北陸徘徊人

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

富山地方鉄道・大泉駅周辺徘徊

我が家の食卓に欠かせない野菜のひとつにキャベツがある。

朝晩のおかずには必ずキャベツの千切りを添えているし、

野菜炒めにしろ焼きそばにしろ、お好み焼きにしろ、

味噌汁にしろスープにしろ、

何せいろいろ使える。

 

うちなんて2人暮らしだから、

使用量なんてさほどでもなく、1玉買って少しずつ、

2、3週間ほどかけてちまちま使っていた。

まるごと買った方が日持ちもする。

 

で、そのキャベツが尽きたので、先日スーパーに買いに行ったのだ。

 

するとキャベツは1玉350円であった。

 

うーむ、前回買った時は1玉158円とかではなかったか、、、

思わず「高っ」と口にして、隣にいたご婦人に

「ほんとよねー」と同意されて、

まあ、今日はレタスにしておこう、

となったのだが、レタスに至っては1玉380円であった。

「・・・」

 

僕は以前、レタス農家で1シーズン働いたことがあるのだけど

その時は「こんな手間暇かけて1玉98円なんてありえない!」

と大真面目に思っていたから、

立場変われば勝手なものであることは承知している。

 

かといって野菜は高い=モノがいい、ではないのが辛いところ。

 

それにしても、今年はキャベツやレタスだけでなく、

じゃがいもも人参も玉ねぎも茄子もみんなびっくりするほど高い。

カレーやシチューなんておいそれと作れないよなあ、と大真面目に思う。

 

しばし悩んだ挙げ句、もやしだけ買って帰宅した。

 

 

 

毎日暑くて外に出るのも嫌になるけど、

とりあえず昼飯食って銭湯くらいは行っておこうと思う。

とはいえ市内から出る気力はわかず、今回は近場で、、、、

 

南富山駅で電車を待っていると、

現れたのは元西武のレッドアローだった。

 

こんな上等な車両に普通運賃で乗れるなんてありがたい限りであるが、

かと思えば料金を徴収するような特急がロングシートであったりするので、

地鉄つうのは本当に摩訶不思議な会社であるなあ、

と改めて思ったりする。

 

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快適な車両であるし、このまま富山駅まで乗っていこうかとも考えたが、

今回の最大の目的は未入浴の銭湯を訪ねることだった。

そんなものでわずか2分ほど乗っただけでレッドアローを大泉で下車。

 何だか悔しいなあ、、、、

 

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大泉駅から北上。

何はともあれまずは昼飯。

今回お邪魔したのは富山の老舗ラーメン店。

この時点で1時をまわっていたけど、よく入っている、そんな印象。

 

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こちらのお店でカウンター席に着席すると、

目の前にでーんと「チャーシュー」が置いているので、

ついつい「チャーシュー麺」と言ってしまいそうになるのだけど、

今回はぐっとこらえて中華そばの並を注文。

 

あとから入店してきた方の注文なり、

支払いの値段を耳にしていると、

大半の方は「チャーシュー麺」か「チャーシュー麺の大盛り」を注文しているような

印象があった。

自分も腹回りのぷにょぷにょさえなければ注文するんだけどなあ、、、、

 

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おうおう、これこれ、と、つい顔がにやけてくるのが分かる。

チャーシューにネギにメンマ、デフォルトで胡椒。

一口すすれば、若かりし頃、この店を一緒に訪ねた連中の顔が思い浮かぶ、、、

 

よくよく考えたら、この店に関しては必ず誰かと一緒に来ていたよなあ、

なんてことを思う。

この店が好きな先輩でもいたのだろうか。

どういった流れでこの店を訪ねていたんだろうか、

なんてことをあれこれ考えるのもまた楽しい。

 

あー、うまかった。

ごちそうさまでした。またお邪魔します。

ちなみにお値段480円なり。

 

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不二越駅前から東へ向かい、

石金の交番前で謎の人形を撮影し、

信号待ちをしていると「ぴょんまるくん、撮ってましたね」と、

声がして、振り返ると若い警官が立っていた。

 

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この「うさぎ」のような人形、「ぴょんまる」っていうのか。 

 

若い警官はにこやかな笑みを浮かべていたが、

視線は鋭い。

平日の昼間に頭にタオルを巻いた怪しげなおっさんがいれば、

不審者と思われても何ら不思議ではない。

 

若かりし頃、某真理教の信者ではないかと近所の人に通報された経験がある僕は、

あまり怪しまれないように、精一杯の笑みを浮かべ、

「珍しいですよね、交番の前の人形って」

と言えば、若い警官は、

「これと似たようなものが富山市内だと新庄と広田にあります」

と言った。

 

そういや新庄の交番は「たぬき」がいることで有名だよな。

広田には何がいるんだろうか。また探しに行ってみるかな。

 

若い警官は「これからどちらに行くのですか」と言った。

「高原鉱泉に行きます」と僕は答えた。

「暑いですから、お気をつけて」と若い警官は言った。

 

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僕の前を歩く男子高校生2人組は2人とも、

1.5リットルのペットボトルのジュースを手にしていた。

 

僕はかつて900ccのお茶のペットボトルにウィスキーを入れて四国八十八ヶ所を歩いたが、

今のご時世なら1.5リットルでも怪しまれないのかもしれぬ、

なんてことを思う。

 

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立山通りを横断して高原町へ。

今回目指す銭湯、「高原鉱泉」さんは、

団地群の一画にあった。

 

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以前も記したが、富山市の郊外に残る銭湯に共通しているのは、

団地のそばにあるということか。

 

煙突が見えて、近づくまでは「昔ながらの銭湯」を勝手にイメージしていたが、

高原鉱泉さんに関していえばまるっきり違っていた。

 

実際には「昔ながらの銭湯」なのだ。

でも、「魅せ方」がぜんぜん違う。

 

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こちらの銭湯で感心したのは

しっかりした、更新を続けているホームページが存在している、ということ。

 

ささいなことかもしれぬが、営業時間や休業日といった、

商売をやる上でもっとも必要不可欠な情報を、

当事者が発するのと、第三者が発するのでは信頼度がぜんぜん違うのよな。

僕が愛してやまない食堂や銭湯の大半は残念ながらこういったことに無頓着だけど、

今後、生き残っていくには自ら発信するってことは非常に大事なことだと思う。

 

高原鉱泉

ようこそ、高原鉱泉のホームページへ。 当店は富山市の南東部、山室地区で約60年前よりみなさまから愛され続けている老舗銭湯でございます。 ミネラルをたっぷりと含んだ立山連峰の伏流水を地下80mから汲み上げ、それを薪で沸かしていますので、よく温まると大評判です。 スタッフ一同、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。 店主敬白

 

ロビーは光を抑えた何ともモダンな印象であったが、

脱衣場も浴室もとにかく明るく、かつ清潔な印象。

小さいながらも露天風呂もあって、満足度は高い。

 

そして、一番気に入ったのはキンキンに冷えた水風呂だった。

常連らしきおっちゃんたちが、入ってくるたびに修行僧のように、

この浴槽から洗面器で水をかぶっており、

僕も真似してみようと思ったけど、

「ひえっ」と声が出そうなくらいに冷たい。

けど、水をかぶれば何とも心地よい。

 

うーむ、こりゃクセになりそうだ、、、

 

日曜日は朝からやってるらしいので、

こちらで風呂に入り、近くの山容で味噌ラーメンでも食べれば、

それはそれは充実した日曜日になるような気がする。

さっそく次の週末にでもやってみようかなww

 

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スッキリした気分で外に出れば、

ちょうど太陽に雲がかかって、暑さもさほどではない。

 

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ぶらぶら歩いて大泉駅まで戻る。

今日の徘徊は480円のラーメン食べて、440円の銭湯入って、と、

1000円ほどの出費のわりに満足度が高かったよな、と思う。

 

で、どうせ帰っても酒飲んで寝るだけだし、

冷房代ももったいないし、

富山駅に出て献血でもして人様の役にたとうかな、

とも思ったけど、

えこまいかの残高が160円だったことを思い出し、

結局そのまま歩いて帰ることにした。

 

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帰り道、涼みがてらスーパーに寄ったら、

キャベツは1玉298円になっていた。

350円という値段を見たあとでは

だいぶ安くなったような気がしなくもない。

 

しかしながら、38度の気温を体験すると、

33度でも涼しく感じちゃうように、

何かが麻痺しているんだろうな、とも思う。

 

しばし悩んだ挙げ句、缶酎ハイともやしを買って、

僕は家に帰った。