北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

万葉線・新町口駅〜東新湊駅徘徊

新年2度目の徘徊は射水市の新湊を目指すことにした。

新湊も決して大きな街ではないけれど、

3軒の銭湯が残っている。

 

 

 

あいの風とやま鉄道の電車に揺られて高岡へ。

この日の高岡では「日本海高岡なべ祭り」やらが開催されるようで、

駅周辺は準備の真っ盛り。

 

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心惹かれるものもあったけど、

鍋くえば酒も飲みたくなるだろう、

お主はこれ以上アルコール漬けになっていいのか、

と自分に言い聞かせて初志貫徹で万葉線のりばへ。

 

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万葉線アイトラムに揺られること約40分で新町口に到着。

まずは昼飯とばかりにぶらぶら歩く。

 

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実はかねてから気になっている食堂が新湊にはあって

「かけ中」や「お好み焼き」が激安で食せるらしいのだが、

老夫婦がやっているその食堂、のれんもなければ看板もなく、

一応「ここだ」と建物も確認しているのだけど、

扉を開く勇気が出ずに今日に至っている。

 

今回もしばし建物の前で佇みつつ、

客らしき人が出入りすればしれっと一緒に入ろうと考えていたが、

誰一人出入りする様子がない。

 

僕は所詮「へたれ」なのだ、と打ちのめされた気分で、

内川沿いをふらふら歩く。

 

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今回お邪魔したのは内川にかかる放生津橋のたもとにあるこちらのお店。

最近、外食と言えば圧倒的に「麺類」が多かったもので、

「定食」を食べよう、と考えた次第。

「めし屋」という響きが何とも心地いい。

「とんかつ定食」を注文。

 

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そういや、でもないけど、前回新湊に来た時もとんかつを注文したよなあ、

なんてことを思い出す(笑)

 

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ほどなくして「とんかつ定食」が配された。

たっぷりの野菜にさっくり揚がった大きめのカツ。

ツヤツヤのお米が大きめの茶碗にたっぷり。

そして意外だったのが汁物が「すまし」だったこと。

富山の定食屋で「すまし汁」って珍しいのではなかろうか。

 

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そして、何ちゃって調理師(僕のこと)から見ても

一品一品ちゃんと手をかけて作っている、ということがよく分かる次第。

ごちそうさまでした。

またお邪魔します。

 

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銭湯の開湯時間にはまだ早かったもので、

東新湊駅から万葉線の電車に乗って一旦越ノ潟へ。

フェリーで対岸の堀岡へ向かった。

 

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堀岡は木造住宅が立ち並び、一度ゆっくり徘徊してみたいところ。

この町並みと、新しく且つ巨大な新湊大橋の橋脚とのアンバランスな印象が、

傍から見ている分には楽しい。

 

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帰路はあいの風とやまプロムナードを経由して越ノ潟へ。

さらに万葉線の電車で東新湊駅に戻った。

僕は基本的には新しい車両を好むけど、

万葉線に関してはこの古い車両が来ると「当たり!」と思うのよなww

我ながら面倒なテツであると分かっているが、、、、

 

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東新湊駅を出て、通りを西へ向かうと

「越の湯」と書かれた大きな看板が現れた。

しかしながらそこにあるのは駐車場だけで、

肝心の銭湯が見当たらない。

はて、どこだ、と思ったら、

看板に小さく「越の湯は道路の向側にあります」と記されていた。

 

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「越の湯」さんの開湯時刻は13時30分、この時点で13時10分ごろだったもので、

しばらく周辺をぶらつく。

13時20分くらいに戻ってきたら、

のれんがかかっている訳ではないけれど、

男性が中に入っていくのが見えた。

 

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もう開いたのかな、と思って近づくと、

その男性が扉の奥から僕に気づいて

「お風呂に入りに来られたんですか」という。

「はい」と答えたら、どうぞどうぞ、と中へ導かれ、

その男性は番台に座った。

どうやらご主人だったようだ。

 

越の湯さんで印象的だったのは

巨大な浴槽がでん!とひとつあることか。

富山の銭湯の浴槽というのは、

だいたい3つくらいに仕切られている形が多いもので、

大きな浴槽がひとつ、というのは珍しいような気がする。

 

そして、この広い浴槽と、

巨大なガラス窓越しに見える手入れの行き届いた庭が、

まるで温泉旅館の風呂に入っているかのような、

リッチな気分にさせてくれるのだった。

 

もともと新湊をぶらつくのは好きだったけど、

最近は銭湯という新たな楽しみが追加され、

一層新湊の魅力が増したように感じた次第。

あー、いい湯だったあ♪♪

 

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東新湊駅に戻ったら、ちょうど越ノ潟行きの「ドラえもんトラム」が入ってきた。

どうせ高岡に戻るのは同じ電車なのだからと、

いったん越ノ潟に行ってから高岡へ。

 

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ドラえもんトラム」は親子連れに大人気なようで、

単にこの車両に乗ることを目的として越ノ潟で折り返す親子連れを

数組見かけた。

 

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高岡に戻ると、駅周辺は「なべまつり」で大賑わいだった。

当たり前のことかもしれないけれど、

イベントさえやれば人は来るんだなあ、なんてことを思う。

 

一方で、富山のまちなかなんかだと、

たまに「中心市街地の駐車場無料!」なんていう企画をやっていて、

そういう日だけは特にイベントなんてなくとも

人でにぎわっていたりする。

 

見方を変えれば、

魅力的なイベントがある訳でもないのに、

駐車場にもカネがかかるとなれば、

中心部に人が集まるはずがないよな、とも思う。

 

高岡駅構内には何ともいい香りが漂っており、

そこいら中で鍋を食べている人たちを見ていたら、急に腹が減ってきたが、

イベント自体がぼちぼち終了のようで、

「売り切れ」の文字が多々見える。

 

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僕は大人しくコンビニでコーヒーだけ買って、

富山へ帰った。

 

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