北陸徘徊人

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

あいの風とやま鉄道・高岡駅 冬の102分間徘徊

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昔の新聞記事を眺めていたらこんな記事を見つけた。

以下2001年1月18日付の福井新聞より。

 

福井県は17日も断続的に雪が降り、敦賀市では午前11時に積雪が96センチに達し、1996年の92センチを上回る84年に次ぐ17年ぶりの大雪となった。北陸自動車道国道8号など幹線交通網はマヒ状態。

国道8号ではスリップ事故などの影響で武生ー敦賀間が通行止めとなり、福井市から滋賀県境近くまでの広範囲で断続的に渋滞が続いた。またJR北陸線は3日連続でダイヤが乱れた。《福井新聞

 

あの、海に近い敦賀で96センチである。

 

当時のことはやたらめったら克明に憶えている、

というのもまさに僕はこの時福井県敦賀に住んでいたのだ。

当時は気比神宮近くの長屋風のアパートに暮らしていたのだけど、

まず、朝起きたら玄関が開かず、やっとかっとで脱出したら

通りに出るのにラッセルが必要な状況だった。

 

無論、町中なんて大混乱であった。

 

こう考えれば、僕は先日の富山といい、数年前の福井といい、

行く先々で大雪に見舞われているなあ、なんて気にもなってくるが、

それでも僕の場合は好きで北陸の地で暮らしているのだから

それといって苦にならぬ部分もあったりする。

しかしながら僕のような転入者はむしろ少数派であろう。

 

先日の大雪で我が家の近所で普通車がスタックしていたのだけど、

よくよく見たら見慣れぬナンバーがついていた。

ドライバーの若い兄ちゃんにたずねてみたら、

年末に仕事の関係で富山に来たばかりだったそうで、

まさに「途方に暮れている」そんな様子だった。

 

仮に自分の甥っ子が急遽富山勤務を命じられて、

いきなりこの大雪に見舞われたら、同じような状況に陥っただろうな

なんてことも考えつつ、

通りがかった方々と小一時間ほどかけて押し出したのだけど、

彼は翌日の仕事は無事に行けたのだろうか、

雪は嫌いになっても富山のことは嫌いになってほしくはないよなあ、

なんてことを、その時の現場を通るたびに思う。

 

 

 

雪が一段落ついた途端に運動不足気味なもので、

ぶらぶら歩いて富山駅へ向かった。

最近弱っているのはやたらめったらトイレが近くなったことで、

それ故にトイレのある公園に回り道をせざるを得なくなったことか。

 

年末も地鉄宇奈月温泉に向かったのはいいけれど、

結局途中でトイレ休憩が必要になって1時間くらい電車を待つことになったのよな(涙)

こういったことの積み重ねでだんだん出歩くのがおっくうになっていくんだろうな、

と思う。

 

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この日は電車に揺られて高岡へ。

よくよく考えたら今年初の「あいの風とやま鉄道」である。

昼下がりの2量編成の電車はほぼほぼ席が埋まり、

僕の隣にも年配の男性が座った。

 

そんでもって弱ってしまったのが

この男性が小杉を過ぎたあたりで寝入ってしまったことだ。

うーむ、この方が高岡で降りるならいいけれど、

そうでなければ起こさないと出れないよな、

はてどうなるやら、、、。

 

電車は越中大門駅を過ぎ、庄川を渡った。

男性は寝息をたてたままだ。

電車は減速しはじめた。

ああ、駄目だ、申し訳ないけど起きてもらおう。

僕の短かい足ではこの方をまたぐのは不可能だ、

と思った矢先に男性はむくっと立ち上がり、

すたすたと扉に向かって歩いていった。

「・・・」

 

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高岡駅到着は12時44分。

今日はこのあとの関係で14時26分発の電車で帰る予定でいる。

すなわち高岡滞在時間は102分間、

このあいだに昼飯食べて銭湯も入るつもりだから慌ただしいといえば慌ただしい。

 

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今回お邪魔したのは川原町にあるこちらの食堂。

昨年、夕方に来たら営業時間外だったのでリベンジである。

到着したのは12時58分。

看板は営業中、よしよし。

カレーうどん」が人気らしく扉を開けるとスパイシーな香りがする。

 

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ところが、で、ある。

店員のお姉さんが「今、満席なんですよ」と申し訳なさそうにいう。

「車なら呼びにいきますけど」とも言ってくれたが歩きである。

それより何よりこの日の僕には時間がないのだった。

「またお邪魔します」と言ってお店を後にした。

 

ここでああどうしよう、などと悩んでいる暇などなかった。

よっしゃ、いつもの店にお邪魔しよう。

 

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片原町に出ると、今月末で現在のデザインでの運行を終了する

コカ・コーラ電車」が高岡駅方面に走り去っていった。

次はどんなデザインになるのやら。

この時点で13時03分。

 

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そんでもっていつものお店でいつものラーメンを注文。

久しぶりにカツカレーでもいいかな、と思ったりもしたけど、

諸般の事情によりぐっと我慢。

にこにことした奥さんにきりっとした旦那さん、

そんでもって相変わらず美味いラーメン。

 

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やはりここは最高だわ。

またお邪魔します。

 

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店を出ると高岡駅で折り返してきた「コカ・コーラ電車」が

越ノ潟方面に走り去っていった。

この時点で13時20分。

 

あとは銭湯に行くのみ、ここからなら5分ほどだろうし、

楽勝であろうと、末広町の松乃湯へ。

ここは営業は11時からと早く、

定休日は4日、14日、24日であるからこの日はあてはまらない。

 

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ところが、である。

着いてみると扉は閉ざされていた。

実はここのところ何度か来ても閉まっている。

まあ、時期が時期だけにたまたま休んでいる「だけ」と思いたいけれど。

(追記・後日確認したら営業してました)

 

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この時点で13時27分。

今から他の銭湯に向かったとすれば14時26分発の電車にはとても乗れない。

残念ながら風呂は諦めるか、、、、

 

となれば逆に時間が余ってしまうもので、

駅南エリアをぶらぶら回って高岡駅に向かうことにした。

 

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かつてお世話になった銭湯、別府湯は結局再開されぬまま、

富山の銭湯組合のサイトからもその名前が消えていた。

この数年だけでも富山からは多くの銭湯が廃業しちゃったなあ、

と改めて思う。

 

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かつてのダイエーの跡地は広大な駐車場に。

舗装はされていないとはいえ、

駅前の一等地で24時間200円とは安い。

 

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トイレを拝借がてらクルンに寄ると、

かつての高岡ステーションデパートや地下街の写真展が開催されていた。

僕が暮らしていたのは僅かな期間だけだったけど、

それでも「懐かしい」と思わず口から漏れる。

 

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そして、僕が住んでた平成初期も

「昔はこのあたりはもっと賑やかやったんよ」とたびたび耳にしたが、

令和の時代に平成初期の写真を見ても、

今よりはるかに賑やかだったんだなあ、と思う。

 

地下でもこの写真展をやっているようでもう少し見たい気分だったけど、

102分間の滞在はタイムアップが迫っていた。

ま、近いうちにまた来よう。

 

僕は14時26分発の電車で富山に帰った。

 

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で、以下どうでもいい追伸。

この日はバスで帰路につき、

バス停から我が家に向かっていると突然尿意が襲ってきた。

 

道中は住宅街であり公衆便所もコンビニも存在しない。

焦る思いでどうにかこうにかアパートにたどりつき、

「ふう、助かった」と思う。

 

しかしながら、こういった時に限って部屋の鍵が見つからない。

 

尿意をこらえつつ、家にも入れず、内股気味になりパニック寸前である。

 

近くの公園に向かうか、いや、それは無理、

思い切って外で、、、いや、それもまずい、、

「まじかよ、まじかよ」と

焦るというか途方にくれるというか、、、、

「いや、駄目だ、駄目だ、ああ、まずい、、、、」

 

そんでもって何てことのないところから鍵なんて見つかったりする。

 

結論からいえばギリギリセーフだったものの、

あと数年で50歳の大台を迎えるおっさんとしては情けない限り。

うーむ、今度から鍵は首からぶら下げとくかな(涙)