北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

あいの風とやま鉄道・黒部駅、魚津駅周辺徘徊

つい先日まで口を開けば「暑い、暑い」と繰り返していたような気がするが、

急激に寒くなってきたもので

我が家では早くもコタツの世話になることに。

 

やっぱり足元があったかいって本当にシアワセなことよなー、

と、すでにコタツから抜け出させない状況になりつつある。

 

このブログの更新が滞った時は、

タツでうだうだ酒飲んでやがる、

と思っていただいで間違いないかもしれません(笑)

 

 

 

とりあえず天気はいまいちだけど、

気温だけは上がってきたので、

飯食って風呂くらいは入ってこよう。

 

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あいの風とやま鉄道の電車は黒部駅に到着。

富山の天気はいまいちだったけれど、

黒部は青空が広がっており、いい気分。

 

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黒部市中心市街地は地鉄電鉄黒部駅東三日市駅周辺らしく、

あいの風とやま鉄道の黒部駅からは若干離れている。

そんなもので中心部目指して東へ歩く。

 

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電鉄黒部駅のすぐ近くに2016年10月15日まで銭湯があったそうだ。

該当の住所を訪ねてみたら(間違ってなければ)更地になっていた。

 

この銭湯を紹介しているサイトによると、

この周辺にはかつて5件の銭湯があったという。

そして、黒部市全体で見てもこちらが最後の銭湯だったらしい。

 

www.kurobehan.com

 

間違いなく言えるのは

僕が以前富山に住んでいた2013年頃には

それなりの数の銭湯が県内各地に残っていた、ということか。

福井も石川もだけど、ここ数年で激減している、

そんな印象がある。

 

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さて、今回目指したのは黒部市役所近くにあるラーメン屋さんだった。

実はつい先日もまもなく解体が始まる黒部市役所旧庁舎の見学会があるとのことで

黒部を訪れていて、その時に見かけたお店だった。

しかしながらのれんは出ていない。

 

まだ営業時間ではないのか、

それとも定休日なのか。

しばし周辺をうろついて様子を見たがさっぱり開く気配がない。

うーむ、どうするか、、、、

 

ただ、それほど電車の本数がある訳でもないので、

考えてばかりいてもどうしようもない、といえた。

黒部まで足を伸ばしておきながら当初の目的が達せられないのは

いささか残念な気もするが、

こんなこともあろうかと第2の選択肢は用意してある。

 

そんな訳で黒部市役所へ。

こちらの食堂ではかつて生地で営業していた食堂のラーメンを

再現しているらしい。

 

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現在の黒部市役所の庁舎は平成27年に竣工したもので、

何とも今どきな雰囲気が漂うモダンな印象。

食堂は2階にあった。

 

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外から見るとまったくもって「食堂」らしくなかったもので、

素通りして「あれ、どこだ?」とオロオロしてたのは内緒です、、、

 

食券を購入して呼ばれるのを待つ。

見ていると、弁当片手にあらわれて麺類を注文している方も多々いる。

 

と、いうか、公共施設の食堂なんて、

こういったのが本来の姿であろう。

メニューを見れば(小)が充実しているのも、

弁当持参の方の需要を満たしているのかもしれない。

 

あえて言わぬがどこぞの市の図書館も

かつては似たような光景は見られたのになあ、と思う。

 

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で、呼ばれて受け取ったのがこのラーメン。

まったくチープな感じがしない、

ガチなラーメン、てな感じ。

そんでもってスープも麺も「お、めちゃくちゃ好きな味!」てな感じか。

 

こういった市役所の食堂で閉店した食堂の味を再現するっていうのも

なかなかおもしろい試みだと思うし、

ガパオ風ライスなど気になるメニューも多々ある。

平日限定なのでなかなか気楽にはこれぬがぜひ再訪してみたい。

ごちそうさまでした。

 

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ちなみに、当初めざしたラーメン屋さん、

その後ちゃんとのれんがかかってました(笑)

 

で、先程の新庁舎に対してこちらがかつての黒部市役所。

 

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この日は既に解体作業が始まっていたが、

以下は先日開催された旧庁舎の見学会の時のもの。

 

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この旧庁舎は昭和26年に竣工したもの。

何より「重厚」って言葉が似合う。

 

僕が旧庁舎の存在を知ったのは、

今年の年頭にハマってみていた「連続殺人鬼カエル男」なるドラマの

ロケで使われていた、ということで、

ここで工藤阿須加さんや鶴見辰吾さんが撮影していたのか、

なんて思えばなかなか感慨深いものもあったりした。

 

残していればいろいろロケなどにも活用できそうだけど、

そうもいかない大人の事情があるのだろう。

 

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旧庁舎を後にして東三日市駅前にあった、

以前訪れた食堂の様子を見に行ってみた。

僕が前回訪れたのは2018年の年末。

 

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hokuhai.hatenadiary.jp

ネットの情報から推測すると2019年の10月あたりに閉店していたようだ。

僕が訪ねた時は宇奈月温泉の帰り道で、

乗ったのが「レッドアロー」だったもので、

このまま富山まで乗って帰ろうとも思ったが、

途中下車して立ち寄って正解だったなあ。。。

 

で、歩き疲れたもので、

東三日市から風呂に入るつもりの魚津まで地鉄を利用してもいいかな、

と思ったのだけど、、、、

 

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本当に、本当にごめんなさい、地鉄さん。

ケチな僕にはどうしても黒部から魚津までの移動に

420円はどうしても出せませんでした。

 

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てなもんであいの風とやま鉄道の黒部駅から魚津駅へ移動。

運賃は230円。

 

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この駅に降り立つと、僕はほほぼほ右側(南)へ進むのだけど、

今回は左側(北)へ。

 

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歩いていると、

「こちらは、魚津市役所です。本日、11時45分ごろ、○○にて、クマの目撃情報がありました。不要不急の外出はお控えください」

みたいな放送が聞こえてきた。

その地がどこなのか自分にはわからぬが、

必然的に足早にはなる。

 

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今回お邪魔したのは「辻わくわくランド」さん。

いわゆる「銭湯」ではなく「スーパー銭湯」と呼べばいいのか。

湯銭は500円。

(後から知ったがJAF会員割引あって一般的な銭湯より安くなるようだ)

 

tuji-waku.com

 

HPにもあるように、こちらには多彩な浴槽があるのだけど、

一番気に入ったのが「スピンドルジェットバス」なるもの。

背中とふくらはぎのコリが解きほぐされていくのが実感できる。

 

うー、極楽じゃ、極楽じゃ♪

 

脱衣場に戻ると、おっちゃん2人がわりときつい口調で何やら話していた。

別に聞き耳をたてるつもりもなかったけれど、

2人して新幹線のことをボロカス言っているのは分かった(笑)

 

そりゃそうだよな、

以前は1往復だけとはいえサンダーバードも乗り入れていたし

金沢まで特急が毎時走ってたんだよな、

それがみんななくなったのだ、などと頷きつつ、

服を着て帰りの電車の時刻を調べようと、

あいの風とやま鉄道のポケット時刻表を開いたら、

「おい、あんちゃん」

とおっちゃんの1人が言う。

 

びくっとして振り返ると、

「あんちゃん時刻表みとんか、富山は電車少ないから気をつけや」

(うまく富山弁で表現できない)

みたいなことをにんまり笑って言った。

 

僕は普段から関西弁をしゃでべってるので

「あ、関西の方ですか」みたいなことを言われるのは日常茶飯事であるが、

一言も発していないにも関わらず、このおっちゃんは、

僕のことを富山県の人間ではないと見抜いたということか。

 

ま、実際に南国系の、

富山にはあまりいない類の顔である自覚はあるけれど(笑)

 

18歳の時から富山に住んでいることは伏せて

「おおきに、お先です」と僕は言って脱衣場を後にした。

 

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富山に帰って

駅で何となく電車を眺めていたら

「新快速」の幕が現れた。

 この幕、実際に使ってほしいなあ(笑)

 

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この後スーパーに立ち寄り、

10月から安くなったビールを買い求め、

タツに入ってプシュリ。

やっぱビールって美味いなあ、、、、

そしてコタツがあるってシアワセだなあ、、、