北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

阪神電鉄武庫川線徘徊

昨年富山に移住した方が

「富山でやりたい100の事」なるリストをSNS上で公開しているのを拝見し、

こうやって書き出せるってのも素晴らしい才能だなあ、と思いつつ、

この方のやりたい100の事のうち、

はたして僕はどれくらいやってるんだろうかと思って数えてみたら、

85くらいはやっていた。

 

しかしながら

県内の著名な観光地の大半は行ったつもりでいたけれど、

松川や庄川峡の遊覧船は乗ったことないし、

大牧温泉も結局未訪問のまま、

風の盆も一度も現地で見たことないんだよなあ、と、

行きたい、やりたい、見たいと思いつつ、

実行できていないことが結構あるってことに気づく。

 

ま、来年50歳になればJR西日本管内は格安で旅できるようになる。

長年暮らした地も、いったん離れればまた新たな視点で楽しむことができるだろう。

そのときにやり残したことを少しずつやっていきたいものだ、と思う。

 

 

 

阪神電鉄の西宮行き急行電車は武庫川駅に到着した。

ホームは尼崎市と西宮市の間を流れる武庫川の上にあり、

尼崎市、西宮市双方に改札口がある。

川の上の駅というのはめちゃくちゃ効率的だと思うけど、あまり多く存在しないのは、

当然おとなの事情的なものがあるのかもしれぬ。

 

 

川の上の駅を調べていたら以下の記事に行き着いた。

ぜひ他の駅も訪ねてみたい。

 

dailyportalz.jp

 

 

まずは尼崎側を徘徊。

駅舎のフォントが何とも愛らしい。

 

 

この地を訪問したかった理由のひとつが「武庫川中市場」の存在。

阪神エリアを歩いていると、

よくぞ震災を乗り切ったなあと思える建造物を多々見かけるが、

こちらでもまた同様のことを思った。

 

 

しばしうろうろしたが、

市場内ではだれひとりすれ違うことはなかった。

 

 

武庫川駅に戻り、駅前の食堂に入った。

店内は(おそらく)地元のおっちゃんばかりで、

みんな酒を飲んでいた。

昼間に北陸の食堂に入っても飲んでる人なんてほとんど見かけないけれど、

阪神エリアだとしょっちゅう見かけるような気がする。

 

 

僕はもやし炒めの定食を頂いたけど、

どうもこの店の一番人気はエビフライのようで、

おっちゃんたちはエビフライをアテに酒を飲んでいた。

 

当然飲みたかったけど、この日は諸事情により我慢。。。。

 

店員のおばちゃんの雰囲気もよく、

近所にあったら嬉しいだろうな、こんなお店、と思う。

ごちそうさまでした。

 

 

武庫川の上にある武庫川駅脇の通路を通り、

尼崎市から西宮市へ。

 

 

阪神電車だから勝手に「10分おきくらいに走ってるだろう」と思い込んでて、

時刻表を見たら日中は1時間に2〜3本だったので焦ってたのは内緒の話。

 

 

2両編成の電車はことこと走って武庫川団地前に到着した。

 

 

さすが西宮、こんなタクシーが走っているのか。

家に中日のユニホームがあるけど、

それを着てこのタクシーに乗ったらいろいろ気まずくなりそうだなあww

 

 

武庫川の高層団地内を歩く。

僕が20歳の時、関西の大学に通う3人組が山小屋バイトに来たのだけど、

その中の1人がこの団地内に住んでいた。

 

彼らとは同級生だったもので意気投合し、

彼らが社会人になってからも、

僕が山小屋を卒業してからも、

飲んだくれたり、遊びにでかけたりしていた。

 

その縁もあってこの団地も何度も訪れ、泊めてもらったりしているのだけど、

考えても考えても、武庫川線の電車に乗った記憶はない。

かといってバスに乗った記憶もない。

さらにこの団地のどのあたりだったかも、まったく憶えていない。

 

常に浴びるくらい飲んでたから、だろうな。

 

彼らともぜひ再会し、

アホなこといいながら浴びるほど酒を飲みたいなあと思う。

 

 

この地を訪問したかった2つ目の理由が赤胴車の存在。

引退した車両がこの武庫川団地の一画に保存されていた。

阪神電車と聞いてまっさきに思い浮かぶのは僕は未だにこの車両であったりする。

 

 

それにしても、

この地に設置されて間もないとはいえ、

なんと美しく保存されているのだろうか。

まさに「ピカピカ」である。

自分が映らないように写真を撮るのも一苦労なほど美しい。

 

 

この車両は地域の方のコミュニティスペースとしても利用されているそうだ。

大切に保存されいる車両を見ているだけで嬉しくなる。

 

 

近くのショッピングセンターには自動改札口のレプリカまであった。

なかなか精密、凝っている。

 

 

武庫川団地駅から一駅電車に揺られ、洲崎で下車。

 

 

僕が小学生の頃まで武庫川線の終点はここ洲崎だった。

僕は長らく武庫川団地駅は洲崎駅を改名したのだと考えていたけど、

昭和59年に延伸したということを今回始めて知った次第。

 

 

それにしても、どうしてこの地が終点だったのだろうか、

と思えるほどひっそりした場所だった。

 

 

今回西宮市内を歩いてて思ったのは、

ゴミステーションの看板が格好いいな、ってこと。

こういったものひとつで街が随分スタイリッシュに見えてくる。

 

 

 

さて、今回もよく歩いたし、最後は風呂で締めよう。

お邪魔したのは「クア武庫川」さん。

こちらには天然温泉があるそうな。

 

 

開湯時刻をちょっと過ぎたあたりにお邪魔したが、

浴室内はなかなかの賑わい。

天然温泉は奥の露天風呂で、すでに満員状態。

その露天風呂が空くのを、多くの方が内風呂から虎視眈々と狙っている。

一人露天風呂から出てくると、

内風呂から一人、露天風呂へ向かう。

僕もその流れに参戦し、露天風呂へ。

 

露天風呂には源泉かけ流しの湯で満たされ、

温泉成分が結晶化している。

いやはや、こんな濃厚な温泉が町中、

いや住宅街のど真ん中にあるとは。

 

クア武庫川さん、いいお湯でした。

またお邪魔します。

 

 

最後は東鳴尾駅から電車に乗って帰路についた。

 

 

 

 

おまけ

 

最近すっかりハマっている湊山温泉

2月いっぱいは「おでん」を販売中。

 

 

朝から温泉入って、喫泉のこたつ入って、

生ビール飲んで、おでんを食べて、チューハイ飲んで、、、

いやはや、たまらんなあ。

酒量が増えて弱る(笑)