北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

JR氷見線・伏木駅周辺徘徊

2019年も残すところあとわずか、

最後の徘徊は富山市内で大人しくまとめるか、なんてことも考えていたが、

12月末とは思えぬほど暖かく、かつ天気もいい。

 

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せっかくだし、どこに行くかと時刻表を眺めれば、

あいの風とやま鉄道と氷見線の接続がちょうど良かった時間帯であったもので、

久しぶりに伏木に行ってみることにした。

 

 

 

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僕は富山駅を11時43分発の電車に乗って、

12時に高岡駅に到着。

12時03分発の氷見線の列車に乗るつもりだったのだが、

11時43分を過ぎても出発する気配がなく、

「遅れております高山線の到着を待って出発します」

という放送が流れた。

 

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その結果、富山駅出発が3分遅れとなり、

「これで氷見線に乗れなかったらこれはこれでネタになるよな」と

内心ほくそ笑んでいたのだけど、

ちゃんと氷見線の列車は待っててくれた。

何だか物足りない(笑)

 

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伏木駅に到着。

伏木は何度か訪れているが、基本的に対岸にある万葉線の中伏木駅から

万葉大橋経由でやってくる、というのがパターンになっていて、

すんなりJRでやってきたのは案外初めて(?)のような気もする。

 

何はともあれまずは昼飯、と、

駅から10分ほど歩いたこちらの食堂にお邪魔した。

 

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店内はかなり賑わっていたが、

皆入店して間もないのか大半の客の手元には何もなかった。

こりゃ時間かかるかもしれない、とも思いつつ、

慌てる訳でもないし、ま、いいかとも思いカウンター席へ。

 

女将さんらしき方が現れてテーブル席の客に

「お茶がいい?、水がいい?」と尋ねつつ注文をとっていく。

そんでもって背後から「お父さんは」と言われたもので、

「お茶でお願いします。あと中華そば」と言ったら

「あんりゃ、ごめん、兄ちゃんやった」と女将さんが笑う。

いや、おじさんなんで、、、(汗)

 

僕の隣にいた男性は瓶ビールをぐびり。

食堂って瓶ビールが似合うよなあ、と思う。

 

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しばし待って配されたのがこちらの一杯。

伏木の食堂のラーメンスープは基本的に澄んでいるのかな。

でも、全然物足りないなんてことはなくて、

ズルズルーっと一気に麺をすすり、

スープも飲み干してしまう。

 

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すると丼に「石玉丸支店」なる文字が現れた。

後から調べたところ「石玉丸」では何らヒットせず、

小矢部に「石王丸」という地名があることは分かったけれど、

何か関係があるのか、ないのか、、、、

 

至福の一杯のお値段は500円ポッキリ。

あー、美味かった、ごちそうさまでした。

 

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伏木は決して大きな町ではないけれど、

街中に銭湯が2軒残っている。

ただ、開湯時間まで少し時間があったもので、

しばらく伏木の街中を徘徊。

 

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今回伏木に行ってみようと思ったきっかけが、

日本全国の「階段」をめぐっている方のツィートを見ていたら

「伏木」の地名が出てきた、というのがある。

 

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伏木は「坂」の印象があったもので、

「階段」というのがいまいちピンとこなかったのだけど、

それは単に意識していなかっただけなんだなあ、とも思う。

 

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この日は天気もよくて立山連峰の眺めも「サイコー」であったのだけど、

このアパートの立地も「サイコー」だよなあ、と思う。

剣に立山、弥陀ヶ原がすぐそこに見える。

 

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ウロウロしてたらあっという間に銭湯が開く14時近くになってしまった。

危ない、危ない、14時に風呂入って、

伏木発14時41分の高岡行きに乗らないと、

次は16時24分になってしまう(笑)

 

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今回お邪魔したのはこちらの赤坂鉱泉さん。

勝手にレトロな銭湯を想像していたが、

近代的な建物だった。

番台はフロント式で、

脱衣場のロッカーキーはフロントで借りる仕組みになっていた。

 

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浴室内も明るく、開放的。

何より湯温が僕には熱すぎず、ぬるすぎずでちょうどいい塩梅。

こんな温度なら「ゆっくり風呂に入れるんだけどなあ」と思いつつ、

列車に乗り遅れる訳にもいかないので早々に赤坂鉱泉さんを後にした。

 

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伏木駅に戻ってきっぷを買おうとしたら、

券売機に何とも気になる一文が。

 

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「ご注意 自動券売機で購入の乗車券は伏木駅では、払い戻しできません。新高岡駅で払戻します。」

 

うーむ、買い間違いをしたら新高岡駅まで行かねばならぬということか。

なかなか恐ろしい券売機である(笑)

 

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そして、伏木駅の案内って日本語、英語、ロシア語の表記になっているんですな。

日本全国4カ国語表記になりつつあるけれど、

こっちの方が土地柄というか風情があっていいなあ、と思う。

 

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そして、列車を待っていて何とも違和感があったというか、

「えっ」となってしまったのが

「列車とホームの間が広く開いているところがございます。お降りの際はご注意ください」

という注意喚起の放送が一定の間隔で流れるのだけど、

これに何故か「犬の鳴き声」が入っているのだ。

 

「わん、わん、わわっん!」と鳴き声が聞こえてから

「列車とホームの間が広く開いているところがございます。お降りの際はご注意ください」と続く。

 

単なる録音ミスなのか、

それに気づかず流しっぱなしにしているのだろうか(笑)

 

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帰り道、高岡であいの風とやま鉄道の電車に乗り継いでから

「そういえば、、、」と思い出したことがあった。

その場ですぐに確認したら、以下のような記事が出てきた。

 

あいの風とやま鉄道(日吉敏幸社長)は富山駅構内に初めて待合室を開設し、23日、報道陣に初公開した。

待合室は改札を抜けて駅構内のコンコース右側にある。広さ約70平方メートルで、荷物置き付きの座席24席が完備されている。内装には同社の観光列車「一万三千尺物語」と同じ県産の「ひみ里山杉」を使用。出入り口の扉には立山町の和紙職人、川原隆邦さんによる立山連峰日本海をあしらったデザインが施された。冷暖房やFREE Wi−Fi(フリーワイファイ)も設置された。

同社総務企画部の平田大輔総務課長は「年末年始に駅を利用する機会が増えると思うので、待合室を快適に使っていただきたい」と話した。

待合室の裏には新たに忘れ物センターが開設され、駅構内の中2階乗り換えコンコースには「ひみ里山杉」を使ったベンチ2台も置かれた。

待合室は24日午前5時から、忘れ物センターは同日午前9時から利用できる。《北日本新聞》

 

 

そう、あいの風とやま鉄道の富山駅に「待合室」が出来たという話を聞いていたのだ。

しかし、来る時に見た覚えがない。

いったい何処にあったというのだ。

 

そんなもので富山駅に戻って確認。

 

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行きの時点で気づかなかったのも納得で、

待合室は1階の奥の階段の脇に「ひっそり」と設けられていた。

うーむ、これではせっかくの待合室なのに気づかない人が多いのではないだろうか。

 

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昔の仮駅舎の時は売店併設でテレビもあって、

電車待ちながらビールをぐびり、なんてことをやっていたなあ、

なんてことも思い出す(笑)

 

ま、これまでの富山駅には

駅には当然あるものがなかったとも言える訳であるし、

有効活用してほしいなあ、とは思う。

 

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さて、平成から令和へと変わった2019年も正真正銘残すところあと僅かになりました。

今のところ富山市内は雪もなく、日中に関しては暖かい日が続いてますが、

年末年始は果たしてどうなることやら、、、、

 

今年一年「北陸徘徊人」をご覧いただき本当にありがとうございました。

来年もぼちぼち更新していきますので、

お付き合いいただければ幸いです。

どうぞよいお年をお迎えください。

 

四ツ葉来