富山市内の銭湯も着々と制覇しつつあるもので、
行けそうで行けなかった、郊外の銭湯を訪ねてみようと思う。
今回お邪魔しようと考えているのは富山市の羽根という場所にある銭湯であるが、
我が家からだと有沢橋を渡った先と案外近く、
14時開湯となると近場で昼飯食べて云々というのが難しくなる。
一応、市電バスフリーきっぷで行ける「有沢」というバス停の近所なので、
五福まで市電で行って昼飯食べて、歩いてぐるっと一周とかいろいろ考えたが、
いまいちしっくりこない。
高山線の速星から歩くというのも考えたが、
それはちょっと遠すぎるよなあ、なんて気がしなくもない。
うーむ、万事休す、と思っていたけど、
「そーいやこの辺にラーメン屋があったような」なんて気がしてきて、
調べてみたら確かにあった。
問題は高山線の時刻であるが、いいタイミングの列車もある。
天気が気になるところだけど、それを言い出したらいつまでも行けなくなる。
よっしゃ、さっそく実行だ。
富山駅までは通常ダイヤに戻った「まいどはやバス」を利用。
100円で富山駅まで行けるもんで個人的には重宝しているのだけど、
先月末の北日本新聞にこんな記事が出ていた。
「崖っぷち運行」脱出を
富山市民プラザは、富山市中心部で運行するコミュニティーバス「まいどはやバス」の利用促進に乗り出す。沿線の世帯に無料乗車券を配り、新型コロナの影響で激減した乗客数の回復を図る。ただ、コロナ前から利用は低迷しており「崖っぷち運行」が続く。乗客増が見込めない場合、運賃値上げや大幅なルート変更も検討する。
この記事には運賃200円への値上げも検討なんてことも書いてあるのだが、
そうなりゃ僕なら路線バス使うわな(笑)
このバス、清水町ルートと中央ルートと2路線あって、
どっちも一周約40分、それぞれ2台のバスが一方通行で回ることにより、
20分間隔のダイヤとなっている。
富山駅と西町なんてどっちのルートでも行けるのだけど、
難点があるとすれば
どっちに乗っても西町から富山駅は10分で着くのに、
富山駅から西町はどっちに乗っても30分近くかかってしまうということか。
どっちかを逆方向にするだけでも富山駅ー西町が行き来しやすくなるのではなかろうか、なんてことは思ったりする。
(画像はhttp://www.mdtoyama.com/?tid=100441より)
それ以前になぜ「一方通行なのか」っていうのがさっぱり分からない点で、
富山市内に関していえば、まいどはやバスの中央ルートも市電の環状線も
同じように左回りの一方通行なので、西側から東側へは行きやすいけれど、
東側から西側へは恐ろしく行きづらいという現象が起きている。
一周30分で回れるようにルートを整理して、
30分毎に両方向に走ってくれた方が利用しやすいのになあ、
と、イチ利用者としては思う次第。
久しぶりに高山線に乗車。
先日の豪雨で岐阜県内で不通になっていたが、
23日から全線で運行を再開したとのこと。
ということは18きっぷも使えるのか、、、
なんてことも考えたが今年は近場ですまそうww
列車は10分ほどで婦中鵜坂駅に到着。
何となく工業団地のど真ん中にあるといった印象だったけど、
駅周辺は住心地もよさげなゆったりした住宅街が広がっていた。
10分ほど歩いて目的のお店に到着。
五福に住んでた頃、ファボーレに車で行くのにこの前の道を使っていたから、
ここにラーメン屋があることは知っていたけど、
行く時は道路の反対車線にあるものでなかなか入り辛く、
帰り道は何かしら食べてきているもので結局入る機会がなかったお店、ともいえる。
店内はカウンター中心で、
きりっとした感じの旦那さんとやわらかい雰囲気の奥さん?が迎えてくれた。
ラーメンとおにぎりを注文。
僕のすぐ後に入店した男性もまったく同じ注文をしていた。
一応、前知識は入れていたのだけど、
このラーメンのお値段、何と450円であったりする。
ちょっと前までは400円だったそうな。
さらにボリュームのあるおにぎりは1個100円なり。
さらに税込み。
そんでもってこのラーメンがまた自分好みの味でねえ、、、、、
おにぎりも奥さんが握っている様子からして旨そうでねえ、、、
もっと早く知っておけば良かったと、
ただただ後悔。
ごちそうさまでした。またお邪魔します。
有沢橋へと続くバス通りを歩いていると「鵜坂神社」と書かれた石碑があった。
まっすぐ銭湯に行っても開湯時間前になりそうだったので寄り道。
雨は降ったりやんだりを繰り返していた。
ま、土砂降りにならぬだけ幸いとするか、と歩く。
再びバス通りを横断すると団地となっており、
目指す銭湯「浦乃湯」さんはその一画にあった。
富山の郊外に残る銭湯に共通しているのは近くに団地があるってことだよなあ、
なんてことを思う。
男湯の先客は4人ほど。
うち2人は身体を洗っており、2人は3つ並んだ浴槽の一番右手にあるジェットバスに浸かっていた。
鏡に映った自分を見れば、
先日ひげ剃り中に頬を切ってから何となく無精ひげが伸びた状態となっており、
ほぼ坊主、色黒、ひげで、数年前に大阪の警察署から逃走した兄ちゃんそっくりだよなあ、なんてことを思う。
「・・・」
で、僕が身体を洗っている間にジェットバスの2人が「お先」と言いながら出ていき、
身体を洗っていた2人がジェットバスに浸かった。
その隣には「ぬるめ」と「熱め」の浴槽が並んでいる。
僕は「ぬるめ」に身を沈め、続けて「熱め」に入った。
間をおいて、男湯には爺ちゃんたちが入ってくる。
で、この後、僕は洗い場で水をかぶったりしつつ眺めていたけど、
誰ひとり普通の浴槽には入らず、ジェットバスだけに入れ替わり入っていく。
うーむ、何故だ(笑)
そんでもって実にいい湯だった。
近所だしまたお邪魔します。
「浦乃湯」さんを出ると、すぐとなりにバッティングセンターがあった。
ここが中日の根尾選手が中学時代に飛騨から通っていたバッティングセンターか、
と思えば何とも感慨深いものがあったりする。
この話を聞いてから個人的に根尾選手を応援中ww
僕は有沢橋を渡って家に帰った。
以下余談。
ちょうど1週間前、我が家にやってきた連れは日本酒の一升瓶を2本抱えていた。
1本は紙に包まれており、1本は裸だった。
で、飲み比べということで両方開けて飲みだしたのだ。
お互いに酒飲みではあるが、確実に以前に比べて飲めなくはなった。
適度に飲んで、寝た。
で、連れが帰ってから、僕は裸の方の酒を飲み続けていた。
そして、昨晩、裸の方の酒を飲み尽くしたところで寝た。
で、この日である。
僕は紙に包まれている方の酒を飲むつもりだった。
今の酒量なら、あと一週間は安泰であろう。
ところが、どういう訳か、紙に包まれている方の酒は空であった。
ものの見事に一滴も入っていない。
うーむ、これはどういうことだ、、、、
きっと僕のことだから、飲んでいるうちに訳がわからなくなって、
紙に包まれている方を飲んでいたのだろう。
どうりで酒の減りが遅かった訳だ。
同時にこれは我が家には酒がないことを意味していた。
僕はしとしと降る雨の中、酒を買いに出かけた。