北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

京福・観光周遊バス「さくら号」

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福井市内を派手なラッピングバスが走っているな、

と気づいてはいたがロクに調べもせず、

というか帰宅したら忘れていた今日この頃。

 

たまらま京福バスのサイトを見ていたら、

このラッピングが「エヴァンゲリオン」なるアニメのもので、

さらに観光周遊バス「さくら号」であることに気づく。

 

北陸新幹線が開業した3月14日から4月30日までの運行で、

市内の桜の名所をまわるらしい。

1乗車は200円、さらに一日フリーパスもあり500円、

市内5施設の無料入館券もつくと言う。

 

週末にかけて天気予報はすぐれない。

福井の桜も今が見納めかもしれな、

そう考えて福井の駅前に向かった。

 

 

 

バスの中でも購入できる、とのことであったが

時間があったので窓口で購入。

結果的にこれは正解だった。

 

「乗り場はそちらの3番になります」

と言われ「え、こっち(東口)なんですか?」

と思わず聞き返してしまう。

 

と、いうのも福井の路線バスはほぼ駅の西側から出る。

東側は高速バスや空港連絡バス、

特急バスなどに限られているもので、

私はハナから西側に行くつもりでいたのだ。

 

危ない、危ない。

バス停が分からずさまようところだった(笑)

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乗り場にはすでに大勢の客が列をなしていた。

9時55分、1・2番乗り場から

永平寺行き、小松空港行きが出発して行くと、

見覚えのある派手なバスがやってきた。

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平日の朝にも関わらず、

車内はすし詰めの状態だった。

ただ、うち15人くらいは同一グループのようだ。

言葉の感じでは福井の方ではないだろう。

よくぞこんなバスがあることを知っていたな、

と感心してしまう。

 

福井で2度目の春を迎える私ですら、

存在を知ったのは今朝なのに(笑)

 

窓口でもらった時刻表を見る。

福井駅東口を出たバスは、

足羽山〜愛宕坂〜片町〜郷土歴史博物館〜福井城址などを経由して

再び福井駅東口へ戻る。

 

この一方通行なのだが、

一周の所要時間は31分となっている。

それで福井駅で時間調整があるもので、

ダイヤは35分毎なのだ。

 

福井駅では10時00発から18時10分発まで。

 

なかなか微妙に分かりにくい(笑)

 

わざわざ東口まで来ずに

西口のバス停を使っていれば、

25分程度で一周して30分毎の運行も可能なような気がするが、

素人では思いつかない「何か」があるのだろう。

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細道を登ったバスは足羽山に到着。

大勢の客と共に私も下りる。

「バスは35分毎ですがかなり遅れる場合もございます」

「5分、10分、遅れる場合もございます」

運転士さんがそう声をかけている。

 

せっかく入館券がついているので、

福井市自然博物館を訪ねてみた。

展望台から福井の街を眺める。

とりたてて特徴がある訳ではない。

町並みはすぐに途切れ、田んぼが広がる。

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うまくは言えないけど、

福井は暮らしやすい、

その意味が分かるような気がする。

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足羽神社でしだれ桜を眺めて、

愛宕坂を下った。

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橘曙覧記念文学館と愛宕坂茶道美術館を見学。 

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茶道美術館では200円で

抹茶のサービスがあるとのことで頂いてみた。

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よくよく考えたら抹茶を頂くなど

生まれてはじめての経験である。

器の持ち方すら分からない。

 

さて、愛宕坂バス停へ。

時刻表に合わせて動けばいいだけの話だが、

ちょうどバスは出たところのようだ。

何だか腹が減ってきた。

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結局ぶらぶら歩いたら福井の駅前に出てしまう。

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久しぶりだし、と県庁で450円の定食を食べた。

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県庁からは歩いて養浩館庭園へ向かった。

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さらに郷土歴史博物館へ。

ここではエヴァンゲリオンの特別展をやっていたが、

私はエヴァンゲリオンが分からない(笑)

常設展だけちょろりと覗く。

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これでフリーきっぷについていた5施設は

全てまわったことになる。

 

単純にひとつひとつの入館料をあげてみる。

 

自然史博物館・・・100円

橘曙覧記念文学館・・・100円

愛宕坂茶道美術館・・・100円

福井市郷土歴史博物館・・・210円(一般展示のみ)

養浩館庭園・・・210円

 

これで周遊バスにフリーで乗れて500円とは

随分オトクなきっぷであるような気がする。

 

ただ、足早に見すぎて、

さらに時間が合わなかったこともあり、

私はバスに一度乗っただけだ。

何だか悔しい(笑)

 

私は郷土歴史博物館のバス停から「さくら号」に乗り、

再び足羽山に向かった。 

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私は初めて知ったが、

足羽山には多くの茶屋があり、

昼間からいい感じで酔っ払っている方が多数いた。

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この日は夕方から所用があり、

私は残念ながら飲めなかった。

 

誘惑に負けないうちに、

逃げるように山を降りた。