北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

JR高山線・西富山駅〜呉羽経由〜市内電車・富山大学前徘徊

我が家の夏休みは結局、家から車で30分の砺波のホテルに。

感染対策はバッチリだし、部屋は広いし、

温泉もあって、とにかく快適以外の言葉が思いつかない。

 

そんでもって夕食会場へ行くと、

やはり感染対策なのか、

2人掛けの席はみんな窓の方を向いた横並びにセットされていた。

 

f:id:fukuitabi:20200808064927j:plain

 

僕らが食事を開始してまもなく、

年配の男女が前の席に座った。

夫婦なのか、愛人関係なのか、第三者には分からぬが、

何つうか、ラブラブであるのは分かる。

 

横並び、つうのは案外人を大胆にさせるのかもしれない。

 

前の2人のもとにアルコールが運ばれてきた。

2人は乾杯した。

 

で、あんまりじろじろ見てるつもりはなかったのだけど、

この時、2人ともマスクをしたままだったのよな。

2人はマスクをしたままグラスを口に、、、、

 

うーむ、自分が何食べてるのか分からなくなってきたぞww

 

 

 

閑話休題

富山市内の銭湯制覇も大詰めを迎えつつあるし、

今回は呉羽の銭湯を目指そうと思う。

久しぶりにおばちゃんが作るチャーハンも食べたい。

 

f:id:fukuitabi:20200808065541j:plain

 

高山線ディーゼルカーに乗って西富山へ。

 

f:id:fukuitabi:20200808065715j:plain

f:id:fukuitabi:20200808070120j:plain

 

西富山はかつて暮らしていた場所。

引っ越ししてまもなく、高山線の増発実験が始まって、

感動的に便利になったことを覚えている。

 

f:id:fukuitabi:20200808070544j:plain

 

この時住んでたアパートが、

わりと見た目はきれいな物件で、

五福の風呂トイレ共同物件からの引っ越しを手伝ってくれた後輩が、

「いきなりグレードアップしましたねえ」なんて言ってくれて、

僕もようやくそれなりの部屋に住めるようになったのだなあ、

と感慨深いものがあったけど、

それはあくまで秋までの話だった。

 

夏場は2面に窓があったから涼しくて快適だったのだけど、

冬になるととにかく寒い。

一応、山小屋暮らしの経験があるにもかかわらず、寒い。

台所と居室、それぞれにファンヒーターを置いていたが寒い。

 

で、普通、ファンヒーターというのは適温になるといったん静かになるものだが、

このアパートに関してはいつまでたっても温まらないもので、

常にフルパワーで動いているのだ。

当然、灯油代も半端ではない。

 

ま、帰って寝るだけだし、と何とか冬は越したが、

2年目の冬、

朝、トイレを済まして水を流すとタンクに水が給水されない。

それだけでなく、台所、風呂の水も出ない、なんてことがあった。

 

流石に気が滅入ってしまい、引っ越しを決めたのだけど、

ベッドを片付けたら、結露がフローリングの上で凍結していた。

「・・・」

 

f:id:fukuitabi:20200808080505j:plain

 

2011年に開園した呉羽丘陵多目的広場を歩いていると、

謎めいたトンネルが現れた。

はて、どこに通じているのだろうかと調べてみようと思ったら、

スマホを家に忘れていたことに気づく。

 

こんなんだから今どきの何やらペイとは無縁なのよなww

 

f:id:fukuitabi:20200808081424j:plain

 

トンネルを抜けると、呉羽山を縦走する散策路に出た。

とりあえず腹が減っていたので先を急ぐ。

 

f:id:fukuitabi:20200808081829j:plain

f:id:fukuitabi:20200808082009j:plain

 

そういや、呉羽山の、旧8号線をまたぐこのあたりに、

長さ124メートルの吊橋をかける計画があるそうな。

 

www.hokurikushinkansen-navi.jp

これはこれでいい話だと思うけど、

完成した際には観光客も行きやすいように、

地鉄の市内電車・バス一日フリーきっぷのエリアも広げてほしいところ。

現状だと富山大学前ないし民俗民芸村までだから、

とてもじゃないけど観光客が行きやすいとは思えない。

 

f:id:fukuitabi:20200808083440j:plain

 

それにしてもこの日の富山は暑かった。

頭に濡れタオルを巻いていたけど、

すでにカラッカラに乾いている。

ついでに腹減ったよお、、、

ついでにこんなに遠かったっけ、、、、

 

f:id:fukuitabi:20200808083834j:plain

 

目的のお店にはちゃんとのれんが掛かっていた。

今の御時世、ふつうに営業してくれている、

ということが何よりありがたい。

店内はガンガンにエアコンが効いている。

いつものおばちゃんたちも元気そうだ。

「チャーハンセット、お願いします!!」

 

f:id:fukuitabi:20200808084245j:plain

 

こちらのお店のチャーハンはやっぱり好きな味付けだなあ。

チャーハンって一口目の段階で「うまい」と思えば、

だいたい「濃い」ことが多くてつらくなるけど、

この味付けは何せ「ちょうどいい」。

 

f:id:fukuitabi:20200808085037j:plain

 

スープがわり?のミニラーメンもボリュームがあるし、

嬉しい限り。

 

ふう、食った、食った、ごちそうさまでした!

 

f:id:fukuitabi:20200808085336j:plain

 

で、ここでスマホを忘れてきたことが効いてくる。

銭湯目指して呉羽の住宅街に入っていったけど、

さっぱり場所が分からないのだ。

 

f:id:fukuitabi:20200808085811j:plain

 

呉羽の町中というのは高低差がある上に、

道も曲りくねっており、

何せ位置関係がつかめない。

 

そこに容赦なく太陽が照りつけてきて、

思考回路を奪っていく。

暑い、暑いよお、、、、、

 

f:id:fukuitabi:20200808090050j:plain

 

しばらく徘徊していると、見覚えのあるお店が現れた。

このお店、旧8号線の茶屋町から西にある呉羽駅に向かう道中にあったはず。

銭湯は茶屋町寄りだったから、僕はかなり西寄りにいることになる。

ここでようやく頭の中の地図がつながった。

 

f:id:fukuitabi:20200808092854j:plain

f:id:fukuitabi:20200808090704j:plain

 

すっかりくたばったところでマルトミ鉱泉さんに到着。

湯銭を払い、浴室に入ると思わず「おお」と声が出た。

 

窓の外に庭園が見える、というのは

富山の銭湯ではそれほど珍しいことではないけれど、

マルトミ鉱泉さんの庭園には水車があって、立派な滝まである、

まさに「日本庭園」といえるもの。

その庭園を眺めながら湯につかることができるのだ。

 

炎天下の中でフラフラになっていたけど、

来て良かったなあ、と思う。

 

しばし庭園を眺めつつ湯につかり、

時計を見たらうーむ、てな気分になってきた。

僕はこの時点まであいの風とやま鉄道の呉羽駅を目指すつもりでいた。

しかしながら僕は結果的に迷った挙げ句に呉羽駅方面から来たことになる。

 

で、ここから呉羽駅まで歩けば15分ほどかかるだろう。

そして電車は30分に1本程度。

しかし市電の富山大学前までなら30分ほどかかるかもしれぬが、

10分に1本は走っている上に家の最寄りの電停まで直接行くことができる。

 

時間を気にしつつ風呂に入るくらいなら、

富山大学まで歩いた方がいいかもな、なんて気にもなってきた。

 

湯上がりの脱衣場で「おっ」となったのが、

たまたま営業開始間もない時間だっかからかもしれないけれど、

脱衣場のテレビもついておらず、実に静かだったことか。

 

最近はワイドショーのキンキン声聞いてるだけで苦痛になるので、

テレビの音が聞こえないというのは最高に心地いい空間だなあ

と、しみじみ思う次第。

 

あー、いい湯だった。

呉羽には気になる階段も多々あるし、また近々お邪魔します。

 

f:id:fukuitabi:20200808093121j:plain

 

マルトミ鉱泉さんの真向かいにあるのが、

朝乃山関がよく行くことで知られている食事処、「丸忠」さん。

 

f:id:fukuitabi:20200808093319j:plain

 

僕と相方みたく、直接富山に縁がない者同士でも

「朝乃山どうやった」みたいな会話が出てくるから、

そりゃ彼が活躍すれば地元は盛り上がるよなあ、と思う。

 

f:id:fukuitabi:20200808094328j:plain

 

そして相撲にしろ野球にしろ、

やはり人間にとって娯楽というのは大事だなあ、

とつくづく感じる今日この頃。

 

f:id:fukuitabi:20200808093749j:plain


それにしても、暑い。

さっき風呂に入って着替えたばかりなのに、

すでに全身汗でびっしょりである。

 

やむを得ず、僕はコンビニに立ち寄り、

よく冷えた泡の出る炭酸飲料を買い求め、

一気に飲み干してから電停へ向かった。

 

f:id:fukuitabi:20200808094218j:plain