ダイヤそのものは2月末にサイトで発表されており、
ざっと眺めた感じでは越前武生〜田原町間の線内急行が減るのだな、
とはいえ15時以降の線内急行は残っている訳で、
今の休日ダイヤと大差ないか、くらいに思っていた。
しかしながら改めて紙の時刻表をもらってきて、
上下に並べて眺めてみれば、
細かく時刻を変えているものだな、なんてことを思う。
今現在、日中の福井駅発各駅停車越前武生行きは09分、39分発であるが、
改正後は07分、37分発となる。
それでいて越前武生の到着時刻は変わっていないから、
余裕をもたせたダイヤになった、といえる。
越前武生発の急行鷲塚針原行き(下り)も、現在は14分発で田原町着が54分、
改正後は12分発で57分着であるからやはり余裕をもたせたということか。
田原町発の急行越前武生行き(上り)は現在は02分発で47分着であるが、
改正後は03分発で53分着となる。
ここで僕は?となった。
急行は上下共に5分、所要時間が伸びている。
福鉄の場合、大半が単線であるからすれ違える駅は限られている。
急行の所要時間が伸びるということは、各駅停車にも影響が出ても何らおかしくない。
ところが各駅停車の時刻は複線である軌道線の区間が少しずれる程度でほとんど変化がない。
何だか不自然だ。
数字の羅列だけ見ていてもピンとこないもので、
僕はダイヤグラムを書き起こしてみることにした。
縦軸に駅名を記入し、横軸は時間。
時刻表には出発時刻しか掲載されていないもので、正確なものは書けないが、
頭の体操くらいにはなる。
で、書いてる最中にむむむ、となった。
現在のダイヤだと、急行同士のすれ違いは神明駅で行われている。
神明駅の出発時刻は上りも下りも毎時30分だ。
ところが改正後は上り急行は浅水駅を26分発、神明駅が36分発、
下り急行は神明駅を29分発、浅水駅を36分発となっているから
神明駅ですれ違いを行わない、ということになる。
と、いうことは、神明〜浅水間ですれ違いを行える駅、
要するに急行の止まらない三十八社駅ですれ違うことになる。
浅水〜神明間の上り急行の所要時間が各駅停車と同じになっているから、
上り急行は扉を開けぬまま三十八社駅で運転停車になるということか。
PCでダイヤを書き起こし、同様の指摘をされている方もツイッターでお見受けしたから間違いないのかな、、、
2018/3.24以降のダイヤグラムのラフが完成。
— sasataku (@FUKUTECCHAN) 2018年3月19日
残り作業は到着時刻と通過時刻の調査・入力です。
今回のダイヤ改正で気づいたことは、直急等の急行は神明交換から三十八社交換になったこと。
通過駅を営業停車にしちゃったよ~。
コレはどうなんだろう??? pic.twitter.com/LZxsBXMv6o
この方も述べられているが「これはどうなんだろう???」という気がする。
こんなダイヤにしたのも何らかの意味があると思われ、
(今も上りが遅れると三十八社ですれ違っている訳で、それを所定にしたのかな?)
3月24日以降に乗って色々感じてみたい。
ま、減便などが目立つダイヤ改正となりそうであるが、
僕が福井で健気に頑張っている鉄道会社に協力できることなんて「乗る」ことだけである。
用事がなければ用事を作ればいい。
そんな訳で今日も鯖江に昼飯を食べに行くことにした。
最近の福井は朝晩の気温差にも滅入ることが多いが、
日毎の気温差にも滅入ることが多い。
先日なんて上着も不要で「あー春だ、タイヤ交換でもすっかなー」
「ダウンもクリーニングに出すか」
なんて気分であったのに、
今日は真冬の気温に逆戻りであったりする。
雪こそ降らぬが雨は冷たく、風も強く、傘なんてひとつも役にたたない。
家を出た瞬間に嫌になり、
「チキンラーメンで我慢するかな」
なんて気分にもなったが、何とかふんばって福井駅まで歩く。
越前武生行きの各駅停車に乗車。
大名町交差点を通過していると、
交差点の手前で田原町行きの青いフクラムが信号待ちをしているのが見えた。
何度か書いた話であるが、
市役所前駅のホーム配置が変わって、
ヒゲ線から出てきた越前武生行きは下り(田原町方面)のホームで出発待ちをするもので、
遅れてきた田原町行きはホームの手前でしばし待機となる。
ダイヤ改正後はこの流れが所定となる、ようだ。(多分)
今回は西山公園を歩くつもりだったもので、
西山公園駅で下車。
いつも西山公園に向かう時は水落駅で下車して、忠霊塔から登っていたのだが、
poptripさんの12月中頃の記事ではまだ通行止めだったようであるので、
一駅先まで来た次第。
春を過ぎれば平日でも親子連れなどで賑わう西山公園も、
この日は静まり返っていた。
雨こそやんでいたが、とにかく寒い。
公園の管理をしている方がチェーンソーでも使っているのか、
乾いたエンジン音が寒空に響き渡っている。
祈りの道を過ぎて長泉寺山の山頂へ。
カタクリの小径、こと忠霊塔への道はやはり閉鎖されたままだった。
そして、すっかり体力がなくなっていることを痛感。
それなりに毎日歩いているつもりでるンだけどなあ、、、(涙)
散策路を下って動物園へ。
僕は基本的に動物をカワイイとは思わない(むしろ苦手な)人間であるけれど、
ここのレッサーパンダはカワイイと思う。
いつも賑やかなテナガザルくんも、
客がいないと張り合いがないのか、随分とおとなしい。
何だか拍子抜けだなあ、なんて想いで見ていたら、
そのうち元気に暴れだしてくれた(笑)
ぼちぼちいい感じで腹が減ってきた。
今日目指すお店は決めていた。
鯖江で名古屋メシを食べさせてくれる「なごや」さんである。
今日は「海老フライ」と「からあげ」が一緒になった
「欲張りセット」を注文するつもりでいた。
朝から「海老フライ」と「からあげ」が頭の中をぐるぐる周り続けていたのだ。
ところが嚮陽会館の前から眺めてみると、
お店にのれんがかかっていない。
うーむ、休みであろうか。
予定変更して自転車でも借りてマーシンさんに行くか、
でも自転車は寒いな、雨も降りそうだし、、、
としばし悩んでいたら、中からご主人が現れてのれんをかけた。
初志貫徹で「欲張りセット」(1250円)を注文。
ほどなく「欲張りセット」が配された。
こうして見てみると、「なごや」さんは味噌汁が左上の大阪スタイルってことかな(笑)
まずは海老フライをがぶり。
あー、うめー、シアワセだー、、、
やっぱフライの王者は海老フライよな、
何本でも食せそうな気がするぞ。
続いてからあげをがぶり。
福井のからあげは大きめで身が柔らかいお店が多いのだけど、
「なごや」さんのからあげは若干小ぶり。
噛みごたえも十分で、からあげを食べているというよりは
「鶏肉を食べている」そんな気にさせられる。
今日もしっかり腹を満たされました。
ごちそうさまでした。
「なごや」さんを後にして西鯖江駅へ。
西鯖江駅は福鉄では数少ない有人駅の一つであるが、
今度のダイヤ改正から日中は駅員不在となるとのこと。
そこそこ利用客もいるだけに、運転士さんの負担にならなければよいのだけど。
ホームに現れたのはフクラムの三男坊だった。
ずいぶんご無沙汰しているような気がするが、
元気そうで何よりである。
腹も満たされ、うとうとしているうちに市役所前駅に到着。
この駅も今度のダイヤ改正で「福井城址大名町」に変わるもので、
「市役所前駅」としては今回で見納めかな。
ちょっと寂しくもなったりする。
何だかんだいってもはや3月も終盤、もうすぐ4月。
にも関わらず、この寒空の下ではさっぱり春が来る気がしない。
僕は鼻水をすすりつつ、ダウンジャケットに首を埋め、
冷たい風に吹かれながら家へと帰った。