北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

宇奈月温泉と富山地鉄本線・東三日市駅前のラーメン&ミニチャーハン

富山に来てから「青春18きっぷ、何やそれ?」

になってしまったけれど(涙)

かねてから楽しみにしていたきっぷが今年も発売された。

 

富山地鉄の「年末年始ふりーきっぷ」なるもので、

地鉄のサイトの紹介文によると

「電車・市内電車・バス全線(高速バス、季節運行バス、臨時バスなど特殊路線及びコミュニティバスを除く)が乗り放題です。
利用期間は12月20日~1月9日の21日間で、お客様が任意に選択する連続した7日間にご利用頂けます。」

とのこと。

7日間連続で利用可、で2500円なのだ。

 

ちなみに地鉄電鉄富山宇奈月温泉の所定運賃は1840円なもので、

宇奈月を往復するだけで楽勝で元がとれてしまう。

さらに地鉄の「路線バス」が乗り放題になるのはこのきっぷだけだ。

このきっぷが今年も発売されることを期待して、

これまで地鉄の利用を控えてきた、というのが正直なところ(笑)

 

せっかくなので宇奈月温泉に風呂でも入りに行こうと思ったら、

珍しく相方も一緒に行くと言い出した。

断る理由もないもので、一緒に宇奈月に行くことになった。

 

 

 

f:id:fukuitabi:20181231191259j:plain

 

「年末寒波」「年末寒波」と耳にタコができるほど聞いていたけど、

思いのほか雪も少なくてホッとする年末の朝。

「そんで宇奈月までどれくらい(時間)かかるん」と相方が言い、

「1時間40分」と普通に答えたら

「え???」と絶句している。

ま、知らないというのはそんなもんだろう(笑)

 

f:id:fukuitabi:20181231191402j:plain

 

トイレもない車両に1時間40分も乗るのは自分も抵抗があるもので、

先発の上市行きに乗車して、上市で一服、

宇奈月温泉行きに乗り継ぐことにした。

 

f:id:fukuitabi:20181231191433j:plain

f:id:fukuitabi:20181231191453j:plain

 

上市までの所要時間は25分。

駅前にはずいぶんレトロなバスがとまっていた。

ナンバーがついているから現役なんだろうけど、

どこの路線に使っているんだろうか。

 

f:id:fukuitabi:20181231191514j:plain

 

駅前のコンビニでコーヒー買って、

待合室に入ったのだけど、

駅の待合室にはあまりふさわしくないような本が並んでいるなあ、

と、ぼんやり思う。

 

f:id:fukuitabi:20181231191544j:plain

f:id:fukuitabi:20181231191604j:plain

f:id:fukuitabi:20181231191626j:plain

 

電車は淡々と雪の中を走り続ける。

黒部の市街地から山沿いに入っていくと、

目に見えて雪の量が多くなった。

 

f:id:fukuitabi:20181231191652j:plain

 

宇奈月温泉駅手前の車窓って、

立山駅手前の車窓と似てるよなあ、とも思う。

宇奈月温泉駅に到着。

時々車では来ているけど、電車で来たのは5年ぶりといったところか。

 

f:id:fukuitabi:20181231191721j:plain

f:id:fukuitabi:20181231191801j:plain

 

宇奈月温泉の総湯といっていい存在の

「湯めどころ宇奈月」へ。

入湯料金は500円。

施設そのものはまだ新しく、浴槽は熱めの湯で満たされていた。

 

f:id:fukuitabi:20181231191828j:plain

 

 

 

思い出話、でもないけれど、

今から20年ほど前の春先、

黒部峡谷鉄道の開通前の作業に来たことがあり、

宇奈月の土木会社の寮にしばらく滞在させてもらったことがあった。

 

寮の食堂に行くと、ザルの中に今はなき「温泉会館」の入浴券がおいてあり、

仕事が終わると入浴券をもらって毎日温泉会館に通っていたのだけど、

何せ恐ろしく熱い湯で、滞在中、僕は一度も浴槽につかることができなかった(笑)

 

それがトラウマとなってしばらく宇奈月温泉を避けていた時期があったのだが

「湯めどころ宇奈月」はちゃんと入れましたww

 

ただ、雪で濡れた足湯は入りようがないような気がするのですが。。。

 

f:id:fukuitabi:20181231191900j:plain

 

昼食は以前から気になっていたけど、

未だ訪問したことがなかったお店を目指すことにして、

再び地鉄の電車に乗車。

 

f:id:fukuitabi:20181231191951j:plain

 

かつて西武で活躍していた車両で、

相方は「初めて見た」という栓抜きに興味津々であったりする。

 

f:id:fukuitabi:20181231192038j:plain

 

さらに相方が「快適やなあ、このまま富山に帰りたいなあ」などと言い出し、

それもいいかな、なんて思ったが、

昼飯が遅くなるぞと言い聞かせ、東三日市で下車。

 

f:id:fukuitabi:20181231192110j:plain

 

かつては特急も停車した主要駅であったけど、

今はその座を新黒部駅に譲った。

 

f:id:fukuitabi:20181231192141j:plain

 

目指すお店「女川食堂」はまさに駅前にある。

年末の休業を心配していたけど、

のれんがかかっていて一安心。

 

f:id:fukuitabi:20181231192705j:plain

 

僕らが入店した段階で先客はゼロであったのだけど、

なぜか僕らの後に次々とお客さんが入ってきて、

狭い店内はまたたく間に席が埋まった。

ラーメンと半チャーハンのセットを注文。

 

f:id:fukuitabi:20181231192748j:plain

 

ほどなく配されたチャーハンには福神漬けが添えられていた。

具は卵と焼豚とネギ、そして煮た椎茸が入っている。

味付けはシンプル、かつ美味い。

 

続けて配されたラーメンもまた非常にシンプルなものだけど、

これがしみじみ美味い。

相方も「こんな味が一番ホッとする」と言った。

 

f:id:fukuitabi:20181231192824j:plain

 

他のお客さんの大半は「おにぎり」と「ラーメン」のセットを注文していた。

おにぎりは富山らしい「とろろ昆布」をまとったもので、

かつ大きい。

この組み合わせは富山ならでは、かつ鉄板だなあとも思う。

ごちそうさまでした。またお邪魔します。

 

f:id:fukuitabi:20181231192908j:plain

 

東三日市駅でボーっと待つのも物足りなかったので、

食後の運動も兼ねて電鉄黒部駅まで歩き、

電鉄富山行きの電車に乗ることにした。

 

f:id:fukuitabi:20181231192939j:plain

 

改めてみると、

ホームの先端部だけが大きな屋根に覆われていて、

何だか不思議な構造の駅であるような気がする。

 

f:id:fukuitabi:20181231193010j:plain

 

富山に帰って来たのは15時すぎ。

個人的には2500円のきっぷの元もとれて大満足であったりするが、

相方は「あと3回は宇奈月に行かなくちゃ」と言った。

「・・・」

 

f:id:fukuitabi:20181231193133j:plain

 

 

 

何とかかんとか平成30年中に最後の更新をしたかったのですが、

ぎりぎり間に合いました(笑)

 

今年も「北陸徘徊人」をご覧頂きまして、

本当にありがとうございました。

来年もぼちぼちと更新を続けていきますので、

お付き合いいただければ幸いです。

 

四ツ葉来