北陸徘徊人

福井・石川・富山を中心にゆるーい旅を満喫中

タイガーエア台湾・関空発高雄行きの機内にて

11時30分、

タイガーエア台湾・IT285便高雄空港行きは

関西空港のエプロンを静かに動き出した。

高雄までの所要時間は約3時間30分。

 

タイガーエア台湾はシンガポール航空系のLCCであるタイガーエアと

台湾のチャイナエアラインが2014年に設立したLCCで、

日本へは2015年の4月に台北成田線が就航。

 

その後関空那覇にも乗り入れを果たし、

12月には羽田、2016年1月には福岡、中部線も開設されるなど

着々と日本路線が拡大されている。

 

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http://www.tigerair.com/jp/ja/

 

今回利用するのは7月に関空台北線と同時に開設された

関空高雄線で使用機材はエアバスA320

座席は180席、とのこと。

 

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http://www.tigerairtw.com/

 

LCCについて報道や、

様々な方のブログ記事を読んでいるとまず出てくるのが

「狭い」の文字である。

果たしてどれほどまでに狭いのか、

非常に興味があった。

 

福井に住んでいると

LCCの安さは魅力的であるものの、

時間的にもどうしても利用し辛い。

 

例えば日本のLCCであるピーチで関空台北線を見てみると、

2015年12月現在、

関空発は7時05分、16時05分、20時45分の3便が設定されていた。

この中でもっとも「安い」のは関空発が7時05分の便で、

あとの2便は倍近い値段となっている。

 

だが福井からだと出発2時間前の5時に関空に着く手段はない。

前泊すれば「安い」メリットは吹っ飛び、

うーむ、どうするかと悩んだ挙句、

結局のところ関空を13時台に出発する復興航空を利用していた。

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今回ようやくLCCに乗る機会に恵まれたのは

年末で他に選択肢がなかったのが本当のところで、

さらに高雄行きにしたのは

年末年始に台北で3泊4日過ごすのと

高雄で3泊4日過ごす金額を考えた時、

高雄だと半額程度ですむことが分かったからだ。

ドケチ生活実践者としてはただただありがたい話である。

また、台北行きと比べて関空発の時刻が良いのも魅力だった。

 

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 ▷http://www.tigerairtw.com/

 

以下、素直な感想。

ちなみに僕は海外旅行に慣れている訳でもないし、

飛行機に関する知識も皆無であるから

あくまで素人目線の感想なのであしからず。

 

まずは使用するターミナル。

関空には第一と第二、2つのターミナルがあるもので、

LCCはてっきり第二ターミナルを使うと思い込んでいたが、

タイガーエア台湾は第一ターミナルの利用だった。

どうやら第二ターミナルは(今のところ)ピーチ専用であるらしい。

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機内持ち込み手荷物は

「54cm×38cm×23cmの手荷物2点、総重量は10kgまで無料」とのこと。

この機内持ち込み手荷物も全て計量され、

タグを付ける。

 

預け手荷物は20キロ以下が2800円。

これはあくまで前もって予約時の値段であり、

当日、空港でオーバーしているととんでもない加算料金をとられるそうな。

実際、隣でチェックインしていた方が「crazy!!」とわめいていた(笑)

 

搭乗も普通にボーディングブリッジを使用していた。

何となく飛行機までてくてく歩いて

タラップを使って乗り込む様子を想像していただけにいささか残念である。

 

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機内は通路を挟んで左右両側に三人掛けのシートがずらりと並んでいた。

黒い革張りのシートに安っぽさは感じない。

席についての感想は

「思ったより狭くない」ということか。

 

無論これは僕が一般的な成人男性より

「かなり」小柄であることが幸いしているだけで、

今回旅を共にする友人夫婦の旦那の方は

若干窮屈そうな表情を浮かべている。

 

中高生の頃は「チビ」であることが不幸であると信じていたが、

今となってはチビで良かったとつくづく思う。

 

あの恐ろしく天井の低い上野駅ですら

梁の下を頭を屈めること無く真直ぐ進めるし、

皿洗いのバイトをやっても腰に負担がかかることもない。

みなさんが「狭い」と言うLCCの座席すら苦にならぬ。

いいことづくしである。

 

離陸してしばらくして、

機内食の提供が始まった。

LCCだと機内食は有料であるのが基本であるらしいが、

タイガーエア台湾の場合、

コンボという座席指定ができるオプションをつければ、

機内食まで自動的についてくる。

 

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今回は4人での旅行だったもので、

座席指定を目的に約1500円のオプションをつけたのだが、

機内食まで付くとあれば随分とお得な気がした。

それも予約時点でメニューが選べるのもありがたい。

 

クルーの方が搭乗券をチェックしながら機内食を配っていく。

ざっと見た感じでは半数程度がこのサービスを利用しているように感じた。

 

流石にセットドリンクはジュースだったけど、

70台湾ドルを支払えば台湾ビールも購入できる。

 

僕は飛行機=ビールと信じているからもちろん購入。

夏に台湾に行った際、

台湾ドルがそのまま財布に入ったままだったので

それで支払った。

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70台湾ドルなら

台湾のコンビニ価格のほぼ「倍」近い価格ではあるが、

機内で飲むビールはやはり格別だ。

ちなみにこの日は朝から関空で飲んだから二本目(汗)

 

さらにこの機内食

予約時点では「無料ミール」とあったもので、

たいして期待していなかったのだが、

これがアツアツで実にウマイ。

肉なんてホロホロに柔らかく、

ぺろりと平らげてしまう。

 

これまで台湾の航空会社はチャイナ、エバー、復興と利用してきたが、

正直言ってタイガーエアの機内食が一番ウマイと感じだ。

この点、相方も同様の感想である。

 

↓行き

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↓帰り

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メニューを見れば機内で注文できる軽食もあるようで、

実際に注文されている方もいた。

日本人の方である。

はて、支払いはどうするのかと思ったら

カード払いも可であるようだ。

 

これまで国際線で免税品の販売をしているのは見たことあれど

実際に買っている方を見たことがなかったもので、

機内でカードを使っているのは何とも新鮮な光景だった。

 

ところがこのカードが使えなかったようである。

結局、このお客さんは1万円札で支払っていた。

なるほど、普通に日本円も使えるのね。

 

座席にシートモニターなどの設備はないが、

エバー航空台北〜小松線にもない。

(たまたまなかっただけか?)

 

一律エコノミークラスなんていうのも、

搭乗時に「あー、ビジネスっていいなー」とうっとりして、

自分の狭い座席を見てがっくりするなんていう現実を

感じずにすむのもありがたい。

こう考えればLCCなんていうのはつくづく平等な乗り物だと思う。

 

こんな素晴らしいものが北陸にもあれば、

国内も世界も格段に近くなるのに、

なんて思ったりもするが、

シンカンセンなどというものができたおかげで

航空会社にも見捨てられつつあるのが北陸の現状である。

何だか悲しい。

 

食事も終了した機内はまったりとした雰囲気に包まれていた。

クルーの方々はゴミ回収に免税品の販売と忙しく働いている。

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前の席の少女は、

何故かずーっと身体を乗り出して後ろを向いている。

隣に母親らしき女性がいるが、

いっさい注意しない。

 

僕はニコリと笑ってみたが、

彼女はニコリともせずじーっと見ている。

彼女が見ているのは僕らではないことに気づく。

さらに後ろだ。

 

後ろの席には日本人の男女がいて、

「もーアホちゃーうんー、やめてよー」

「えー、もー何それー、きゃはは」

と、出発時からずーっといちゃいちゃしていた。

 

まわりが静かなだけに一層その声がよく響く。

トイレに行くついでに確認したらトランプをやっていた。

狭いシートでさらに密着してラブラブである。

 

通路を挟んだ席にいた(恐らく)台湾人男性が、

2人を睨みつけていたがおかまいなしである。

以前、JR東西線の車内で見た鎖骨女を思い出した。

 

hokuhai.hatenadiary.jp

 

 

ビールを飲んで爆睡してやろうと考えていたが、

少女の視線と後ろの声が気になって結局一睡もできぬまま、

「当機は着陸態勢に入ります」なんていうアナウンスが流れ始めた。

 

口をあけて爆睡していた我が相方が目を覚ます。

ちらりと後ろを見て

「うるさくてひとつも寝れへんかった」と言う。

余計なことを言うと殴られそうな気がしたので黙っておいた。

 

IT285便は高雄空港に着陸した。

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