先日、山小屋時代からの友人を訪ねて
朝イチからまる2日間飲み続けた。
朝から飲めるなんていうのは元気な証拠だと思っているが、
着実に「回復力」といえばいいのか、
そういったものが衰えてきている、そんな実感はある。
ま、50歳の大台も近いのだ、
決して若くはないし、ある意味仕方ない。
何より年齢を実感することになるのが、
その友人の息子が20歳になっていたことか。
生まれた時から1年に1回会ってるけれど、
年々立派になっていき、
今となっては朝から酔っ払ってるどうしようもない親父を
クルマで駅まで送迎してくれて、
「また来年、あんまり飲みすぎないようにね」なんて言ってくれるようになった。
そうよなあ、来年も元気で会うためにも、
ぼちぼち酒の量は減らした方がいいのかもな、
なんてことを大真面目に思う今日この頃。
閑話休題。
とりあえず昼飯でも食いに行くべと家を出た。
目指すは魚津。
先日まではめちゃくちゃ寒かったのに、
この日は上着も不要なポカポカ陽気。
うーむ、どんな服装で徘徊すればいいのかが悩ましい。
(そもそもそんなに服も持ってないのだけど・涙)
魚津駅に到着。
今回お邪魔したのは市役所の向かいにあるこちらのお店。
以前の徘徊でたまたま発見したお店であるが、
「甘味処」とあるのに表に「ラーメン」の看板が掲げてあり、
近々絶対に来てやろうと考えていた次第。
で、中に入って「へ?」となったのは鉄板を備えたテーブルが並んでいたことか。
どうもこちらのお店、お好み焼き屋さんでもあるらしい。
本当ならラーメン一杯だけ頂くつもりであったが、
平日限定でラーメンとお好み焼き半分のセット、なんてものがあったので注文。
その場で何とも感じのいい奥さんが鉄板に火を入れた。
ほどなくして生地と具材の入った器が運ばれてきた。
奥さんが丁寧に説明してくれて、それに従う。
お好み焼きが焼き上がったタイミングでラーメン(塩)が配された。
おお、何つう本格的なラーメンなのだ!!
そんでもって味もまた本格的な一品なのだった。
チャーシューもめちゃくちゃ美味い。
そしてお好み焼きである。
特徴的なのはわりとしっかり焼いて、かつ昆布が効いている、ということか。
口にした瞬間に
随分前に上市で老夫婦がやっている店で食べた時のことを思い出したから、
富山のオーソドックスなお好み焼きというのはこういったものなのかもしれない。
周囲を観察すると、焼きそばを食べた後にパフェとかおしるこを頼んでいる方が多い、そんな印象。
セットもデザートかドリンクを選べたのだけど、
僕は無難にコーヒーを。
これでお値段870円也。
今度は焼きそばも食べてみたいけど、
ラーメンも絶品だったのよな。
悩ましいけど近々再訪しよう。
ごちそうさまでした。
魚津には以前から気になっていたものがあるので、
海の方角を目指す。
こちらがその気になっていたもの。
「ありそドーム」なる施設であるが、
上に突き出した特徴的な部分は展望台になっており、
無料で見学できるそうな。
以前、このあたりに来た時は天気もいまいちだったけど、
今回は良さげだったので上ってみた。
残念ながら山は見えなかったけど、
猛吹雪の日なんかに来てみたらなかなか印象深い景色が見れそうな、
そんな気がした。
ありそドームを出て海辺の道を歩く。
こちらの特徴的な建物は魚津埋没林博物館。
今回は寄ってないけど中はこんな感じ。
ここ、県外の方を連れて行っても案外喜ばれるスポットであるが、
少なくとも僕が知ってる富山の方で来たことがある、
という方を僕は知らない(笑)
今日のひとっ風呂は下田温泉さん。
「サウナ 鱒鮨」なんて看板は全国探してもここにしかないのではなかろうか。
書いてる通りで「鱒寿し」が有名らしい。
券売機で入浴券を購入しようと100円玉を突っ込むが、
すぐに出てきてしまう。
「?」となってると後から来たおっちゃんが
「まだ電源入ってないんや、中で払えばええ」と言う。
それにしても、でもないが、
こちらの営業は14時からとなっているのだが、
13時50分だというのに大賑わいであったりする。
果たして何時から営業しているのだろうか。
こちらの銭湯で極上な気分になれるのは露天風呂。
浴槽と並んで池があり、巨大な鯉が泳いでいる。
中には金色に近いような鯉もいて、
「ありがたや、ありがたや」なんて気分にもなってくる。
そして、これまで見て見ぬ振りをしてきたけれど、
鏡に映った自分の姿が、、、、
脱衣場に出た僕は恐る恐る体重計にのってみた。
「・・・」
うーむ、流石にまずいよな、と改めて思う。
ここのところ飲んでただけでなく、
それなりに食べていたのよな。
「流石に揚げ物厳しくなってきた」「胸焼けする」
なんていいつつ、夜にはすっかり忘れて「から揚げサイコー」みたいな感じ。
流石にこのままではマズイよな、と改めて思う。
けど、どうすりゃいいのやら、、、、
あ、お風呂はいい湯でした(笑)
魚津駅に向かう道中にある商店街はアーケードが撤去されていた。
以下昨年11月の北日本新聞記事より抜粋。
さよならアーケード 老朽化、大部分撤去 魚津、中央通り
魚津市中央通りの県道沿いに並ぶ商店街のアーケードの大部分が、年内に撤去される。設置から半世紀が過ぎ、老朽化する一方、空き店舗増や商店主の高齢化で建て替えが難しいため。昨年にも一部が撤去されているが今回は規模が大きく、前回と合わせて全体の約8割が姿を消す。惜しむ声もあるが、商店主たちは「人の力で街を明るくしていこう」と話している。
県道両側の歩道を覆うアーケードは1956年の魚津大火の後、各商店が負担して設置した。高さ約3メートル、幅約2・8メートル。大火からの復興や繁栄のシンボルとして親しまれてきた。アーケード内の外灯も各商店が費用を出して設け、暗くなってから帰る児童生徒の安全確保に役立っていた。
近年は老朽化が著しく、現在の建築基準法の耐震強度も満たしていない。一方、車社会の到来などで商店街には空き店舗が増えた。魚津中央通り名店街(木下清司理事長)は「アーケードが負の遺産になりかねない」と考え、次代に残さず撤去することを決めた。
先日訪ねた豊岡の商店街のアーケードは2004年に改修したらしいが、
魚津では撤去という選択をしたということになる。
実際に老朽化が著しかったのは明らかだったので、
不思議なくらいに「残念」という気にはならぬが、
こういったアーケードの設置も撤去も商店主の負担ってのも何だかなあ、
という気がしなくもない。
駅までの時間を読み違えて足早に歩いたものの、
魚津駅に着いたのは電車の出発時刻の5分前。
思いの外汗ばんでおり、本当に11月かいな、と思う。
ま、雪が降ったらまた出不精、かつ運動不足になっちゃうので
今のうちにしっかり出歩いとかないと(笑)
富山に帰った僕は運動不足解消のため、
駅からも歩いて帰宅した。
おまけ
帰宅してテレビの周辺を片付けていたら、
こんなのが出てきた。
ずいぶん前にうちの相方が買ってきたものであるが、
一週間ほどでやらなくなったような記憶がある。
腹の肉をつまんだ僕は、いっちょやってみようか、という気になって、
30分ほどプレイした。
その結果、24時間たった今なお筋肉痛に苦しんでいる。(涙)