側で建設した増床棟をオープンし、北陸最大級の商業施設となった。3連休初日とあって富山県内全域や石川県内など広域から大勢の家族連れらが詰め掛け、館内は終日、人波で埋まった。
増床棟は2階建てで、延べ床面積2万8千平方メートル。既存棟を含めた同面積は14万平方メートルとなり、専門店数は約130店舗から200店舗に増えた。イオンモール(千葉市)によると、床面積、店舗数ともに北陸最大級となった。
開店時刻の午前10時前、約8千人の買い物客が増床棟前で列を作った。オープニング式典では、イオンモールの岩本馨副社長が北陸最大級の「ファストファッションゾーン」を設けたとし「お客様の要望を受けて増床棟を整備した。雨や雪の日も買い物を楽しんでほしい」と期待を込めた。《富山新聞》
この2本の記事の間には25年もの年月が流れてますが、
この2本の時系列をひっくり返しても
(イオンをジャスコにすれば)
何ら違和感はないと思われます。
僕は日頃から新聞の縮刷版を読みあさる、
ということをライフワークにしているもので、
つくづく感じるのだけど、「歴史は繰り返される」のよな。
正直に行って、今のイオンモール高岡もめちゃくちゃ賑わっているけど、
それはあくまで増床部分に限られるし、
2015年にオープンした近隣のイオンモール砺波が急激に閑散としてきたのも事実だと思うし、
いい加減に行政に携わる方々は目を覚ます次期に来てると思うのだけどなあ、、、
ついでに高岡サティがオープンした日(1993年10月23日)の記事も仕入れてきたので、
また後日、高岡を徘徊したときにでも紹介します。
富山に戻ったら、
先週は駅前でビールを売っていたが、
今週はカフェをやっていた。
ビールがなくて残念、と思いつつ、
ここ数年の富山駅前はずいぶん「アカ抜けて」きたなあ、とも思う。
つい数年前の富山駅前なんて本当に何もなくて、
最終バスが出た後に屋台のラーメン屋が出店して
その時間帯だけは何となく別次元の時間が流れていたような気がする。
たぶん、その時間帯だけが「楽しそうな表情の地元の人」で賑わっていたような気がする。
その時間帯が富山駅前に関しては増えつつあるのかな。
これはこれで喜ばしいのだけど、
この日の午前中、こんなこともあった。
富山駅について南北接続工事の進捗状況を眺めていた時のこと。
「こんな余計なもん作って!定期上がるってどういうことよ!」
と、なぜか工事現場の警備員のおじさんに凄まじい形相で食ってかかり年配の女性がいいた。
うーむ、運賃は変わらぬはずなのにこれはどういうことか、
と思ったらNHKにその答えが掲載されていた。
また辻川社長が、接続後の運行形態や運賃について説明しました。
それによりますと接続後は平日の朝の時間帯、岩瀬浜から南富山駅前に向かう直通列車と、大学前に向かう直通列車が、それぞれ1時間あたり3本運行されますまた通常の運賃は現金で210円、ICカードで180円の均一料金を維持します。
このほか定期券は1か月の通勤定期券の場合、7950円だということです。
これは現行の富山地方鉄道の定期券より300円余り安い一方、ライトレールと比べると500円余りの値上げとなります。
おばちゃんが文句を言いたくなる気分も分かるけど、
警備員さんに文句を言うのだけは間違っていると思われます(笑)