北陸徘徊人(元)

富山、福井、石川を中心にゆるーい旅を満喫中

JR中央本線・鶴舞駅〜名古屋駅徘徊

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JR中央本線の快速電車は鶴舞駅に到着した。

僕はこの駅に降り立つのは初めて、だったはずだけど、

ホームからの景色や駅周辺に何となく見覚えがある。

 

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しばらく駅周辺を歩いていたら、10年くらい前に

何かの資格試験を受けにきたのが鶴舞だったんだなあ、

なんてことを思い出した。

 

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何はともあれまずは昼飯と、

住宅街の一画にある食堂に入り、

きしめん定食を注文。

 

正直に書けば、若かりし頃に某所で食したきしめん

あまりいい印象を持てなかったもので、

何となくこれまで避けていたのだけど、

せっかく今愛知県に住んでいるのに、

食べていないのも何だかなあ、などとは思っていた。

 

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そんでもって食してみたら、

濃い目のツユが平たい麺によく絡み、

つるりんと喉越しもよい。

「何でわざわざ今まで避けていたのだろうか」

と思う。

(この日の帰り道、スーパーで買って帰った)

 

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満足してお店を出て数分後、

廃業した銭湯が目の前に現れた。

 

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周囲にマンションが建ち並ぶ中、

その一画だけが昭和の風情を色濃く残している。

併設のコインランドリーは最近まで営業していたのだろうか、

「休業します」の張り紙はまだ新しかった。

 

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さて、今回鶴舞を訪れた最大の目的はあいち銭湯資料館である。

愛知県のテレビ局は「お散歩」番組が充実しており、

ついつい見入ってしまうことが多々あるのだけど、

こちらは東海テレビの番組で国分太一さんが訪れていたところ。

閉店した銭湯から集めた備品などを展示しているそうな。

 

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僕は幼少期に銭湯にいった経験はなく、

利用するようになったのも20歳を過ぎてからであるが、

それでも何だか「懐かしい」と思える要素が詰まった空間だった。

 

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こういった資料館を、それこそ先程見かけたような

実際に廃業した銭湯を使ってやれば、

なんてことも思うが大人の事情でなかなかうまくいかないのかなあ、

とも思う。

 

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ちなみにこのマッサージ椅子は現役で、

先の番組で国分太一さんも座っておられました。

 

銭湯資料館を後にして西へ向かう。

で、このあたりを歩いていてよく目にするのが以下の防犯プレート。

 

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中日新聞の記事によると、

このイラストの目は本物の中警察署の署長さんをモチーフにしたものらしい。

そこいら中に掲げてあるので案外怖い。

 

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新堀川を渡って上前津へ。

こちらの防犯プレートは以前のものなのか、

わりと可愛い印象。

 

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よくよく見ると愛知県警バージョンもあるのか、

若干目玉の位置に違いがある。

 

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週末は多くの人で賑わう大須の商店街も、

平日のこの日は案外静か。

とはいえそれなりに賑やかであったりする。

 

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大須の商店街が楽しいのは様々な「香り」が入り混じっていることだろうか。

東南アジアの屋台みたいな香辛料の香りがしてきたと思ったら、

すぐ近くではみたらし団子のような甘い醤油の香りが漂っており

そんな香りに混じって衣類や雑貨の店が並んでいる。

一方で路地に入れば生活の営み、みたいなものを感じることもできる。

 

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大須観音は着々と正月準備が進んでいた。

本当に年々時間がすぎるのが早くなっていくなあ、、、、

 

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さあ、あとは銭湯に浸かって帰ろう。

大須観音から大通りを超えてさらに西へ。

今回お邪魔したのは永楽湯さん。

 

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浴室に入って手前にサウナと水風呂。

中央に長方形の浴槽があって二つに仕切られている。

さらに奥の壁に面して薬湯と電気の浴槽がある。

 

この日の名古屋市内は「超」がつくほど寒かったもので、

心底「生き返る〜」てな気分になる。

 

で、こちらで新鮮だったのが、

明らかに僕より若い客が数人いたことであろうか。

僕が銭湯に行く時間帯が平日の「早め」ということもあるのだろうけど、

今までいった銭湯の大半が、

(おそらく)僕が一番の若造であったのではなかろうか、と思う。

しかし、今回は違う。

 

これはある意味「嬉しい」光景といえた。

よくよく銭湯の問題として「経営者の高齢化」が伝えられるが、

客の側もまた、ある程度若返っていかないことには、

商売として成り立たなくなってしなう。

 

日常生活における「風呂」というのは

「一日の終わり」みたいな印象もあれど、

日中にひとっ風呂浴びれば気分転換にもなる訳で、

仕事中でも一息いれるのに喫茶店にでも入るような感覚で、

銭湯も使ってもらえたらいいのになあ、と思ったりする。

 

永楽湯さん、素敵なおじいちゃんとおばあちゃんがやっているいい湯でした。

 

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永楽湯を出てすぐの場所にあるのが洲崎神社

今年もわたわたしたが何とか年末を迎えることができそうだ。

来年も元気に過ごせるように願いを込めて参拝。

 

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傍らを流れる堀川を渡れば名古屋駅も近い、

と思っていたら案外距離があった(涙)。

 

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名鉄バスの駐車場に地鉄と北鉄のバスが並んで止まっていた。

 

名鉄の電車が名古屋駅に入る前に、

車掌さんによって違いはあるのかもしれないけれど、

「富山、金沢、福井方面の高速バス、市営地下鉄、近鉄線、JR線、あおなみ線はお乗り換えです」

みたいな放送が流れるもんで

いつも「何かいいなあ」なんて思ってる自分がいる。

 

次はいつ北陸に行けるやら。

 

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名古屋駅に到着して帰路についた。

 

そうそう、

この時のナナちゃんはクリスマス前でゴージャスな衣装だったけど、

この後、お正月に向け鏡餅になったそうです(笑)

 

どうぞみなさまも良いお年をお迎えください。

 

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