日曜に高崎に行くことになった。
久々の1人旅である。
二十年来の付き合いがある友人を訪ねる予定だ。
で、
いくらかかるのか恐ろしくて、
今まで調べずにいたが、
いい加減に現実を見る必要がある。
時刻表を開く気にもなれず、
スマホで確認すれば自由席で13,130円なんていう数字が出てきた。
往復26,000円ちょいである。
今回は1人で1泊してくるだけなのだが、
なかなかいい金額といえないか。
東海道新幹線経由で東京往復すれば、
割引きっぷもあるもので26,000円出せばお釣りが来る。
北陸新幹線で高崎を往復するよりよっぽど距離があるのだが、
悔しいことにそうなっている。
なら全区間「はくたか」にすれば、
今度は福井発の「ダイナスター」が金沢で接続しておらず、
もう何もかも散々というか馬鹿馬鹿しい気分になってきた。
例えば6時に福井を出るダイナスター1号に乗れば、
金沢を7時に出るかがやき502号に接続して、
東京に9時32分に着く。
ところが100キロ以上手前にある高崎の場合、
金沢を7時22分に出発するほぼ各駅停車「はくたか554号」の接続となり、
高崎到着は9時47分なのだ。
と、なれば福井を6時50分に出るダイナスター3号から、
かがやき504号、長野で「はくたか554号」に乗り継いでも同じとなるが、
わざわざ乗り継ぐのもバカバカしい。
時刻表を見れば見るほど
妙なダイヤを組んでいるもんだと関心する。
そもそも何で「かがやき」は高崎を通過するのだろう。
あくまで「北陸新幹線」の速達列車ということか。
線路がつながればつながるほど、
近くの県が遠くなる。
ああ恐ろしき北陸新幹線。
出来た以上は乗るけれど(笑)
微力ながらでも売上には協力しよう。
悶々としていたら相方が起きてきた。
この日は福井市のプレミアム商品券の発売日であるとのこと。
家の中を片付けてさあ出かけようと思ったら、
相方の同僚から「アピタの店内一周する行列」なんていうメールが入る。
近所のショッピングセンターを覗いてみたら、
行列が建物の外まで伸びている。
こんなときはおとなしく風呂にでも行くに限る。
先週怪しげなマラソン大会で行けなかった、
丸岡にある「霞の郷温泉」にリベンジすることにした。
予想外に立派な建物である。
入浴料金は500円。
浴室に入るとこれまたたまげるほどに広く、
近所のじいちゃんたちで大賑わいであった。
写真の通りで実に快適なのだが、
構造的な問題なのか、
爺ちゃんたちが流さないだけなのか、
洗い場がやたらと「泡」だらけだ。
露天風呂入り口の「段差」も気になった。
これだけ爺ちゃんだらけなのに、
大丈夫なんだろうかと余計な心配をしたりする。
ただ、露天風呂には「あじさい」も咲いており、
なかなか優雅な気分にはなれた。
帰宅して再び高崎に行く手段を考える。
相方が「飛行機も意外と安いね」なんて言うから
調べてもらったら羽田〜小松なんて1万3000円ちょいである。
ダイジョーブか、北陸新幹線(笑)
つーか、本当に今は福井県、チャンスではないか。
あえて「福井県へは飛行機でどうぞ!」なんて
キャンペーンをやってやればいかがなものか。
小松空港なんて金沢に出るのも、
福井に出るのも似たような時間がかかる。
さらに成田・札幌・仙台・福岡・那覇なんていう便もある。
国際空港だからソウル・台湾・上海便もある。
あー、もったいない(笑)
で、僕も飛行機の利用も真剣に考えたが、
結局また「一周乗車券」にすることにした。
東京で今回は寄ってみたい所もある。
さらに
高崎〜東京を在来線で行けば、
単に北陸新幹線を往復するより「安い」のだ。
納得できないがそうなっている。
ネットを見ていた相方が、
「西武ならまだ残ってる」なんて言う。
プレミアム商品券をまだ諦めていなかったのだ。
そんなもので駅前に付き合うことにした。
商店街の中を、
ドイツ製の電車が走って行く。
ああ、いい光景だと思う。
こんな電車が1両あるだけで、
福井の街がとても素敵な街に見えてくる。
そして、
プレミアム商品券を求める行列は、
福井西武の外周をほぼ一周していた。
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