北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

となみチューリップフェアとぬくもりの郷

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私は週末であろうが平日であろうが、

朝の5時前には目が覚める。

昨日の朝もそうだった。

 

6時、

休みならいつも9時過ぎまで寝ている相方が起きてきて、

「砺波のチューリップを見にいきたい」

などと言う。

 

チューリップか、、、、

 

私はそもそも花に興味がない。

いや、正確に言えば、

普通に咲いている花を見て「綺麗だな」

程度には思うが、

わざわざ金を出してまでみようとは思わない。

 

まして、

となみチューリップフェアには

以前お付き合いしていた方と一緒に行ったことがある。

私は面白く無い顔をしていたのかもしれないし、

いつもより会話も少なかったのかもしれない。

 

で、

その後に別れることになった。

別にチューリップに何の責任もないが、

私にはちょいとトラウマであったりする。

 

 

 

7時、近所の小学校で選挙をすませ福井を出発。

給油のために8号線のスタンドに寄ると、

開店1周年記念やらのイベントをやっていた。

 

メール会員になればリッター10円引き、

さらに20リッター以上の給油で

ボックスティッシュ5箱プレゼント。

何か知らんが店員の子は15箱もティッシュをくれた。

相方は得したと喜んでいる。

 

高速を使うこともなくちんたら下道を走ること

3時間弱、10時前に砺波に到着。

会場は目の前なのに、

そこいら中が通行止めになっており、

看板に従ってぐるりと迂回。

 

すると

駐車場に入るクルマが列をなしていた。

 

手前にも「一日500円」の看板を掲げた駐車場は

多々あったもので、

先に入っておけばよかったと後悔する。

 

駐車場も県外ナンバーのクルマが目立っていた。

これも北陸新幹線の開通で

北陸に目を向けて頂いた結果なのかもしれない。

 

入場券は1人1000円。

クレジットカードを使える窓口では

ICカード」の利用もできるのが今どきなのか。

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中へ入るとすさまじい人である。

園内を一望できるタワーには大行列ができていた。

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明らかに多いのは海外、

恐らく台湾の方々だ。

砺波でチューリップを見て、

立山で雪の大谷でも見れば

それだけでなかなかインパクトのあるツアーが組めそうな気がする。

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で、人の数も凄まじいが

チューリップも凄まじい。

右も左もチューリップである。

チラシによると「国内最多、250万本」とある。

 

100万本と言われても凄いような気がするが、

250万本と言われてももはや検討もつかない。

 

そして、

思ってた以上に楽しい。

何でだろう、

とずっと考えていたのだが、

それは「賑わっているからだ」ということに気づく。

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考えてみれば、

平日のガラガラの遊園地なんて待ち時間も少ないし、

色々乗れるのは「嬉しい」が、

同時に「寂しく」なったりしないか。

 

私の場合、

60分待ちや120分待ちがあった方が

「楽しかった」ような気がする。

 

映画だって平日のガラガラの映画館で見るのは

「嬉しい」が、

勝手なもので「もっとお客さん入ってくれたらいいのに」とか、

「こんなんで映画館はやっていけるのだろうか」と

余計な心配をしてしまったりする。

 

私がこの「チューリップフェア」に

あまりいい印象がなかったのは

以前来た時の来客数があまりに少なかったもので

「寂しいイベント」という先入観があっただけかもしれない。

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↑チューリップソフト、

ホタルイカソフトなんてのもあったが

店員さん曰く「やめとき」(笑)とのこと。

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チューリップフェアでも新幹線は外せません。

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個人的には園内の美術館でやってた人形展にハマりました。

これだけでも1,000円の価値はあるような(笑)

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結論から言えば相方より

私の方が「チューリップフェア」を

満喫していたような気がする。

 

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私達は会場を後にした。

帰り道でもチューリップが見事だった。

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さて、

何処かへクルマで出かけると、

いつも「ひとっ風呂」浴びて帰ってくる。

 

「何処行く」と相方に問えば

「ゆっくり出来るところ」と言う。

 

せっかく砺波まで来たので、

私は「湯谷温泉」に行きたかった。

 

湯谷温泉は砺波から五箇山方面に向かう、

国道156号線がら一歩入った

個人的には富山で一番お気に入りの「秘湯」だ。

 

昔ながらの湯治宿なのだが、

ここのお風呂、

隣を流れる庄川の「水量」に合わせて

湯量が増えたり減ったりする。

 

私が以前に訪ねた時は

浴槽も洗い場も湯の中に沈んでいた(笑)

 

ただ、こういったところは

ひとり、または男同士の方が楽しいかもしれない。

相方の言う「ゆっくり出来る」とも程遠い。

 

「久々にぬくもりの郷でも行くか」私は言った。

 

福光医王山温泉「ぬくもりの郷」は

南砺市から金沢に抜ける途中にあり、

開放感のある露天風呂が魅力だ。

相方共々富山にいた時からの「お気に入り」温泉である。

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http://www.nukumori-fukumitsu.com

 

冬の寒さは半端ではないが、

この日は半袖でもいいくらいの気候だった。

 

源泉掛け流し、ちょっとぬるめの湯も実に気持ちいい。

山里の景色と湯を満喫してクルマに乗り込む。

「やっぱあの露天風呂サイコーだよな」

私は言った。

 

すると、

「ここ、はじめて来たけど」

相方は言った。

 

そして、

「誰ときたのかな?」と笑った。