北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

富山地鉄市内電車・久々徘徊

コロナもようやく落ち着いてきて、

さ、ぼちぼち出かけようかと思いつつ、あれこれ調べてて衝撃を受けたのが、

えちごトキめき鉄道のフリーきっぷで、

つい先日まで週末の2日間有効で約1000円ほどだったのだけど、

通年使えるようになった代わりに1日有効で2000円に、、、、

 

近々またラーメンでも食べに行こうと考えていた矢先だったもので、

すっかり気が萎える。

 

さらにもう一点気が萎えてしまったのは、

愛用している「湯めぐりパスポート」が、

コロナ禍で大半の施設が休業のまま有効期間満了を迎えてしまったことか。

ま、十分元はとってるくらいに行ってはいるが、

何だかやりきれない。

 

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悶々としていた矢先、You Tubeで期間限定公開されていた映画、

「あったまら銭湯」という作品を見た。

淡路島の北部、岩屋って町にある銭湯を舞台にした物語。

主演は淡路島出身の名優、笹野高史さんで、

実の息子さんと共演されている。

 

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久々にケラケラ笑いながら映画を見たら、

無性に銭湯に行きたくなってきた。

 

 

 

今回の徘徊は訳あって富山港線の城川原駅。

ホーム脇の側線では、

係員の方が念入りにポートラムの車両を洗車していた。

足場の下に潜り込み、まさに「磨いている」といった様子。

 

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これだけ丁寧に洗っているんだから、

ポートラムが十数年たってもきれいな姿を保っているのは当然だよな、

なんてことを思いつつ、電車が来るのを待った。

 

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そこに現れたのは富山大学前行きの「黒のセントラム」だった。

僕はもともと、富山駅で下車して昼飯を食べに行く予定だったのだけど、

セントラム」の車両が五福にいる様子を見てみたい、

そんな思いにかられてしまった。

 

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そう、以前は「セントラム」の車両は丸の内で必ず左折していたから、

右折して富山大橋を渡るなんてことは、これまでは見る機会がなかったのだ。

 

そんな訳で急遽予定を変更して富山大学前まで乗車。

こうやって見ると「黒のセントラムってなかなかイケメンよなあ」

などと不思議なことを考えてしまう。

 

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サントラムで富山駅に戻る。

 

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この日の富山駅は学校も再開したのか、

それなりに学生の姿も見受けられたが、

どうしても閑散とした印象は拭えない。

静かな構内に「電車が通ります」という音声と警告音だけが響いている。

 

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新幹線の本数削減見送りなんて話も耳にするが、

みどりの窓口前の掲示物に変化はなく、

5月28日以降のダイヤが貼り出されていた。

 

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一方でこの日、全日空の富山ー羽田線が6月16日から復活する、

なんてニュースがあったけど、

しばらくは羽田7時50分発と富山9時25分発の1往復のみだそうな。

 

うちの相方は東京に行く時はプライベートも仕事ももっぱら飛行機で、

きときと空港のサポーターズクラブにも入会しているけれど、

「もう、使うことないなあ」と諦め顔であったりする。

 

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「便利」というのは「選択肢がある」って意味なんだなあ、

ってことに

選択肢がなくなってから気づいても遅いんだなあ、

なんてことを真面目に思う今日このごろ。

 

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さ、昼飯にしよう。

今回お邪魔したのは農協会館の裏手にあるこちらのお店。

以前にこの周辺をウロウロしていた時にたまたま目に入ったのだ。

徘徊というのは新たな発見があるからこそやめられない。

 

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地下にある店内は昭和の風景を色濃く残していた。

カウンター内にはいかにも料理人といった高齢の旦那さんと、

テキパキした感じの女性の姿がある。

「造り定食」を注文してほどなく配されたのがこちら。

 

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この他に小鉢、お新香、たっぷりの白ごはん、あらの入った味噌汁がついて、

お値段なんと690円なり。

それなりに駅周辺もウロウロしてきたつもりだったけど、

今まで気づかなかったのが何とも悔しい(笑)

 

テイクアウトのお弁当も作っておられたけど、

これまた美味そうでねえww

夜も安価で飲めそうだしぜひ訪ねてみたいところ。

ごちそうさまでした。

 

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市電に乗って広貫堂前で下車。

今回お邪魔したのは中野新町にある「星の湯」さん。

1時半の開湯時間ぴったりを狙っていったら、

すでに5、6人の客が待っていた。

 

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ちょっと前の富山の情報誌にも

関東と関西では銭湯の浴槽の位置が違う、なんてことが記されていて、

富山は基本的に奥の壁側に浴槽がある関東式だよなあ、

なんてことを思っていたが、

こちらの星の湯さんは浴槽を囲む形で洗い場があったから

関西式といえるのかもしれない。

 

身体を洗って湯につかれば、これがなかなかいい熱さで、

額に汗がにじみ出てくるのがわかる。

この感覚は自宅では味わえないもので、

「やっぱ銭湯サイコーだわ」なんてことを

思わず口にしそうになる。

 

湯上がりに脱衣場に出ると、

開け放たれた扉から吹き込む外の空気が何とも心地よいし、

常連さんと女将さんの会話なんていうのも

今となっては懐かしいようであれ、ホッとするものがある。

 

あー、いい湯だったなあ♪♪

 

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再び市電に乗って帰宅すると、

なかなか来ないなあ、と思っていた「あいの風とやま鉄道ファンクラブ」の

今年の会員証が届いていた。

 

1000円払ってこの会員になると、

平日も使える1日フリー乗車券がもらえるので、

これだけでも十分価値があるのだけど、

今年に関しては口座振替にするとこのフリー乗車券が2枚に!!

さらにマリエやとやマルシェで使える割引券も2枚に!!

 

個人的にはえちぜん鉄道のように毎回割り引いてくれた方が嬉しいと思っていたけど、

これだけ特典が大きいとずいぶん価値あるように思えてくるし、

いい気分であったりする。

 

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いい気分になったついでに久々に酒でも飲むか、

そんな気になってきた。

永らく飲んでいないのだけど、中途半端に残った焼酎が台所に鎮座しており、

かねてから目障りだったのだ。

 

久々に飲んだ酒はうまかった。

うまかったもので、ついつい飲みすぎた。

その結果、翌朝は絶不調に陥った。

 

もうしばらく、酒はお休みしようと心に誓った。