山小屋時代の友人を訪ねる年に一度の高崎詣で。
昨年は9月、かつ福井発だったもので青春18きっぷを利用したが、
今年は10月。
JRのサイトを見れば「秋の乗り放題パス」というきっぷがあるものの、
富山に住んでいる僕には何らメリットを感じないきっぷと化している。
「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」でお出かけください。
楽しめるのは「今のうち」です。
JRの在来線がなくなると買う気力すら失います(笑)
今回はやむを得ず北陸新幹線を利用。
富山6時37分発のはくたか552号に乗って、高崎には8時29分着。
僕が以前に富山に住んでいた時は、
富山を6時44分に出るはくたか1号に乗って、
越後湯沢着が8時41分、
接続する「とき310号」が高崎に止まらなかったもので、
9時07分発の「とき312号」まで待って、
高崎着は9時32分だった。
越後湯沢での待ち時間を考えると、さっぱり早くなった気がしない(笑)
高崎では友人の奥さんがドライバーとなって、
近隣の観光地を案内してくれるのがここ数年の恒例行事となっている。
その移動中、僕と友人はと言えば、後部座席で酒盛りをしているのも恒例行事と化している。
この日も、8時35分に友人と改札前で落ち合って、
8時40分にはビールで乾杯していた。
僕は「酒飲み」のイメージがあるかもしれませんが、
朝から飲むのは山小屋時代の友人に会う時だけです(笑)
この日は妙義神社と中ノ嶽神社を参拝。
その後、連れて行ってくれたのが碓氷峠鉄道文化むらだった。
「ライくん(僕)、鉄道好きって言ってたよね」と奥さん。
「え、そうなん」とわが友人。
奥さんの方が僕の趣味嗜好を理解してくれているようだ。
碓氷峠鉄道文化むらが開園したのは1999年4月とのこと。
僕が北陸新幹線の長野開業(1997年10月)後に横川を訪ねたときは
まだ開園していなかったから
この地を訪れたのもちょうど20年ぶりとなるのかな。。。
ちなみにこの時点で僕は缶ビールのロング缶を4本飲んでいたもので、
かなりヘロヘロになっていたww
碓氷峠周辺で活躍した車両だけではなく、
思ったより多くの車両が展示されている、それが素直な感想。
しかしながら屋外である以上仕方ないのだろうけど、
傷みが激しい車両も目立つ。
奥の方にあった189系は展示というよりは放置といった方が正しいのかな、、、
僕は「あさま」のイメージより、
長野に行く際は狙って乗車していた。
碓氷峠鉄道文化むらの魅力は何といっても入園料が大人500円と「安い」ということか。
日本全国どこにいっても特色のない車両ばかりになってしまった昨今、
子どもたちが何か鉄道の魅力を感じる施設であってほしいな、と思う。
「トロッコ列車」に乗って温泉に向かう。
運賃は片道400円。
2005年に旧信越線の線路跡を利用して運転開始したとのこと。
温泉で時間を気にせず過ごすため、
奥さんが車を回送してくれた。
EF63の力を借りながら、この線路上を走っていた。
効率が悪かった、それは確かだろう。
でも、この頃から日本の鉄道業界って「効率」ばかりを求めるようになっていった、
そんな気もする。
時代の流れ、と言えば時代の流れ、
仕方ないと言えば仕方ない話ではあるのだけど。
トロッコの終点にある「峠の湯」で久々に「峠の釜めし」を食べてから入浴。
ぬるっとした湯が何とも心地よい。
風呂上がりにビール片手に外へ出たら、
駐車場の外れにEF63が放置されているのが見えた。
EF63という機関車は25両しか製造されなかったはずだが、
碓氷峠鉄道文化むらにもかなりの台数がいたような気がするし、
軽井沢駅にもいた記憶があるし、
製造台数の割には残っているものだな、なんてことを思う。
いつか碓氷峠鉄道文化むらで運転体験にも挑戦してみたいけど、
群馬を訪れた僕はいつも酔っ払っているから運転不可だな(笑)
この日は夜まで飲み続け、
翌日も友人と高崎駅前のファミレスで朝から飲んで、
ちまちま飲みながら富山に帰った。